Tシャツの油染みなどシミの落とし方や応急措置
大切なTシャツについた油や食べ物のシミは、誰もが直面する小さなトラブルです。そのようなシミが気になるからといって、落とし方がわからずに手こずることもありますよね。
そこで、Tシャツについた油や食べ物のシミを効果的に落とす方法や、外出先での応急措置について、しっかりとしたケアの方法を学びながら、お気に入りのTシャツを長く美しく保つヒントをご紹介します。
Tシャツの油染みの落とし方
Tシャツについた油染みは、時間が経つと落としづらくなるので急いで対処することが大切です。自宅にあるもので、簡単にできる油染みの落とし方は以下の通りです。
- 食器洗剤
- ぬるま湯
- 洗面器
液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる | |
40℃を限度に手洗い可能 | |
家庭での洗濯禁止 |
洗剤が脂溶性の油を分解する力を持っているため、染みを薄くする効果があります。
熱いお湯は逆効果なので、必ずぬるま湯を使いましょう。
力を入れすぎずに優しくこすることが大切です。シャツの生地を傷つけないように注意。
Tシャツに付いたボールペンや油性ペンの落とし方
- ペーパータオル
- アルコール
- コットン
インクがシャツの裏側に移らないようにする目的があります。
アルコールはインクを分解しやすく、徐々に染みが取れていきます。
急いでこすると、生地を傷つける可能性があるため力を入れすぎないように注意。
Tシャツの汗染みの落とし方
洗濯したはずなのに、いつの間にか黄色い汗染みになっていることありますよね。特に、脇や襟部分など見た目もあまり良い印象ではありません。そんな汗染みを、効果的に落とす方法は以下の通りです。
- 食器洗剤
- 酸素系漂白剤
- ぬるま湯
- 洗面器
Tシャツの日焼け止めのシミの落とし方
近年では、日焼け止めを夏だけではなく年中塗ることが大切だと言われていますが、やはりそうなると服にも日焼け止めが付いてしまい、シミになってしまうことがあります。
そこで、頑固に残ってしまう日焼け止めのシミを、効果的に落とす方法について3つ解説します。
①洗濯洗剤を使う場合
シミ部分に洗剤を直接つけて2時間程度置きます。その後は、ぬるま湯で優しくもみ洗いをして、しっかりすすぎましょう。
②クレンジングオイル+食器用洗剤を使う場合
使用するクレンジングは、オイルタイプまたはジェルタイプを用意してください。シミ部分にクレンジングをつけて軽くもみ洗いをします。クレンジングだけで落ちない場合は、食器用洗剤をつけると、大体の日焼け止めシミを落とすことができます。落ちない場合は、何度か繰り返してみましょう。
③酸素系漂白剤を使う場合
液体タイプ・粉タイプのどちらでもOKですが、粉タイプを使う場合はぬるま湯と洗面器などをご用意ください。(粉タイプの酸素系漂白剤を使用する場合で説明します。)
まず、洗面器にぬるま湯をはり酸素系漂白剤を規定量入れてよく溶かします。そこに、日焼け止めのシミがついたTシャツを20分程度浸します。時間が経ったら、軽く絞り洗濯機で洗濯しましょう。
日焼け止めがついて時間がたった時は落ちづらい可能性があるため、上記①〜③までの方法を試しても落ちない場合は、プロにお願いすることも視野に入れておくと良いでしょう。
外出先でTシャツにシミが付いた時の応急措置
お出かけ先でお気に入りのTシャツにシミができた時は、慌てず以下の方法で対処しましょう。
■水溶性のシミの場合(コーヒーや醤油、血液など)
- 水
- 紙ナプキンやティッシュ
擦らず軽くポンポンと押さえるように叩く
■脂溶性のシミの場合(バターやカレー、ドレッシングなど)
- 水
- ハンドソープや石鹸
- 紙ナプキンやティッシュ
これらの方法を覚えておくことで、Tシャツにできる様々なシミに対して適切に対処できるでしょう。初めての方でも分かりやすいと思うので、ぜひ試してみてください。