コインランドリーでの布団の洗い方や乾燥機の使い方

布団を洗う際は大きな洗濯機が必要なので、コインランドリーで洗う人もいらっしゃると思います。
そこで、コインランドリーでの布団の洗い方、ダニ対策での丸洗い方法、洗濯機や乾燥機の使い方と注意点をクリーニングのプロが解説します。
コインランドリーで洗える布団の素材
基本的には洗濯表示やコインランドリーの注意書きを最優先で見て下さい。ここでは、一般的に洗える事が多い素材、洗えない事が多い素材を紹介します。
■洗える素材
羽毛、ポリエステル等の化学繊維、毛布、タオルケット、こたつ布団など。
■洗えない素材
綿(真綿)、ウール、シルク、ウレタンなどの低反発素材。
和布団を使っていらっしゃる家庭も多いと思いますが、洋布団と違い洗濯機で洗うと中綿が偏ってしまうので注意が必要です。洗えない素材の場合はクリーニング業者に相談して下さい。
コインランドリーで布団の洗濯乾燥機に掛かる料金と時間

布団の洗濯にコインランドリーを使用した場合の料金と時間の目安をご紹介します。(洗濯物の容量によって料金は異なるので、注意が必要です。)
■洗濯(洗いからすすぎまで)の場合
毛布1枚と羽毛布団1枚程度(重さ約10㎏):時間:約30~40分、料金:500~600円程度。
毛布2枚と羽毛布団2枚程度(重さ約16㎏):時間:約30~40分、料金:700~900円程度。
■乾燥機を使う場合
毛布1枚と羽毛布団1枚程度(重さ約10㎏):約30~40分、サイズ小(14Kgの乾燥機)8分で約100円。
毛布2枚と羽毛布団2枚程度(重さ約16㎏):約40~50分、サイズ大(25kgの乾燥機)6分で約100円。
大きさや質などによって大きく違ってくるので、大まかな目安としては、毛布1枚を洗濯し乾燥させるまで最短で約1時間程度、布団1枚を選択し乾燥させるまでは最短で1時間半程度はみておきましょう。
洗濯機や乾燥機にパンパンに詰め込むと綺麗に洗えない、乾燥できない原因になるので、必ず容量の目安を守る様にして下さい。
お金がもったいないからと詰め込み過ぎると本末転倒な事になりかねません。容量を守って、入らない分は他の洗濯機や乾燥機を並行して使いましょう。
コインランドリーで布団を洗う際の注意点

布団の運ぶ方法を用意する
持ち帰る際に汚れが付いてしまわない様に、布団が入る大きめのランドリーバックが必要です。コインランドリーが自宅の近くにあるなら歩いて持って行けますが、布団は大きく重いので距離がある場合は車が必要です。
車が無い場合は費用が安く済むカーシェアリングを使っても良いと思います。行きと帰りだけの瞬間瞬間で使う場合は15分程度と考えて、相場は200円程度です。
タクシーを使う場合は、自宅からコインランドリーの距離によって料金が変わりますが、ワンメーターで行けたとしても行き帰りで1000円以上、それに加えてコインランドリー代、労力や時間が掛かる事から、クリーニングに依頼した方が良さそうです。
布団何キロまで洗えるか?
コインランドリーに設置してある洗濯機はお店によりますが、大抵は以下の大きさです。
- 小型洗濯機:容量8kg
- 中型洗濯機:容量14kg
- 大型洗濯機:容量20kg
あくまで入る量であって、布団は余裕を持ちすぎた洗濯機に入れるより、ジャストサイズくらいの洗濯機が良いです。詰め込み過ぎはいけませんが、ジャストサイズの方が型崩れなどが無く洗えます。
ネットや紐を用意しておく
キルティング加工されていない布団をコインランドリーで洗う際は、型崩れや中綿などの偏りが出ない様に、紐で縛ったりネットに入れてから洗う様にしましょう。
布団をキツクしすぎない程度にクルクルと丸めて、布団を4分割する様なイメージで3本の紐で縛るだけでOKです。結び方は自由ですが、洗濯中に解けない様にシッカリと結びましょう。
洗濯が終わって乾燥する際は、紐を外しましょう。
布団を洗濯ネットに入れる場合は、布団を三つ折りにし、キツクなり過ぎない様に端からくるくると巻いて入れてましょう。洗濯ネットにちょうど収まるように入れ、ファスナーをしっかりとファスナーカバーで隠せばOKです。
コインランドリーで布団を洗う際の洗濯機の使い方

