ワイシャツの洗濯後にホコリが付く原因と取り方

ワイシャツの汚れを落とすための洗濯のはずが、逆にホコリが付いてしまったらがっかりしてしまいます。その原因と取り方を紹介します。
ワイシャツの洗濯後にホコリが付く原因
まずは原因とその理由から考えていきます。洗濯後にホコリが付く原因は大きく3つ考えられます。
- ホコリの出るものと一緒に洗ってしまった
- 糸くずフィルターに問題がある
- 洗濯槽が汚れている
ホコリの出るものと一緒に洗ってしまった
家庭で洗濯をすると家族の衣類などもひとまとめに洗っているので、何が原因か追究することから始めなければなりません。
見当をつけるとすれば、毛足の長いタオルや、新しいタオルが考えられます。これらは洗濯中に細かな繊維が出てきやすいので洗濯物にホコリのように付着しやすいのです。
それ以外で考えられるのはポケットにティッシュやレシート、メモなどの紙類を入れたまま洗濯してしまったことも挙げられます。
しかし、これらの場合はホコリというよりも紙の質感や大きさで目立つため、すぐにどこから発生したのか分かるでしょう。
糸くずフィルターに問題がある
別名「ごみ取りネット」とも呼ばれている糸くずフィルターですが、洗濯中に衣類から出る糸くずやホコリなどのゴミを絡め取り、洗濯機中を綺麗にする役割があります。
この糸くずフィルターにゴミが溜まったままになっていると、回収した糸くずやゴミが逆流し衣類に付着することがあります。
洗濯機を使用したらその都度、糸くずフィルターの中に溜まったゴミもきれいにする習慣をつけましょう。
しかし、お手入れをした後に正しく糸くずフィルターがセットできていないとフィルターが正常に機能せず、これもまた糸くずやゴミが衣類に付着する原因となりますので注意して下さい。
洗濯槽が汚れている
洗濯槽と言えばカビのイメージが強いですが、汚れもたまりやすい場所です。梅雨の時期は気をつけている方もいらっしゃるかもしれませんが、季節に関係なく定期的に洗濯槽のお掃除は必要です。
洗濯機の使用頻度やまわす量などの条件は家庭によって違いますが、一般的に1〜2ヵ月に1回洗濯槽クリーナーを使って掃除をすることを推奨されています。
もちろん汚れだけでなくカビもまとめて綺麗にしてくれるので、見えない部分にはなりますがきれいに保ちましょう。
ワイシャツの洗濯後にホコリが付いた時の取り方

次にホコリの取り方を説明します。その際に使えるグッズを3つ紹介します。
- エチケットブラシ
- 粘着クリーナー
- ガムテープ
エチケットブラシ

出典「Amazon」
ワイシャツだけでなくスーツなどにも幅広く使用できるので一つあると便利です。携帯用にはコンパクトタイプ、お家で効率的にホコリを取るならブラシ面が大きいタイプなど使用する場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
エチケットブラシは衣類からホコリを取った後の処理も必要ですので、ダストボックス内蔵型やブラシ⾯が回転するタイプなどお手入れのしやすさも選ぶポイントになってきます。
粘着クリーナー

出典「Amazon」
お掃除など広く使えて汚れた面を破って捨てるだけの手軽さが魅力のコロコロです。お掃除用とは別で衣類のホコリをとるための形、サイズとなっています。
エチケットブラシと比べると使い捨ての消耗品ですので、お手入れ不要なところが嬉しいポイントです。
しかしテープの粘着力によって服へダメージを与えやすいので、お気に入りのワイシャツやデリケートな衣類に使用する際は注意しましょう。
ガムテープ
粘着クリーナーと同様にテープの粘着力でホコリを取ります。①,②のように専用のアイテムが手元にない場合など多くの方がやったことがある方法ではないでしょうか。
ガムテープの粘着力は強いのでその分よくとれますが、本来の使い方ではありませんのでこちらも衣類にダメージを与えてしまう危険性があります。
ホコリを取った後のガムテープの粘着面を見ると、ホコリやゴミよりも衣類の繊維がたくさん付着していたりしませんか。
その結果、衣類が毛羽立つなどのトラブルになりますのでお気に入りの衣類にはあまりおすすめはできません。
しかし、緊急時や専用のグッズをお持ちでない場合は一番身近な取り方になりますので使用する際のコツを紹介します。
ガムテープを貼るようにワイシャツにくっつけて剥がして取るのではなく、軽くガムテープを浮かせながらワイシャツの上を滑らせるようにすると生地を傷めずに取ることができます。
大切なワイシャツを優しく扱いましょう。
ワイシャツの胸ポケットに溜まるホコリの取り方
白いワイシャツだと黒ずんだポケットの底のあたりのホコリが目立ちます。しかしポケットの中だけにはたいたりするだけでは取れませんので、取り方を覚えておきましょう。
洗濯前と洗濯後の取り方を紹介します。気付いたタイミングや、取りやすい方で試してみて下さい。
洗濯前
洗濯前ならポケットを裏返しにして、歯ブラシなどのブラシでホコリをかきだすようにして取りましょう。
洗濯後
できるだけワイシャツにシワを作りたくないので裏返しにせず、粘着面が外になるようにガムテープを小さく折りたたんでポケットの中のホコリをくっつけて取りましょう。
ワイシャツのボタンホールに溜まるホコリの取り方
ポケットのホコリと同様、白いワイシャツは透けてホコリが黒ずんで見えてしまいますので洗濯時にはホコリが溜まっていないかあわせて確認をしましょう。
ボタンホールの折り返しや裏側の縫い目はポケット以上に取りにくい部分ですので、こちらは歯ブラシよりも歯間ブラシの方が取りやすいのでおすすめです。