ダニがいない寄せ付けない布団素材と選び方
ダニを寄せ付けない布団にする方法と、そもそも素材の時点でダニがいない、わかないタイプはどういう素材かを紹介します。
布団のダニ対策で定期的に丸洗いしたり、頻繁に掃除機をかけたり乾燥機を使うなどで困っている場合は、布団の素材を変えてみるのも1つの手です。
ダニを寄せ付けない布団のおすすめ素材と選び方
ダニの繁殖と言う観点からだけで見た場合の布団の素材や選び方です。×がダニが繁殖しやすく、〇が繁殖しにくい素材です。
羽毛 | × |
真綿 | × |
ウール | × |
キャメル | × |
綿 | △ |
ウレタン | ○ |
樹脂 | ○ |
化学繊維 | ○ |
「動物性>植物性>化学繊維」と言った感じでダニが繁殖しやすい素材となります。
ダニを寄せ付けないという観点からはポリエステル等の化学繊維が良いですが、化学繊維にアレルギーがある人は使えないし、通気性や保温性は動物性の方が心地よいです。
そういう点を気にされないのであれば、ポリエステル素材の布団を選ぶと良いでしょう。ウレタン製は洗えないなどの欠点もあるので、ダニ予防だけじゃく、自分の希望に合うかどうか様々な観点から考えた方が良いです。
注意点としては化学繊維を使った布団にすれば完全にダニ予防できる訳じゃないという事です。寝具を清潔に保って、湿気を溜め込まない様にする事は同様に必要です。
ダニを寄せ付けない布団にするには?
温度:20~30℃
湿度:60%以上
死滅:50℃以上で30分以上の乾燥か60℃の乾燥で一瞬で死滅
エサ:水分、食べこぼし、埃、カビ、髪の毛、ペットの毛、フケ、アカ、皮脂など
繁殖条件を見て貰うと分かる様に人間が暮らす場所でダニを全ていない状態にするのは無理があります。ダニを寄せ付けない布団の状態にするには、湿気を溜めない、死滅させる、死骸や糞を取り除く、餌を溜め込まない事が大切です。
1.湿気を溜めない方法
布団を干すか乾燥機を使いましょう。
寝るだけで大量に汗をかき布団が吸い取っています。起きて直ぐに布団を整えると熱や湿気を溜め込んだままになるのでダニ対策ではNGです。
できれば起きたら布団を直ぐに整えず部屋干しで良いので布団干しスタンドなどで少々の時間でも干しましょう。1週間に2度くらいは布団乾燥機を使ったり、布団干しスタンドとエアコンや除湿器の併用でしっかり湿気取りを行いましょう。
天日干しも良いですが、10時~15時の間に干して取り込む事が出来ないと逆に湿気を取り込んでしまうので注意が必要です。
2.ダニを死滅させる
ダニは洗剤で洗濯や漂白剤に浸けても死滅しません。掃除機を使っても生きているダニはしがみつくので吸い出す事が出来ません。方法としてはダニを死滅させる薬剤を使うか、乾燥機で高温状態にする事です。
家庭で行うなら乾燥機を使う方法が妥当です。湿気取りついでに布団乾燥機で全体を50℃以上にして30分程度乾燥させれば完了します。
3.ダニの死骸や糞を取り除く
ダニの死骸や糞はシーツやカバーを取り外せば掃除機や布団クリーナーで少々は吸い出せます。1週間に1度くらいやっておけば、やらないのとは随分違うので、シーツなどを洗濯で外すついでに行う様にしましょう。
奥の方までは掃除機で吸い出せないので、手間ですが定期的に丸洗いをしましょう。丸洗いは半年に1度~2度程度で良いので、ここはクリーニングに任せると楽です。
奥の方のダニの死骸や糞、埃などを取り除こうとして布団叩きをする方がいらっしゃいますが、現代では布団叩きを行うと、ダニの死骸などを粉砕して余計に状態が悪化するし、布団を傷める事にもなるので、おすすめされていません。
4.ダニの餌を溜め込まない
ダニの繁殖条件の餌を見て分かる様にベッドや布団は餌だらけです。繁殖スピードを高めない様に、シーツやカバーは1週間に1~2回は取り換えて清潔な物にしましょう。
ダニ対策の面からは起きてからシャワーを浴びるよりも、寝る前に体も清潔にしておいた方が、シーツや布団の汚れが溜まるスピードも遅くなるのでおすすめです。
定期的にお手入れ出来るなら羽毛がおすすめ
どういう素材を選んでも洗濯したり、湿気対策は必要になるので、寝心地の良い羽毛布団がおすすめです。ダニは繁殖しやすい動物性の素材ですが、汚れを溜めず湿気対策をすれば短期間に大量繁殖する事はありません。
その上で面倒な丸洗いはクリーニングに任せれば良いです。coromoeならダニ対策に特化した専用のクリーニングを行えるので、ぜひご相談下さい。