収納で保管する洋服がシワにならない簡単な予防方法
衣替えなどで収納に長期保管した洋服を取り出すとシワシワに。そうなると、出し洗いし再度アイロンをかけるなど非常に手間です。
そうならない為に洋服を保管する際は、シワにならない簡単な予防方法を行いましょう。またシワになった洋服の伸ばし方や取り方も併せて紹介します。
洋服がシワにならない予防方法
先ずは洋服の保管の際にシワにならない予防方法を紹介します。
1.収納し保管する前にアイロンをかける
アイロンをかけずに保管すると多少残っている洗濯ジワなどが更に酷くなるので、収納し保管する前にアイロンをかけておくとシワ予防になります。
また、湿気を飛ばす事で、カビ、ダニ、虫の発生を予防する事にも繋がるのでおすすめです。
2.伸びない物はハンガーで吊るす
シワになりやすく伸びにくいシャツなどは迷わずハンガーに吊るして保管しましょう。シャツやスーツなどボタンがある洋服は、必ず全部のボタンを締めて下さい。
逆に重さがあり伸びやすいセーターなどはたたんで保管しましょう。ハンガーに吊るして重さでダラーっとならないなら、基本は吊るして保管しておけばシワにはなりにくいです。
ズボンは上着より強度がある場合が多いので、たたみじわが嫌な人はズボン用ハンガーに吊るして保管すると良いでしょう。
ハンガーのサイズが合っていないとシワや伸びの原因になるので、クリーニング後に付いてきたハンガーを再利用する等じゃなく保管に適したハンガーにしましょう。可能なら滑り止めが付いた型崩れしないハンガーを使う事をおすすめします。
また、ハンガーは裾部分から通す様にして下さい。面倒だからそ首周りから入れる人もいますが、伸びの原因になるので止めましょう。
3.吊るした服がくっつかない程度にする
吊るして保管しても隣の服とくっついたり、圧迫される程に収納がパンパンな場合は、その圧力でシワが出来てしまいます。
通気性が悪く湿気が溜まると、カビの発生や、ダニや虫の繁殖、色落ちや色移りの原因になるので、収納スペースは余裕を持って保管する様にして下さい。
4.引き出しには重ねて置く
どこに何があるか見た目で分かりやすく、出し入れもしやすいし、シワにもなりにくそうな印象のある畳んで立てて入れる方法。
しかし、立てて入れると重力で下部に過度な圧力がかかるので潰れてシワになりやすい。更に他の洋服を抜き取る時に形が崩れやすいし、抜き取ってスペースができると畳んだ状態が崩れる事も多々あります。
そういう事から、棚や引き出しには重ねて保管する事をおすすめします。
下に置いている洋服を取り出す時、下に洋服を置きたい時は、必ず上の洋服を一旦取り出しましょう。重ねたまま引き出したり、入れると必ず形が崩れシワになります。
5.下に重い服、上に軽い服を
引き出しや棚に重ねて洋服を保管する場合は、下に重い服、上に軽い服とした方が、下に置いた服への圧力が少なくなるのでシワになりにくいです。
6.同じサイズに畳む
洋服によってサイズが違うので畳むと大きさがバラバラになる事もあります。バラバラだと圧力が一定じゃないし、重ねた時に安定感がなくシワになりやすいです。
畳む時に下敷きを使い、その大きさに合わせて畳む。畳んだ後に下敷きを抜き取れば、殆どの洋服は同じサイズに畳む事が可能です。
ハンガーで吊るす際とは違い、畳む際はボタンは外した方が良いです。
7.手アイロンを行う
畳む時は軽く畳むのではなく、畳んだ後に手アイロンでピシッとシワを伸ばす様にすれば、保管中にシワがよりにくくなります。
8.洋服カバーを使う
洋服カバーを使うと埃など汚れから守られるだけではなく、シワにもなりにくいです。
クリーニング後のビニール袋は一時的に守る為の物で長期保管には全く向きません。ビニール製の洋服カバーは通気性がなく湿気が溜まるので避け、不織布性カバーをおすすめします。
9.圧縮袋は使わない
収納が狭い人は布団だけじゃなく、洋服も圧縮袋に入れて保管する場合もあると思います。圧縮袋はいくら上手に畳んでもシワがしっかり付くので、出してからシワ取りをしたくない人は使わない様にしましょう。
10.洋服に合ったシワになりにくいたたみ方
たたみじわは問題ない場合は、洋服に合ったたたみ方をすると、保管中に偏ったシワが付きにくくなります。
11.シワになりにくい素材の洋服にする
化学繊維や動物繊維はシワが付きにくく、植物繊維はシワが付きやすい。シワと言う観点からは綿、麻、亜麻、植物繊維を避けた方が良いとなります。
12.脱水時間を短くする
脱水は洗濯機任せの人が殆どだと思いますが、物によっては過度に脱水されている事も多いです。そうなると洗濯機内の洋服がグルグルに絡まり合ってる状態になり、シワシワになってしまいます。
