プロが教えるネクタイの失敗しない収納や保管方法

皆さんはネクタイをどのように収納していますか?大切なネクタイを長持ちさせるには、日頃のお手入れはもちろんのこと、収納方法にも気を付ける必要があります。
ネクタイの収納や保管で失敗するとカビが生える事も
ネクタイは胸の前にあるため食べこぼしなどの汚れも付きやすく、使うたびに汗や皮脂などの汚れも蓄積しています。
ネクタイを結んだり緩めたりすることで、手の脂なども付着していて、きれいに見えてもネクタイは思っている以上に汚れています。
カビは「温度」「湿度」「栄養分」の条件が揃うとどこでも繁殖するため、ネクタイに汚れや皮脂が付着したまま保管してしまうと、それらを餌にしてカビが繁殖します。
また、カビは湿気を好むため、湿度が高く風通しの悪いクローゼットやタンスは、カビの繁殖にとても適した場所といえます。カビを防止するには、カビが好む環境をなくすことが大切です。
普段使いのネクタイの収納前にやるべきお手入れ

一日使用したネクタイは、ホコリや汗などが付着しています。ネクタイを着用した後はそのまま収納するのではなく、きちんとお手入れをしてから収納するように心がけましょう。
干す
ネクタイは直接肌に身に付けるものではありませんが、ワイシャツを通して汗などの水分が染み込んでいて、湿気が生地にこもりがちです。
そのため、ネクタイを外したあとはすぐに収納せず、風通しのよい場所で吊るしておき、ネクタイが含んだ湿気をしっかり除去しましょう。
2~3日陰干ししておくとネクタイ自身の重みで、軽いシワや結び目のシワも収まってきます。
ブラッシングでホコリを落とす
ネクタイは小さなホコリがたくさん付着しています。ネクタイをハンガーにかけ、上から下にやさしくブラッシングし、ホコリを取り除きましょう。
豚毛や馬毛など天然素材のブラシを使用し、擦りすぎないように注意しながら行って下さい。
ネクタイの汚れをチェック
ネクタイを外す際に、汚れがないかチェックしましょう。汚れや汗がついてしまったときは、できるだけ早く落とすことが大切です。
軽い汚れや汗などの場合は、布を水で濡らしてからゆるく絞ったもので軽くたたくようにして汚れを落としましょう。
水分を含んだ状態のままでは色落ちしてしまうことがあるため、風通しのよい場所で干してしっかり乾燥させましょう。
ネクタイは非常にデリケートなので、一度着用したら連続して使用せず、週に2~3日程度は休ませましょう。3~4本をローテーションして使うと、ダメージを減らすことができます。
普段使いのネクタイの収納方法

ネクタイの収納には、主に3つの方法があります。
吊るす
ネクタイの本数が多い方や、収納スペースが狭い場合におすすめなのが吊るして収納する方法です。コンパクトに収納できるだけでなく、ネクタイの重みでシワが伸びるというメリットもあります。
洋服用ハンガーにネクタイをかけて収納することもできますが、ストッパーがないため滑り落ちてしまうことがあります。
ネクタイ専用のハンガーなら複数のネクタイをコンパクトに収納できるため、省スペースでの保管が可能になります。
型崩れを防ぐためにも、ネクタイ専用のハンガーを使うことをおすすめします。
ニットなど素材によってはネクタイの自重で生地が伸びる可能性があるので、伸びやすい素材でできたネクタイの場合、吊るして収納する方法はおすすめできません。
丸める
丸めることでネクタイの柄や色が確認しやすくなるため、手持ちのネクタイを把握しやすくパット見て選ぶことができます。
折り目がつかないように真ん中で二つに折り、先端が外側になるようにくるくると丸めていきましょう。
きつめに巻くと、シワがついたり剣先が型崩れしてしまうので、優しくふわっと丸めるようにして下さい。
丸めたネクタイがちょうど収まる仕切りがついた収納ケースを利用すれば、丸めた形が崩れずキレイに保管できるのでおすすめです。
平置き
平置きでの収納は、スペースに余裕がある場合におすすめの収納方法です。
ネクタイにかかる重みが均等なので、シワや型崩れを防ぎ、ネクタイへのダメージを最小限に抑えることができます。
自重で生地が伸びることがないので、ニット製など伸びやすい生地のネクタイ収納にも最適な方法です。
ネクタイを二つ折、もしくは四つ折で、折りシワが残らないよう軽くたたみ、出来る限り上下に重ねず並べて収納しましょう。
透明なカバーを活用すると、傷やホコリの付着からネクタイを守ることができます。
衣替えで保管するネクタイは必ず洗濯すべき理由

