布団や洋服の保管に絶対やるべき15個の湿気やカビ対策

衣替えで収納に保管する布団や洋服などの衣類。長期保管していると湿気の影響でカビが生えてしまう事もあります。そこで保管する時にやっておきたい効果的な湿気やカビ対策とおすすめの除湿剤(乾燥剤)を紹介します。
来シーズン取り出した時に使えない物にならない様に、しっかり湿気対策を行いましょう。
カビが生える条件と死滅する条件
先ずはどういう条件下だとカビが生えるのかを知っておきましょう。
温度:5℃~35℃前後
湿度:80%以上
栄養:食べ物、ホコリ、汚れ、人の垢や髪の毛、プラスチック、塗料や接着剤など多種
この3つの条件が重なった時にカビが生えます。人間が生活を営むスペースでは、これらの条件を満たす事が多く、収納などは特に条件にピッタリという事が多いと思います。
温度を条件外にするのは難しいので、効果的なカビ対策は湿気と栄養面から考えると良いでしょう。
カビの菌糸が死滅するのはアルコール除菌をするか、50℃以上で90秒が必要。80℃以上で30分の熱処理で菌糸以外のカビも死滅します。
カビが生えやすい状態だと、ダニや他の虫が繁殖しやすい状態でもあるので、他のリスクも増えます。
洋服や布団にカビが生えると家庭の洗濯で落とすのは難しくなるので、シッカリ対策を行っておく事をおすすめします。
布団や洋服の保管に絶対やるべき15個の湿気やカビ対策
湿気対策をしてカビ予防をする為に絶対に行って欲しい15個の対策方法を紹介します。
1.晴れた日は部屋の空気の入れ替えを行う

部屋の中に湿気が溜まった状態を減らす為に、晴れた日に窓を開け空気の入れ替えを行いましょう。湿度は夜明け前が1番高く、昼14時頃1番低いので、お昼に空気の入れ替えをするのが1番効果的です。
ベッド下などに物を置いていると空気の通りが悪くなるので、ベッドやマットレスの下は空気が通る様にしましょう。
2.定期的に収納の扉を開く

1日1回できれば良いですが、数日に1回でも良いので、クローゼットなど収納の扉を開き空気を入れ替えましょう。部屋の空気を入れ替えるだけでは、扉で遮られた収納の湿気は取れない事が多いので大切です。
3.スノコを使って空気の通り道を作る

収納の下にスノコを敷き空気の通り道を作りましょう。これをするだけでも、湿気の溜まり具合はかなり変わってきます。それでも湿気が溜まる場合は、スノコの棚を検討して見ても良いと思います。
一番下の床部分だけじゃなく、クローゼットや押し入れ内の棚になっている部分に全てにすのこを敷くと効果的です。
4.収納に詰め過ぎない

収納がパンパン状態の場合、空気の通り抜けが難しく湿気がかなり溜まりやすい状態です。空気を入れ替える為に窓や扉を開けても、湿気が逃げにくいので、詰め過ぎない様にしましょう。
収納が狭く直ぐにパンパンになってしまう場合は、必要ない物を捨てるなど断捨離するか、保管サービスを検討する事をおすすめします。
5.扇風機やサーキュレーターを使用する

湿気が溜まりやすいなら機械的に空気を循環させるのも1つの手です。部屋やクローゼットの空気が回る様に扇風機やサーキュレーターを使いましょう。
空気を循環させる時だけ窓を開け、それらを使って一気に除湿して仕舞えば時短も可能です。
エアコンは空気を循環させる上に除湿効果があるので、湿気対策にもおすすめです。扇風機やサーキュレーターない方はエアコンでOKです。
6.除湿器を使う

空気を循環させると共に除湿器を使えば湿気対策の効果は高くなります。部屋干しする場合は必ず除湿器を近くに必ず置く事をおすすめします。
部屋干しが上手く行かない人は、洗濯物を間隔を持って干した上で、サーキュレーターと除湿器を併用すれば上手く行くようになります。
7.必ず洗濯し乾燥させて仕舞う

