プロが教えるスノボ・スキーウェアの洗濯方法と注意点

スノボ
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冬の楽しみといえば、白銀の斜面を滑るスキーやスノボ。

しかし、積もった雪の下には泥や砂、そして体を動かすことで生じる汗…これらがウェアにこびりついてしまいます。

大切なウェアを長持ちさせ、次回も最高のパフォーマンスを発揮させるためには、適切なお手入れが欠かせません。

しかし、正しい洗濯方法や乾燥の方法を知らないと、ウェアを傷めてしまうことも。

そこで今回は、プロが伝授するスノボ・スキーウェアの洗濯方法とその注意点について詳しく解説します。

スノボ・スキーウェアの洗濯での注意点

  • 洗濯タグを確認する
  • 色落ちチェック
  • なるべく手洗いをする
  • 柔軟剤を使わない

洗濯タグを確認する

まず最初に、ウェアに付いている洗濯タグを確認しましょう。

このタグには、ウェアの素材や洗濯方法、乾燥方法など、大切なウェアを長持ちさせるための情報が詳しく記載されています。

無闇に洗濯機で洗ってしまうと、撥水加工や防風性が失われることも。

色落ちチェック

特に新しいウェアや鮮やかな色のものは、色落ちの可能性があります。

最初の洗濯時は、白い布に洗剤をつけて、ウェアの裏地に押し当て白い布に色移りしていないか確認しましょう。

なるべく手洗いをする

洗濯機はウェアのデリケートな部分にダメージを与えることがあるため、なるべく手洗いを推奨します。

特に、ファスナーやポケットの中などの細かい部分は、手でやさしく洗うことで汚れを落とすことができます。

柔軟剤を使わない

柔軟剤は、ウェアの撥水性や透湿性を低下させる原因となります。

そのため、柔軟剤は使用せず、洗濯洗剤のみで洗うことがベストです。

ウェアのお手入れは、その機能を保ちながら快適にアクティビティを楽しむための重要なステップです。

上記のポイントを押さえながら、ウェアの洗濯におすすめの洗剤をご紹介します。

スノボ・スキーウェアの洗濯方法

スノボ

スノボ・スキーウェアの洗濯におすすめの洗剤

エマール:公式■エマール

界面活性剤[19 %、ポリオキシエチレンアルキルエーテル]配合で
ウェアの汚れもしっかり洗い落としつつ
ダメージリペア技術でセンイを内側から補修します。
アクロン:公式■アクロン

「キレイ修復洗浄」で、1日着た後のそで口などの
伸び・ヨレをケアして整えます。

いずれの洗剤も、ウェアの性能を損なわない成分なので、安心して使用することができます。

スノボ・スキーウェアの洗濯機での洗い方

ウェアを洗う時は、色移り防止のため他の衣類と分けて洗うことをおすすめします。

用意するもの
  • おしゃれ着洗剤
  • 洗濯ネット
ウェアのボタンやファスナーを全て閉める
汚れがあれば、部分洗いをする

おしゃれ着洗剤を直接つけて軽く叩く

汚れがある場合、その部分が表に出るように畳み洗濯ネットに入れる
洗濯機は「弱水流モード」に設定し脱水はなし

スノボ・スキーウェアの手洗い方法

用意するもの
  • ウェアが収まるぐらいのタライ(洗面台でもOK)
  • おしゃれ着洗剤
  • ぬるま湯
タライにぬるま湯をはり、おしゃれ着洗剤を溶かす
ウェアを洗浄液に浸けて、優しく押し洗いする

内側の肌に直接触れた部分もしっかり押し洗いする

汚れがあれば、部分洗いをする
ぬるま湯を替えて、洗剤の泡がなくなるまですすぐ

スノボ・スキーウェアの脱水方法

洗濯が終わったら、脱水を行いますが洗濯機が故障する原因になるので、洗濯機での脱水は絶対にやめましょう。

脱水方法はこちらの手順で行なってください。

ウェアを上からまんべんなく押して水気を出す
バスタオルなど大きめのタオルの上にウェアを置く
もう一枚のバスタオルで挟んで押しながら脱水する

スノボ・スキーウェアの袖口汚れなど部分洗い方法

スノボやスキーの際、特に袖口や裾などの部分的に汚れが集中することがよくありますよね。

袖口や裾は、ウェアを着用している際に地面や雪と直接接触しやすい部分です。

また、手袋やゴーグルを触ることで油分や汚れが移ることも。

これらの部分汚れは全体の洗濯をする前に部分洗いを行うことで、より効果的に汚れを落とすことができます。

部分的な汚れの洗い方こちら。

用意するもの
  • 中性洗剤
  • 40度程度のお湯
  • タライや洗面器
  1. 汚れている部分に40度程度お湯をかけて、大きな汚れや付着物を取り除きます。
  2. 少量の中性洗剤を水で薄めた液を用意し、汚れた部分に直接塗布または染み込ませます。
  3. 15分〜20分程度放置します。
  4. 優しくもみ洗いをして汚れを浮かせます。
  5. しっかりとぬるま湯ですすぎ、洗剤の残りを落とします。
  6. 陰干しや風通しの良い場所で自然乾燥させます。

