クリーニング基礎知識

水洗い不可ドライ不可の服の洗濯やお手入れ方法

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何も見ずに購入した衣類、お洗濯しようと洗濯表示タグを見たら水洗い不可表示になっていたり、ドライ不可表示になっていたり、どっちも不可表示になっていたり。

そんな水洗い不可、ドライ不可表示の衣類のお洗濯やお手入れ方法をご紹介します。

水洗い不可の服はドライクリーニングする業者が多い理由

水洗い不可だからご自宅ではお洗濯できないし、クリーニングに出そうとしたときクリーニング店はどういった洗い方をするかご存じですか?

クリーニング店には大きく分けて3通りあります。

ドライクリーニング、水洗い(ランドリー)、ウェットクリーニング(特殊クリーニング)です。お預かりした衣類に合わせてクリーニングを行います。

一般的なクリーニング店、特に安い価格のクリーニング店では、洗濯表示タグ通り水洗いは行わず、ドライクリーニングで済ませる事が多いです。

ドライクリーニングは、手間と時間が掛からず安価で大量洗いが行える事と、水を使わないのでトラブルが起きる事が少ないのがメリットです。

ただし、水を使わないので、汗など水溶性の汚れは落ちずに戻ってきます。ですので、単に早く仕上がる、安いなどで選ぶのではなく、洗い方による効果の違いでクリーニング依頼する事が大切です。

綺麗に汚れを落としきるには水洗いが必要ですが、水洗いは洗い、乾燥、仕上げにおいて手間や時間が掛かる上に、作業の丁寧さや技術や知識が高くないとトラブルが起きます。

水洗い不可な上にドライ不可の服はウェットクリーニングへ

水ドライ不可ケア

中には衣類の中には水洗い不可、ドライも不可といったお洗濯に困ってしまう衣類もあります。

諦めて洗濯はしないでケアをしている人、トラブル覚悟でご自宅でお洗濯している人、クリーニングに出す人、様々だと思います。

ドライクリーニング不可表示のものをドライクリーニングに出すと、もちろん断られます。

例えばプリントが施されている衣類なんかは、自宅での水洗いや、ドライクリーニングを行うことで接着が剥がれてしまう恐れがあります。

水洗い不可な上にドライ不可の衣類は、ウェットクリーニングが行えるクリーニング店に相談してみましょう。

ウェットクリーニングは水洗いの1種ですが、高度な知識と技術を持った職人がいるクリーニング業者のみ可能な洗いです。素材や汚れを的確に判断し、それに合った水洗いを行います。

ですので、ブランド物などの高級品やデリケートな衣類はもちろん、衣替えで長期保管前にしっかり汚れを落としたいが水洗いできない物などにおすすめです。

水洗い不可ドライ不可の服の日頃の洗濯やお手入れ方法

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衣類にトラブルが起きることを避けるため頻繁にお洗濯できないので水洗い不可、ドライ不可の衣類は日ごろのお手入れが大切です。

ドライ不可表示のみでしたらもちろんご自宅でのお洗濯は可能です。ですが水洗い不可表示のものはお洗濯が困難です。

そんなお手入れ方法とお洗濯方法をご紹介します。

ドライ不可・水洗い不可表示の衣類どうやって洗濯する?

洗濯表示 丸に×はドライクリーニング禁止丸に×はドライクリーニング禁止
洗濯表示 桶に40は液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる桶に40は液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる
洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能桶に手は40℃を限度に手洗い可能
洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止桶に×は家庭での洗濯禁止

基本的には桶に×マークが入っている家庭での洗濯禁止になっていない限りは、ドライ不可表示の衣類は水洗い可能、手洗い可能のマークがあればご自宅でのお洗濯は可能です。水洗い不可表示のものは優しく手洗いをしましょう。

普段の洗剤を使ってしまうとデリケートな素材の衣類は洗剤で傷めてしまう事もあるので、おしゃれ着用の中性洗剤で、蛍光増白剤が入っていないものを選ぶのがポイントです。

水温は縮みを避けるため30度以下をおすすめします。

全体的に洗いたい場合、桶や洗濯槽などに水を張り洗剤は水で薄めて2~3分つけ置きします。そして優しく押し洗いをし汚れを落としていきますこの際衣類を傷めてしまわぬ様に、こすったり、洗剤につけすぎには要注意です。

汚れが落ちたら水は入れ替えすすぎをしていきましょう。

洗い終えたらキレイなタオルで優しく抑えて水分を取っていきます。

一見簡単なように思えますが、実はとても技術がいる作業なので、思い入れのある衣類や高級な物は、ご自宅でのお洗濯は避けクリーニングにお任せする事をおすすめします。

どちらも不可の場合は基本、何らかのトラブルを起こす可能性があるとアパレル店が不可表示にしているため、大切な衣類に問題が起きてしまわぬ様に、ウェットクリーニング可能な業者にお任せすることを推奨します。

ドライ不可・水洗い不可表示の衣類のお手入れ方法

頻繁にクリーニングにも出せないですし、出しすぎもよくないのでご自宅でお洗濯できない衣類は日ごろのお手入れが重要です。

衣類を大切に長く着ていくためにお手入れ方法をご紹介します。

汚れを落とす

着用後は毛並みが優しいブラシなど利用しホコリやチリを取って保管しましょう。特にニットなどは毛玉や毛羽立ちを抑えるためにブラッシングは重要です。

着用後の汚れはなるべく早く落とす

着用後についてしまった汚れはなるべく早く落としてあげましょう。

放っておくとクリーニングでも落とせなくなってしまったり保管の際にその汚れからトラブルを発生させることもあります。固く絞ったタオルでこすらず優しくたたいてあげましょう。

それでも落ちない場合はクリーニング店にお任せしましょう。クリーニング店から返ってきた際の袋は必ず外しましょう。

保管環境を良くする

衣類を着用しない際は保管環境が整っている場所で保管しましょう。

多湿高温は衣類の敵です。見た目はキレイな状態だったとしても湿気などでトラブルが発生してしまう事も。また保管前はしっかりと乾燥させてからしまうのも重要です。

また保管の際や乾燥の際は日の当たらない風通しの良い場所で、型崩れ防止のために太めのハンガーにかけましょう。

着用頻度を考えよう

お気に入りだから頻繁に着たいという気持ちはわかりますが、衣類も人間と一緒で寿命が存在します。

どれだけ大切に着用していてもいつかは着れなくなってしまうものです。長時間の着用は避け1日着たら数日休めるといった方法を取りましょう。

トラブルが不安な方はクリーニング店に出したり、保管サービスを利用するのも衣類を大切に長く着用する一つの手段です。お困りの方は一度クリーニング店にご相談されることをおすすめします。

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