洗濯しないまま洋服を仕舞うと、湿気に加えて汚れも付いたままです。湿気と汚れが付いている洋服はカビの大好物で、他の綺麗な洋服にまでカビが生える原因になります。
洗濯するだけではなく、必ずシッカリ乾燥させる事が大切です。洗濯し干した後は、天日干しでも熱と共に水分を含んでいる事も多いので、その後にハンガーなどにかけて衣類乾燥機や除湿器の近くで干すと更に良いでしょう。
天日干ししない場合は乾燥機で一気に乾かすのも良いでしょう。洗濯物や布団を夕方頃まで干していると湿気を含んでしまうので、お昼過ぎに取り込む様にして下さい。
スーツなど頻繁に選択できない物は、縫いで直ぐに仕舞うのではなく、一旦ハンガーなどで干して乾燥させてから仕舞うようにしましょう。そういう時にも衣類乾燥機や除湿器は役に立ちます。
布団も朝起きて直ぐに整えたりクローゼットに仕舞うと、湿気を溜め込んだままになりカビの原因になります。
布団干しスタンドなどを使って干しすか、布団乾燥機を仕舞う前に使う事をおすすめします。
8.除湿剤(乾燥剤)を使う

湿気が取りにくい場所は除湿剤を使いましょう。除湿剤は主に「塩化カルシウム」と「シリカゲル」と2種類あります。
「塩化カルシウム」タイプは除湿できる量が大きいが使い捨て、「シリカゲル」は除湿できる量は少ないが「B型シリカゲル」なら、乾燥させる事で再利用可能です。
手間が面倒な人は前者を、こまめに取り替えできる人は後者の方がおすすめです。
9.木炭を使う

木炭には除湿効果と消臭効果があるので、湿気やカビ対策におすすめです。定期的に天日干しし木炭の水分を蒸発させれば半永久的に繰り返し利用可能なので、コスト面でも良いと思います。
木材が洋服や布団に触れると色が付いてしまうので、ガーゼなどを巻いておくと安心です。
10.重曹を使う

お掃除の万能グッズとして認知度も高くなった重曹ですが、久しぶりに取り出すと固まっていたという経験をした人も多いと思います。
これは重曹が湿気を吸収して固まっており、高い除湿効果があります。木炭と同様に消臭効果もあるので、湿気やカビ対策におすすめです。
使わないグラスなどに重曹を入れ、口にガーゼを巻いてゴムで止めれば即席の除湿剤の出来上がりです。湿気を吸収して固まった重曹は捨てず、お掃除に利用して下さい。
11.新聞紙を敷く

スノコを用意できない場合は新聞紙を敷いておきましょう。新聞紙は表面がデコボコして表面積が大きいので、他の紙よりも水分を沢山吸収してくれます。タンスの底などにも敷くと湿気やカビ対策に役立ちます。
ただし、清潔じゃない場合も多いので、虫の発生などの原因になる事もあります。あくまで、他の対処法が使えない場合にのみ考えて見る程度にしておきましょう。
12.珪藻土を使う

珪藻土のバスマットがヒットしたので使った事がある人は分かると思いますが、水分の吸収力が高いです。除湿剤の代わりに珪藻土グッズを使うのも良いでしょう。
珪藻土は天日干しできない物が多いのでお手入れの際は、自分のグッズは天日干しできるかどうかを確認しましょう。
13.防カビプレートを使う

お風呂の天井などにピタッと貼るだけの防カビプレートをクローゼットの天井などに貼っておくのもおすすめです。ただ、独特の香りがする物も多いので、匂いが気になる方にはおすすめしません。
14.除湿マット(除湿シート)を敷く

ベッドやマットレスの下に敷くタイプや、クローゼットや押し入れに敷くタイプなど様々な商品があるので、自分の部屋に合ったタイプを選びましょう。
15. 結露シートを使う

結露が溜まるとカビが生えやすくなるので、結露シートを使いましょう。結露が溜まるという事は部屋に湿気が多い状態なので、空気の入れ替えをしたり、除湿器を使うサインと覚えておきましょう。
衣類や布団の保管ならcoromoeにお任せ
収納が狭いなど湿気が溜まりやすい家だと、湿気対策やカビ対策はかなり大変です。それならいっその事、普段使わないシーズンオフの洋服や布団などは保管サービスに預けてしまう事がおすすめです。
そうすれば収納スペースが空くので空気の通りも良くなり、湿気やカビの心配もかなり減ります。
coromoeなら長期保管OK、返却時に丁寧なクリーニングをし直ぐに使える状態でお返しするので、湿気やカビでお悩みの方はぜひご相談下さい。