普段からのお手入れは当然のことですが、ネクタイを長期保管する場合は汚れをしっかりと落としてから保管することが大切です。
見た目はきれいでも着用後のネクタイには食べこぼしや汗、目に見えない皮脂汚れなどが付着しています。
洗濯せずにそのまま収納してしまうと、汚れが黄ばみに変色してしまう可能性があります。さらに、汚れが残っているとカビやダニの繁殖につながり、虫食いの原因にもなります。
衣替え前に洗濯をすることで、ダニやカビの繁殖、虫食い、黄ばみなどを予防することができます。自宅で洗うのが難しい場合や、長期にわたって使用しない場合はクリーニングに出してから保管するのがおすすめです。
クリーニング後のビニール袋を付けたまま保管すると、カビの発生や色移りなどの原因になりますので必ず外して収納しましょう。
衣替え時のネクタイの長期保管方法

カビは湿気を好むため、ネクタイを保管する場所の湿気対策をしっかりと行う必要があります。除湿剤を置くなどし、湿気がこもらないようたまに扉を開けて換気を行うようにしましょう。
ぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、できるだけネクタイ同士の間隔を開け、余裕を持って保管することも大切です。
ウールやシルクなどの動物性繊維に含まれるたんぱく質は、虫たちの大好物です。虫食いの被害は季節に関係なく一年中起こるものなので、防虫剤を置いてしっかり防虫対策をしましょう。
ネクタイの長期保管にもっとも適した方法は、平置きでの保管方法です。生地への負担がかかりにくく、ネクタイをしっかりと休ませることが出来きます。
ただし、長期保管では折りジワが付く可能性がありますので、定期的に取り出して形を変えるようにするとよいでしょう。
衣類と同じようにネクタイも季節に合わせて衣替えをして一定期間休ませると、一年中使用する場合と比べて長持ちします。
また、ネクタイの衣替えをすると着こなしに季節感が出て、いつもと違った新鮮な着こなしも楽しめます。
出張や旅行時のネクタイの持ち運びや畳み方

出張や旅行先でネクタイが必要なときに、そのまま持っていくと型崩れやシワになってしまいます。そんな時は、ネクタイケースでの持ち運びが便利です。
ネクタイケースは、シワや汚れ、型崩れを防止してネクタイを収納できるアイテムで、ネクタイを手軽に持ち運ぶことができます。
ネクタイケースには、丸型と薄型の2つのタイプがあります。アイテムによって素材やサイズ、収納方法が異なりますので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
丸形タイプのネクタイケース
ネクタイをロール状に巻いて収納する丸形タイプは、手のひらサイズでコンパクトにまとめられるのが特徴です。巻いて収納するため折り目がつきにくく、いつでもきれいな状態をキープできます。
ネクタイケースの素材には軽量のプラスチックや高級感のある本革などさまざまなものがありますので、素材に注目するのもネクタイケースを選ぶときの重要なポイントです。
■軽量のプラスチック素材
軽くてリーズナブルな価格であることが多いため、手軽に購入することができます。クリアなので、中身を出さなくてもどのネクタイが入っているか一目でわかります。
■高級感のある本革素材
本革のケースは、大切なネクタイを収納するのにぴったりなアイテムです。上品で高級感があり、使い込むほどに味が増していく本革は、永く愛用できるところも魅力的です。
価格は張りますが、お気に入りのネクタイや大切なネクタイには、収納ケースにもこだわってみるのも良いでしょう。
薄型タイプ
薄型タイプのネクタイケースは、ネクタイへの負担が少なく劣化を防げます。スリムなので、ビジネスバックなどの薄いポケットにも入り、場所を取りません。
ナイロン製の撥水加工が施されたケースを選べば、雨からもネクタイをしっかりガードしてくれます。
また、ネクタイだけでなく、ワイシャツとセットにして収納できるケースもあります。型崩れしやすいネクタイとワイシャツのシワを防いで、必要なアイテムを1つにまとめられるのでとても便利です。
