プロが教えるダウンが臭い時の応急処置と取り方

ダウンジャケットの臭い
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臭いが気になっても、扱いが難しいダウンは気軽に洗うことができないので、消臭に頭を悩まされている方は多いのではないでしょうか。

臭いは自分だけでなく、周りを不快にさせてしまうこともあります。ダウンの臭いの原因を知り、正しい方法で大切なダウンの臭いを取り除きましょう。

ダウンが臭い理由や原因

ダウンが臭ってしまう原因は、羽毛に繁殖した雑菌です。

採取されたばかりの羽毛には、水鳥の血液や肉、水をはじくための油分などが付着しています。もちろん、洗浄・脱臭・殺菌等の処理が行われるのですが、この処理が丁寧に行われていないと、雑菌が繁殖して臭いを発してしまうのです。

特に低価格で取引されている羽毛は、脱臭や洗浄といった処理工程がずさんであり、さらに悪質な物であれば、はぎ取った羽毛に肉の一部がついたままダウンに入れられている物もあります。

また、採取する水鳥の種類や飼育環境、飼育期間などによっても、臭いの強さは変化します。飼育期間が短い若鳥から採取された羽毛ほど臭いが発生しやすくなると言われています。

若鳥から採れた羽軸には成長に必要な栄養組織分などが残っており、それが洗浄の際に、しっかりと抜けきることができずに、湿気が多いときなどに臭いを発してしまうためです。

空気を多く含むダウンは、空気と一緒に臭い汚れも吸着しやすい性質があるため、一般的な衣類に比べて臭いがつきやすく、汗をかいた時などは蒸れて余計に臭いがひどくなることもあります。

オフシーズンなどに通気性の悪い環境で長期保管すると、もともと持っているわずかな臭いがこもってしまうこともあります。

ダウンの臭い取りの洗濯方法

ダウンの臭い取りの洗濯方法

洗濯前に洗濯表示確認

ダウンジャケットを洗濯する前に、洗濯表示を必ず確認しましょう。

洗濯表示 桶に50は液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる桶に50は液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる
洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能桶に手は40℃を限度に手洗い可能
洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止桶に×は家庭での洗濯禁止

洗濯表示に手洗いのマークがあれば、自宅で洗濯することができます。ただし、洗濯可能なダウンジャケットでもフードについているファーは水洗いできないので、事前に取り外しておきましょう。