スノボやスキーウェアの部分的な汚れ、特に袖口や裾の汚れは、上記の手順を用いてきれいにすることができます。

ウェアを長持ちさせるためにも、部分的な汚れには早めに対処しましょう。

スノボ・スキーウェアのグリスやワックス汚れの落とし方

スノボやスキーを楽しむ際には、ウェアへのグリスやワックスの汚れが避けられないこともあります。

しかし、正しい方法で手入れをすれば、これらの頑固な汚れもきれいに落とすことができます。

用意するもの
  • カーケア用の清掃スプレー(溶剤)
  • 汚れてもいいタオル
  • 歯ブラシ
  • 食器洗剤
  1. 汚れ部分に溶剤をかける
  2. 歯ブラシで軽く叩く
  3. タオルで拭いて、汚れをタオルに移す
  4. ①〜③を汚れが落ちるまで繰り返す
  5. 食器洗剤を汚れがあった部分につける
  6. 40度程度のお湯をかけて優しくもみ洗いする

また、グリス汚れの場合は、グリスリムーバーや専用の洗剤を使用すると、より効果的に汚れを落とすことができます。

スノボ・スキーウェアの泥汚れの落とし方

雪のない場所での移動などで泥汚れがついてしまうことがありますが、この泥汚れも、正しいケアできれいに落とすことが可能です。

泥は湿気を含んでいるときや、乾燥して固まってしまうと、ウェアにしっかりと付着してしまいます。

放置しておくと落としにくくなるだけでなく、ウェアの寿命や機能性にも影響を及ぼす可能性があるので、早めの対処が大切です。

泥汚れの落とし方の手順はこちら。

用意するもの
  • 中性洗剤
  • 40度程度のお湯
  1. まず、乾いた泥はブラシや手で軽くはたき落とします。ここでは強くこすらず、大きな汚れを取り除くことを目的です。
  2. 汚れ部分にお湯をかけてもみ洗いします。
  3. それでも落ちなければ、中性洗剤を薄めたぬるま湯を用意し、つけ置きします。
  4. お湯でで十分にすすぎます。

スノボ・スキーウェアに生えたカビの洗濯方法

スノボ・スキーウェアは湿った状態で放置すると、カビの原因となります。

カビは健康に悪影響を及ぼす可能性があるだけでなく、ウェアの寿命を短くする原因ともなります。

カビの洗濯方法の手順はこちら。

用意するもの
  • 中性洗剤
  • 40度程度のお湯
  1. カビの付着している部分をお湯でよくすすぎ、大きなカビの塊や汚れを取り除きます。
  2. 中性洗剤をカビ部分に直接つけます。
  3. 30分ほど放置し、しっかり浸透するのを待ちます。
  4. 柔らかいブラシや布を使用して、やさしくこすりながら汚れを取り除きます。
  5. ウェアをお湯で十分にすすぎ、洗剤の残りを落とします。
  6. 陰干しや風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。直射日光は避けるよう心がけてください。

黒カビの場合は、こちらの方法で落とすことが難しいのでクリーニング店へ相談することをおすすめします。

スノボ・スキーウェアの黄ばみの落とし方

スノボやスキーウェアが時間とともに黄ばんでくることがあります。

これは汗や汚れの蓄積や日光の影響で起こることが多いです。

黄ばみは、放置すると取り除くのが難しくなり、ウェアの見た目や清潔感に影響を及ぼす可能性があります。

また、黄ばみが強くなると、ウェアの素材へのダメージの原因にもなるため、早めの対処をしましょう。

黄ばみの取り除き方はこちら。

用意するもの
  • 酸素系漂白剤
  • 40度程度のお湯
  • ウェアが収まる大きさのタライ
  1. タライにお湯をはり、酸素系漂白剤を溶かす
  2. ウェアをつけて20分程度置く
  3. 何度かすすぎ、おしゃれ着洗剤をお湯に溶かす
  4. 軽く押し洗いをする

スノボ・スキーウェアのおすすめ洗濯頻度

ウェアは汗や外部の汚れにさらされるため、清潔に保つための洗濯は必要です。

しかし、頻繁に洗濯することで素材が傷むこともあるため、バランスが大切です。

洗濯の推奨頻度は以下を参考にしてください。

  1. 短時間の使用や汗をあまりかかなかった場合: 3~4回の使用後に1回洗濯。
  2. 1日中の活動的な使用や汗を多くかいた場合: 1~2回の使用後に1回洗濯。
  3. 部分的な汚れや袖口などの軽い汚れがある場合: 部分洗いを推奨。全体の洗濯は不要。
  4. 季節の最後の使用後: 保管前には必ず洗濯し、きれいな状態で保管する。