脱水時間を短くするだけで、この様になる可能性は低くなり、結果的にシワも抑制可能です。
ただし湿気が残ったままになると他のトラブルを引き起こすので、干して乾燥させる時にはシッカリ管理が必要です。
生乾きや乾燥に関するトラブルは避ける事が可能なら、脱水は水が垂れない程度の最小時間にしておくと、洗濯ジワがかなり抑えられます。
13.洗濯ネットを使う
服を畳んで洗濯ネットに入れて洗濯すれば、形が崩れにくいし、シワも付きにくいです。絡まって頑固なシワが付く事もありません。
14.洗濯後は直ぐに干す
洗濯が終わった後に、洗濯機に放置している時間が長くなればなるほどシワは増え、取れない頑固なシワになります。洗濯後は素早くシワを取りつつ干しましょう。
15.洗濯機のシワ伸ばし機能を使う
ドラム式洗濯機では一部のメーカーの洗濯機でシワ伸ばし機能(風アイロン、スチームアイロン機能)が付いています。
16.柔軟剤を使う
柔軟剤は香りとふんわり感の効果が高いですが、シワ予防効果もあります。洗濯中に絡み合うリスクも減らすので、そういう点からもシワ予防には良いです。
17.乾燥機に入れる量を減らす
乾燥機に入れる際、洗濯ものを一気に全部入れる人も少なくありませんが、多ければ多いほどシワが付きやすくなります。手間は増えますが、乾燥機を使うなら入れる量を少なくしましょう。
18.クリーニング付き保管サービスを使う
自分の家で保管するとどうしてもシワが出来てしまう場合は、直ぐに使わない長期保管する洋服は保管サービスに預けましょう。
収納スペースが足りずパンパンな場合は特におすすめします。必要な時に返却依頼すれば、クリーニングされシワの無い綺麗な状態で戻って来るので、シワの心配もありません。
収納で保管した洋服のシワの伸ばし方や取り方
次に洋服のシワの伸ばし方や取り方を紹介します。
1.スチームアイロンを使う
単にアイロンをかけるだけではシワは伸びません。水分を含んだ状態にしないといけないので、シワを取るのにはスチームアイロンや、アイロンのスチーム機能を使いましょう。
2.ヘアアイロンを使う
基本はアイロンの方が良いですが、旅行時などで緊急時のシワ伸ばしをしたいなら、ヘアアイロンを使うのも良いでしょう。裾部分は挟んでアイロンがけ出来るので便利です。
3.シワ取りスプレーを使う
シワ取りスプレー(シワ伸ばしスプレー)には繊維潤滑剤としてシリコンなどが入っているので、スプレーして少し伸ばし干すだけでシワが簡単に取れます。
4.霧吹きで濡らす
水を含むとシワが伸びるので、シワがある部分を霧吹き使って濡らしましょう。程よく濡れたら手で両面からパンパンと軽く叩くと、軽いシワなら簡単に取れます。
そのまま干すのも良いですが、時間がなければドライヤーを使って乾かすと良いでしょう。
5.衣類スチーマーを使う
アイロン系を使いたくないなら、スチーマーを使うと良いでしょう。水を入れて沸騰した蒸気を当てるだけ。5分程度当て続ける手間が必要ですが、簡単にシワが取れます。
6.ホットタオルを当てる
タオルをお湯に浸すか、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めれば、直ぐにホットタオルは作れます。シワがある部分にホットタオルを当てたり、ホットタオルで挟むとスチーム効果があるので、シワが取れます。
7.お風呂後にお風呂に干す
お風呂に入った後のお風呂は湿気だらけなので、そこに干しておけば軽いシワは簡単に取れます。
ホテルなどで水が飛ばない様にカーテンで区切れる場合は、お風呂に入ると同時に濡れない場所に干しましょう。湿気を含んだ状態で手で軽くパンパン叩けばシワが伸びるので、スチームがなどが無い場合はおすすめです。
ただし、全体に湿気を含んだ状態になるので、その後に乾燥させ湿気を取る様にして下さい。
8.乾燥機を使う
シワだらけのシャツなどがあれば、それで氷を2~3個包んで乾燥機にかけましょう。高温で10分~15分程度回せば、スチーム効果も出てシワが伸びます。
シワ予防の時と同様に、入れる量が多くなるとシワになりやすくなるので、シワを取りたいシャツ1枚だけにしましょう。
9.洗濯する
どれをやっても取れないくらいのシワは、水でビチャビチャに濡らすかしかないので、それくらいなら洗濯しなおしましょう。
アイロンが面倒ならシャツなどはクリーニングに出すのもおすすめです。頻繁に使うシャツやブラウス等をクリーニングに出すならサブスクである程度お得に出せる様な業者がおすすめです。