洗濯表示には、洗濯をする際の注意がすべて記載されていますので、ダウンの洗濯に失敗しないためにも、洗濯表示の指示を必ず守りましょう。

■ダウンの臭い取りの洗濯手順

ファスナーやボタンを閉める

ダウンのファスナーやボタンを、しっかり閉めておきます。

ぬるま湯に洗剤を溶かす

ダウンが入る大きさの容器に30℃くらいのぬるま湯を入れ、おしゃれ着用洗剤と酸素系漂白剤を適量溶かします。

洗浄液の中で押し洗い

ダウンを軽くたたみ、洗浄液の中に入れて押し洗いします。両手を使い、浮いてきたら沈めるを繰り返し、洗浄液が全体に染みこむように優しく押し洗いしましょう。

洗浄液を新しくし更に押し洗い

ダウンの空気が抜けて羽毛にしっかりと洗浄液が浸透したら、汚れた洗浄液を捨てて新しい洗浄液を作り、再び押し洗いします。

汚れが出なくなったらつけ置き

洗浄液の濁りがなくなってきたら、再び新しい洗浄液を作り、ダウンを30~1時間程浸け置きしておきましょう。

すすぎ

つけ置き後は綺麗な水と交換し、同じように押し洗いをしてすすぎます。

水の濁りや水の中の泡が消えるまで水の交換と押し洗いを繰り返し行い、洗剤成分が残らないようにしっかりすすぎましょう。

脱水

すすぎに使用した容器の水を抜き、軽く押しながらダウンの水を抜きます。絞ってしまうと、型崩れや生地を傷めてしまいますので注意しましょう。

タオルドライ

大きめのバスタオルを広げ、ダウンを挟んで水分を取ります。バスタオルが水分を含みすぎたら新しいバスタオルに交換し、できるだけダウンの水分を取り除きましょう。

平干しで乾燥

最初から吊り干しすると、中の羽毛が水分で下の方に偏ってしまい型崩れの原因になりますので、ある程度乾くまで半日ほど平干しをします。

陰干しでしっかり乾かす

半乾きになったら、直射日光が当たらない風通しの良いところで陰干しします。水分が残っていると臭いやカビの原因になるので、内部までしっかり乾燥させることが大切です。

羽毛をほぐす

完全に乾いたら、羽毛が均等になるようにふりさばいたり、軽くたたくなどして羽毛をほぐしましょう。

保温性を保つうえで重要なのが、羽毛のボリュームを損なわないことなので、中の羽毛をしっかりほぐして空気をたっぷり含ませましょう。

洗濯後のダウンが臭い原因と対処法

生乾き臭で臭い部屋干しの洗濯物

洗濯後なのにダウンが臭い原因にはいくつか考えられます。

汚れや雑菌が残っている

ダウンの洗濯は、空気を抜きながら洗剤を浸透させるように洗わなければなりません。

しかし、ダウンは空気を含んでいるので水に浮いてしまい、洗剤がうまく羽毛に行き渡らず、生地表面を洗うだけになっている場合があります。

特に洗濯機で洗う場合は要注意です。何度手で沈めてもプカプカと浮いてしまい、なかなか沈んでくれません。

しっかり洗ったつもりでも、羽毛に汚れや雑菌が残っていると臭いを発してしまいます。乾燥しているとあまり臭わなくても、水にぬれると一気に臭いが発生することがあります。

乾燥が不十分

ダウンの洗濯後に乾燥が不十分であると、臭いを発することがあります。

ダウンの乾燥にはとても時間が掛かります。表生地が乾いていても、ダウンの中まで乾ききっていないと嫌な臭いがします。

生乾きは雑菌の繁殖の原因になるため、早く乾かす工夫などし、中までしっかり乾かすことが重要です。

ダウンが臭い時の応急措置

臭い洋服

風通しの良い場所で陰干しする

臭いがついたばかりのダウンなら、風通しの良い場所で陰干しておくことである程度臭いを取ることができます。

固く絞った布で、表面をサッと拭き上げてから1日~数日間干して置くと、より効果的です。

消臭スプレーをふる

ダウンの内側に少量の消臭スプレーを吹きかけて、シミにならないかどうか確認しましょう。シミならないことが確認できたら、30cmほど離れたところからダウンの内側部分に消臭スプレーを吹き付けます。

消臭スプレーをかけた後は風通しの良いところに吊るして、しっかり乾かして下さい。

スチームアイロンの蒸気をあてる

スチームの細かい粒子が臭いを吸着させ、水分が蒸発するときに臭いの成分も一緒に取り除いてくれます。ダウンから2~3cm浮かせてスチームをたっぷりかけ、スチームをあてた後は、ハンガーにかけてしっかり乾かしましょう。

スチームアイロンがない場合、霧吹きでダウンを若干湿らせたうえで、ドライヤーの温風を当てることでも同様の効果が得られます。

スチームアイロンやドライヤーでケアするときには、ダウンに傷みや焦げがつかないよう、十分に注意をした上で行いましょう。

入浴後の浴室に吊るしておく

入浴後の蒸気が充満している浴室に、一晩吊るしておきましょう。蒸気が臭いの成分を吸着してくれるので、生地を傷めずに臭いのみを取ることができます。

翌日、しっかり乾燥させてから収納するようにしましょう。頻繁に洗濯できないダウンは、日頃からの臭い対策がなによりも大切です。

帰宅後は吊るして湿気を取る

ダウンの中の羽毛は、着用している間にたくさんの湿気を吸っています。

帰宅後すぐにクローゼットなどにしまうと、湿気がぬけず保温性の低下につながります。またカビや臭いの原因にもなりますので、外出先から帰宅したら、まずはダウンの湿気を逃がしましょう。

ダウンをハンガーにかけ、風通しの良い場所に一晩吊るしておくとよいでしょう。直射日光にあててしまうと生地が傷んでしまいますので、必ず陰干しするようにしましょう。

ブラッシングする

ダウンの表面は静電気が発生しやすく、小さなホコリなどがたくさん付着しています。ホコリは臭いを吸着するので、ダウンの着用後はブラッシングをしてホコリを取り除いておきましょう。

柔らかい豚毛や馬毛など天然素材のブラシを使用し、上から下に擦りすぎないように注意しながら行って下さい。玄関などに用意しておけば、着用後にサッとブラッシングができるので便利です。

これらを行っても無理な場合は、洗い直しする必要があります。

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