プロが教えるフォックスファーの洗濯やお手入れ方法
高級感と暖かさを兼ね備えたフォックスファーは、デリケートなアイテムのため特別なお手入れが必要です。この記事では、フォックスファーの正しい洗濯やお手入れ方法をご紹介します。
最適なケアで、大切なフォックスファーアイテムを長く愛用しましょう。
フォックスファーの洗濯のリスクや注意点
まず、前提としてフォックスファーの洗濯は、基本的にNGです。
こちらは、製品についている洗濯タグにも「家庭での洗濯不可」表示がされていることがほとんどです。それくらい、フォックスファーはデリケートな製品であることがわかります。
ただし、絶対に自宅で洗濯ができないというわけではないので、自己責任にはなりますが、もし洗濯する場合はリスクや注意点をしっかり把握したうえで、実践してください。
【リスク】
- 毛が抜ける
- 革部分が硬くなる、縮む
- 毛質が悪くなる
- 変色やシミになる
【注意点】
- 洗濯する際は手洗いをする
- 頻繁に洗濯しない
- 摩擦や圧を避ける
- 油汚れなどはクリーニング店へ依頼する
フォックスファーの洗濯方法や洗い方
- おしゃれ着洗剤
- 柔軟剤
- 洗面器
- ぬるま湯
たくさん入れ過ぎないように注意する
抜け毛の原因となるため、ねじって絞らないこと。
フォックスファーの普段のお手入れ方法
状況別で普段のお手入れ方法をご紹介します。この手間をかけることで、風合いを損なわず長く愛用できるので、ぜひ参考にしてみてください。
【着用後のお手入れ】
フォックスファーを着用後は、その都度ブラッシングしましょう。外出した後は、目に見えないホコリや汚れなど付いていて、そのままにしておくと変色や抜け毛の原因となることがあります。
ブラッシングの他には、軽く揺すったり、叩くことでホコリを落とすことができるので、ぜひお試しください。
ホコリを落とした後は、風通しの良い陰で自然乾燥させましょう。直射日光は、製品の変色へ繋がる可能性があるので避けてください。
【雨に濡れた時のお手入れ】
まずは、水気や湿気を取ります。ある程度、水気が取れたらタオルに挟んで丁寧に水気をふき取りましょう。水気が取れたら、自然乾燥させます。
製品に湿気が残ったまま収納してしまうと、カビや嫌な臭いが発生するので、しっかり乾燥させることがポイントです。
【汚れた時のお手入れ】
ぬるま湯におしゃれ着洗剤を溶かして、タオルを浸したら硬く絞ります。そのタオルで、ファーの汚れた部分を、毛並みに逆らって拭きます。そのあと、毛流れに沿って再度拭き取りましょう。
もう一枚キレイなタオルを用意して、水に浸したら硬く絞ります。洗剤を落とすイメージで、拭き取っていきましょう。拭き取りが終わったら、風通しの良いところでしっかり乾かしてください。
フォックスファーのおすすめクリーニングと料金相場
フォックスファーのクリーニングには、パウダークリーニングがおすすめ。
パウダークリーニングとは、水や化学溶剤を使わず、とうもろこしの芯などを粉末にしたものと、ドライクリーニングで使われる溶剤+界面活性剤を混ぜた特殊なパウダーで、デリケートなファー製品をクリーニングする方法です。
フォックスファーのクリーニングは、一般的なクリーニングより料金が高めになることが多いですが、長期保管前はカビや虫食いなどのトラブル防止のために、プロへ依頼することをおすすめします。
製品の大きさにも比例して、クリーニング料金が高くなる場合もありますが大体5,000円~10,000円程。店舗によって、料金が異なるので依頼する前にクリーニング店へ事前に確認しましょう。