コインランドリー、もしくは洗濯機で洗える布団の種類は以下。
- 羽毛
- ポリエステル等の化学繊維
- 毛布
- タオルケット
- こたつ布団
先ずは必ず洗濯表示を確認し水洗い可能なのかどうかを確認して下さい。上記の素材でも水洗い不可の場合は家やコインランドリーでは洗えません。
![]() | 洗濯表示 桶に40は液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる |
![]() | 洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能 |
![]() | 洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止 |
桶のマークに×が付いていると基本的に水洗い禁止となっているので、家やコインランドリーで洗わない様にしましょう。
温度:20~30℃
湿度:60%以上
死滅:50℃以上で30分以上の乾燥か60℃の乾燥で一瞬で死滅
エサ:水分、食べこぼし、埃、カビ、髪の毛、ペットの毛、フケ、アカ、皮脂など
ダニの繁殖条件を見て分かる通り、汚れなどがダニの大量繁殖の原因の1つです。ですので根本的な対策としては、布団を干すだけではなく定期的に丸洗い(水洗い)が必要となります。
ダニを死滅させるには50℃以上で30分以上の乾燥、もしくは60度以上で一瞬で死滅とされています。通常利用だと丸洗いで洗濯した後に乾燥して完了ですが、ダニ対策も行いたいなら最初に1度乾燥機に入れましょう。
家庭用の洗剤やコインランドリーの洗剤はダニを死滅させる様な薬剤は入っていない事が大半です。生きているダニは丸洗いしても布団の奥にしがみついて生き残っているので、水洗い後に乾燥機にかけても死骸は残ってしまいます。
そうならない為に、乾燥機で1度死滅させ、次に丸洗い、最後にもう1度乾燥機をかけて乾かすと言う手順がダニ対策では正しいです。
自分で丸洗いする場合は最初に乾燥しないといけないので手間が1つ増えますが、汚れだけじゃなくダニ対策を目的とするなら、これが必要となります。
コインランドリーで布団洗濯の乾燥機の使い方

布団洗いでコインランドリーの乾燥機の手順
乾燥すると羽毛布団が膨らむので、乾燥機は大型の乾燥機で乾燥して下さい。
- 羽毛布団を入れる
- 60分ほど乾燥させる
- 乾いていない場合は再度20~30分乾燥させる
- 乾燥機のクールダウン機能(cd)を使う
- 取り出して布団に偏りがなければ完了
乾燥後はランドリー内のテーブルに広げて粗熱を取っても良いですが、テーブルが常に綺麗とは限らないので、洗濯後の布団を広げるのにはあまり使いたくないです。
洗濯乾燥機の場合は、洗濯乾燥コースで洗濯乾燥させても構いません。洗濯乾燥後に、大型の乾燥機で20~30分追加乾燥させるとふっくらと仕上がります。
また、乾燥させる際にドライヤーボールを使うと、羽毛布団を適度に叩いてくれるので、ふっくらと仕上がります。無い場合はテニスボールや靴下ボール等でも代用可能です。
布団の洗濯は労力が掛かる上に失敗も多いので、ぜひcoromoeにお任せ下さい。
布団のダニ対策でコインランドリーの乾燥機のみを利用もあり
ダニ対策の重要なポイントはダニを死滅させる事、ダニの死骸や糞を取り除く事、ダニを大量繁殖させない事です。
乾燥機をかけるだけで、ダニを死滅させ大量繁殖させないと言う2つには対応できるので、乾燥機にかけるだけもありです。
1人暮らしや共働きで昼間に布団を干せない人は、お休みの日に大きな乾燥機で湿気対策するだけで、ダニやカビの繁殖を抑えるので、丸洗いしない時でもやっておくと損はありません。
ダニの死骸や糞もアレルギー物質です。定期的に取り除くべきなので、普段は掃除機で吸える部分は吸い出し、年に2回程度は丸洗いを行いましょう。
布団のダニ対策でコインランドリーを使うおすすめ頻度

ダニ対策でコインランドリーを使う頻度は、布団の丸洗いは手間が掛かるので、最低でも年に2回、気になる人は年に4回程度で良いと思います。
湿気や汗汚れが溜まると布団の中でダニが大量繁殖するので秋~春は1回、梅雨時期~暑さが和らぐまでは2~3回と変則的に行っても良いです。
コインランドリーに持ち運ぶのだけでも大変な労力な上に、何枚もの布団を洗濯するなら車が必要になるので、そういう点から利用が難しい方は、ダニ対策を行ってくれる宅配クリーニングに依頼すると非常に楽なのでおすすめです。