以上の頻度は目安となります。

ウェアのタグに記載されている洗濯方法や注意事項を確認し、それに従って洗濯することも大切です。

スノボやスキーウェアの洗濯頻度は、使用状況や汚れの度合いに応じて変わります。

適切な洗濯頻度を守ることで、ウェアを長持ちさせ、次のシーズンも快適に使用することができます。

スノボ・スキーウェアの干し方や乾燥機の注意点

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湿った状態が続くとカビの原因となるため、正しい乾燥方法は非常に重要です。

干し方

形を整えて干す

洗濯後、ウェアの形を整えてから干しましょう。

特に、袖や裾、ポケット部分をきちんと伸ばしてから干すことで、型崩れを防ぎます。

直射日光を避ける

直射日光は、ウェアの色褪せや素材の劣化を早める要因となります。

明るい日差しの下ではなく、風通しの良い日陰や室内で干しましょう。

両面をしっかり乾燥

ウェアを一定時間干した後、裏返して再度干すことで、両面をしっかりと乾燥させることができます。

浴室乾燥機を使う

ご自宅に浴室乾燥機が付いている場合は、こちらも活用することでウェアが乾く時間を時短できます。

乾燥機の注意点

洗濯タグの確認と温度設定

乾燥機が使えるかどうかは、ウェアによって異なるので洗濯タグで事前に確認しましょう。

また、ウェアが乾燥機対応の場合でも、高温は素材を傷める原因となります。

乾燥機を使用する際は、必ず低温設定にしましょう。

時間を短く

乾燥機を使用する場合は、短時間で何度もチェックをしながら乾燥させるのがおすすめです。

完全に乾燥する前に取り出し、自然乾燥で仕上げるのが理想的です。

水洗い不可のスノボ・スキーウェアのお手入れ方法

スノボ

スノボやスキーで使用するウェアは、防水性や透湿性が求められるため、特殊な素材や加工が施されています。

お手持ちのウェアが、水洗い不可のスノボ・スキーウェアだった場合のお手入れ方法をご紹介します。

乾拭き

表面の汚れや雪を柔らかい布で軽く拭き取ります。

汚れがひどい場合は、濡れた布を使ってもよいですが、絞りきったものを使用し、擦りすぎないように注意しましょう。

通気させる

使用後は湿気や汗を放出させるため、風通しの良い場所で十分に乾燥させます。

直射日光や暖房器具の近くでは乾燥させないよう注意。

ハンガーにかけて保管

シーズンオフには、通気性の良い不織布な袋を被せてハンガーで保管します。

圧縮しないように注意し、湿気の少ない場所で保管すると良いです。

気になる汚れはクリーニング店へ

「水洗い不可」と記載されている場合、家庭での洗濯ができません。

そのため、シミや汚れができた際は、なるべく早めにクリーニング店へ依頼するようにしましょう。

スノボ・スキーウェアの撥水加工や防水の復活方法

撥水加工した生地

何年もの長い使用や頻繁な使用により、ウェアの生地自体が劣化や撥水加工の劣化が発生してしまい、もともと持っていた防水性が失われることがあります。

そこで撥水・防水の復活方法をご紹介します。

■洗濯する

ウェア専用の洗剤を使って洗濯しましょう。もし、ウェア専用の洗剤がなければ中性洗剤でも可能です。汚れや油分が撥水・防水機能を低下させるため、着用回数が多い場合は定期的な洗濯を行いましょう。

■撥水スプレーを使う

乾いた状態のウェアに、20㎝ほど離して撥水スプレーを吹きかけて乾かしましょう。

乾いたら30分程度、乾燥機にかけることで撥水効果が高くなります。

撥水スプレーによっては、熱処理を推奨していない場合もあるので確認しましょう。

■アイロンを当てる

低〜中温でのアイロンを当てて、撥水加工を活性化させます。

乾燥機と同様、熱処理が撥水性を再活性化させることが知られています。

■専門店のサービス利用

一部の専門店では、撥水・防水の復活サービスを提供しています。

自分でやるのは不安だと思う方は、プロにお任せしましょう。

スノボ・スキーウェアのクリーニング料金相場と日数

クリーニング

スノボ・スキーウェアのクリーニング料金相場や日数は、地域、クリーニング店、そのウェアのサイズや材質、そして特殊な加工や汚れの状態によって異なります。

具体的な金額や日数を知りたい場合は、地域のクリーニング店に直接問い合わせることをおすすめします。

クリーニング料金相場は、上下で大体2,000円〜4,000円程。

こちらにオプションで、染み抜きや撥水加工の料金がプラスされるイメージなので、依頼する前にクリーニング店へ確認しましょう。

日数については、一般的なクリーニング5〜10日程度の日数で受け取ることができることが多いです。

特殊な加工や汚れの場合は、10日以上かかる可能性もあり、撥水加工の復活や、特に頑固な汚れなど、特別な手間が必要な場合は、それ以上の日数がかかることもあります。

スノボ・スキーウェアの適切なケアは、冬のアウトドア活動をより快適に、そして安全に過ごすための鍵となります。

今回紹介した方法を活かして、大切なウェアを長持ちさせ、その性能を最大限に引き出しましょう。

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