失敗しないTシャツの畳み方と保管方法や虫食い対策
久しぶりに着ようと思ったTシャツがシワだらけだったり、虫食いで穴が開いていたという経験をされたことがある方も多いはずです。Tシャツの素材によって保管方法を誤ると、アイロンの手間が増えたり劣化や虫食いの被害に見舞われることがあります。
そこで、失敗しないTシャツの畳み方と効果的な保管方法、そして虫食い対策について詳しくご紹介します。
Tシャツの保管方法
Tシャツの保管方法は畳んで仕舞うか、もしくはハンガーにかけて保管することが基本です。中には、ホコリや虫食い対策のためにジップロックなどのビニール袋に入れて保管している方もいらっしゃいますが、ジップロックなどのビニール袋で保管する方法はあまりおすすめではありません。
Tシャツのジップロックやビニール袋保管がNGな理由
これらの袋は衣類を閉ざしてしまい、衣服内の湿気を閉じ込めてしまうため湿気がこもることで、カビや黄ばみの原因になる恐れがあります。
特に季節の変わり目や湿度の高い季節には、湿気を適切にコントロールするために通気性のある保管方法を選ぶことが重要です。
【ジップロックやビニール袋に保管する時の注意点】
- 防カビ剤や除湿剤を一緒に入れる(入れ替えを忘れないようにしましょう)
- アイロン掛けなどをして湿気を飛ばしてから収納する
- クリーニングのプロのチカラでしっかり汚れを落として収納する
- 長期間の収納は避ける(短期旅行などであれば使用可)
Tシャツはハンガーと畳むのはどっちが良いか?
Tシャツの保管方法で、ハンガーにかけるか畳んで保管するかは状況や素材によって異なります。
それぞれのメリットとデメリット
■ハンガー
ハンガーにかけることでシワがつきにくく、形が崩れずキレイな状態を保ちやすくなります。また、収納スペースをコンパクトにできるメリットもあります。デメリットは、ハンガーにかけたまま放置すると、重力によって衣服が伸びてハンガーの形状によっては肩部分に凹みがつくこともあります。
■畳む
畳み方次第ではコンパクトに収納でき、襟周りの伸びを防止できます。デメリットは、畳んだまま長期間放置すると折り目がついてしまい、素材によっては畳んだ状態で型崩れしやすい恐れがあります。
それぞれに向いている素材
■ハンガー
シルク、リネン、薄手のウール
■畳む
コットン、ポリエステルやナイロン、混紡素材
Tシャツの保管中に黄ばみが出ない為の注意点
Tシャツを長期間保管していると、黄ばみが発生することがあります。黄ばみは主に汗や皮脂、洗剤の残留などによって引き起こされるため、黄ばみを防ぐために以下の注意点に気を付けましょう。
- 汗や皮脂などの汚れを取り除いて清潔な状態で保管する
- 冷たい水ではなくぬるま湯で洗う
- 紫外線の影響を防ぐために直射日光を避ける
Tシャツの虫食い原因と予防や対策
虫食いの原因は、以下の通りです。
- 食べカスや汗・皮脂が残っていること
- 長期間放置すること
- 誤った保管方法
上記を踏まえて、大切なTシャツを虫食いから守るための予防と対策はこちらです。
- できるだけ早く洗濯し衣服を清潔な状態で保つ
- 風通しの良い場所に保管する
- 防虫剤+除湿剤を利用する
Tシャツの畳み方
コンパクトに薄くなる畳み方
- Tシャツを平らなところに裏向きで広げます。裾や袖がしっかりと広がるようにしましょう。
- 左右の袖を中央に折り畳みます。袖が重なるようにすることで、後の畳み方がスムーズに行えます。
- 裾部分を襟まで畳んだら、裏向けて形を整えます。
- 最後にもう1回折り曲げたら、コンパクトな畳み方の完成。
つまむだけで一瞬で早い畳み方
- Tシャツを横向きに置き、2ヶ所つまみます。
- 右手は肩部分をつまんだまま、左側の裾を一緒につまみます。
- 左手はTシャツをつまんだまま手前に引き、ひっくり返したら一度形を整えましょう。
- 前身頃を外側に向けて袖部分まで折り畳み、形を整えたら完成。
シワにならない畳み方
- Tシャツを平らなところに裏向きで広げます。裾や袖がしっかりと広がるようにしましょう。
- 左右の袖を中央に折り畳みます。袖が重なるようにすることで、後の畳み方がスムーズに行えます。
- 裾部分を襟まで畳んだら、裏向けて形を整えたら完成。
タンスに立てる時の畳み方
- Tシャツの裾を外側に折り曲げます。
- 左右の袖を中央に折り畳みます。
- 襟元から裾に向かって、クルクルと巻いていきます。この時に、キツく巻きすぎるとTシャツが伸びるリスクがあるため注意。
- 下まで巻き終わったら、はじめに折り返した裾をひっくり返し、ポケットになっている部分に入れ込んだら完成。
Tシャツのハンガーの掛け方と収納方法
Tシャツにおすすめの型崩れハンガー
型崩れを防ぐためには、肩部分がやや丸みを帯びている木製やプラスチック製ハンガーや、肩部分がスライド式になっていて調節ができるハンガーがおすすめです。
Tシャツにハンガーの跡が付かない為の注意点
■サイズの合ったハンガーを使う
Tシャツの肩部分に合ったハンガーを選びましょう。もし、サイズが合わない場合はハンガーの肩部分に薄手の布を巻くことで、布がクッション効果となり跡が付きにくくなります。
■滑り止め付きのハンガーを使う
Tシャツがズレ落ちて、変な跡が付かないように滑り止めの付いたハンガー使いましょう。滑り止めハンガーがなければ、輪ゴムをハンガーの両サイドに結びつけることで滑り止めになります。
適切な保管方法や虫食い対策をすることで、Tシャツをいつもキレイな状態で着用することができます。定期的な管理と注意を怠らないようにしましょう。