衣替えと保管方法

ハンガー畳むどっち?衣替え保管を素材やタイプで解説

ハンガー畳むどっち?衣替えの洋服保管を素材で解説!
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衣替えで長期保管する洋服は、収納やハンガーラックにハンガーで吊るす方が良いか、収納棚に畳む方が良いか、どっちが正解かを素材とタイプ別に解説します。

ハンガーと畳む洋服保管のメリットとデメリット比較

先ずはそれぞれの素材を見る前に、ハンガーで吊るすのと、畳むのとではどういうメリットやデメリットがあるのかを把握しておきましょう。

1.ハンガーで保管するメリットとデメリット

■メリット

  • 折り目がつかない
  • シワにならない
  • 襟やリボンが潰れない
  • 畳まず手間が少ないので時短
  • 着たい洋服を探しやすい
  • コーディネートしやすい
  • 出し入れしやすい
  • 通気性が良い収納にしやすい
  • カビ・ダニ・虫の発生を抑えやすい

■デメリット

  • 伸びる可能性がある
  • ハンガー跡が付く
  • 型崩れする可能性がある
  • 収納スペースを多く使う
  • ハンガーが必要で費用が掛かる
  • 埃対策はカバーが必要

ハンガーの大きなデメリットは素材によっては伸びる可能性がある事と、収納スペースを多く使う事。

注意点

重ね掛けや連結ハンガーを使うとスペースを有効活用できますが、洋服をおパンパンに詰める状態と変わらないので、湿気対策において絶対にやらない方が良い。

それらをクリアできれば基本的にはハンガーに吊るして保管した方が、様々なトラブルが起きる可能性は低いです。

特に長期保管の際は湿気対策の為の通気性が良い収納にする事が重要です。湿気が溜まるとカビ・ダニ・虫・臭い・色落ち・色移りの原因になるので、ハンガーに吊るせる洋服は吊るした方が良いでしょう。

ニットのセーターなどはハンガーで伸びる代表格ですが、滑り止め付きハンガーならその問題も解決できます。滑り止め付きハンガーでも伸びてしまう重さがある場合は畳みましょう。

2.畳んで保管のメリットとデメリット

■メリット

  • 収納スペースを効率的に使える
  • ハンガーに吊るせない物も一緒に収納可能
  • 服のトラブルに気付きやすい

■デメリット

  • 折り目が付く
  • シワになりやすい
  • 襟やリボンが潰れる
  • 畳む手間が掛かり家事負担増
  • 奥や下の物は取り出しにくい
  • コーディネートしにくい
  • 出し入れしにくい
  • 通気性が悪く湿気が溜まりやすい
  • カビ・ダニ・虫の発生
  • 色移りのリスクが高い

畳む事でコンパクトに収納できる点が唯一大きなメリットですが、洋服がビッシリ詰まった状態になるので湿気が溜まりやすくトラブルが起きやすい。

その他のデメリットも多いので、ハンガーに吊るして保管できない物は畳む様にする程度にしておく事をおすすめします。

注意点

畳む場合は立てて入れる事を推奨する人もいますが、立てると一部分へ極度に圧力掛かる事と、パンパンに詰めないと型崩れしやすくシワにもなりやすいのでおすすめしません。

収納が狭くパンパンで畳むしかないなら、オフシーズンの洋服や布団を保管サービスに預ける事をおすすめします。

そうすれば収納スペースに余裕ができるのでトラブル対策が可能だし、預けた物も安心な状態で管理され翌シーズンも着れます。

ハンガーで吊るして保管する素材の洋服

ハンガーで吊るして保管

■素材

  • 絹(シルク)
  • 絹綿(真綿)
  • 木綿(コットン)
  • 亜麻(リネン等)
  • サテン
  • 革(レザー)

植物素材の物の多くはシワになりやすいのでハンガーで吊るして保管しておきましょう。

■タイプ

  • スーツ
  • シャツ
  • ブラウス
  • コート
  • ブルゾン
  • ジャンパー
  • ジャケット
  • ズボン
  • ワンピース
  • スカート
  • プリーツ
  • 襟付きの洋服
  • リボン等が付いている
  • ネクタイ
  • 色物やプリント物

冬物のアウター、ズボンやスカート、畳むと形が崩れる物などはハンガーで吊るして保管がおすすめです。色移りリスクが低いので、色物やプリント物は吊るす様にした方が良いです。

畳んで保管する素材の洋服

畳んで保管する

■素材

  • ウール
  • カシミヤ
  • アルパカ
  • アンゴラ
  • モヘア
  • キャメル
  • スウェット
  • ポリエステル
  • レーヨン
  • ナイロン
  • アクリル
  • ポリウレタン

動物繊維はセーター等に使われる事が多くタイプ的に伸びやすいのでハンガーに向きませんが、コートなどは吊るした方が良いです。

ただ、湿気を吸いやすい上にダニや虫は発生しやすいので、湿気取り対策はきちんとしておかないといけません。

化学繊維はシワになりにくい物が多いですが、裏地などでよく使われるキュプラはシワになりやすいです。

かなり重いタイプ以外は、滑り止め付きハンガーだと伸びないので、それを使って吊るして保管も良いと思います。

■タイプ

  • セーター
  • カーディガン
  • トレーナー
  • パーカー
  • Tシャツ
  • ロングTシャツ

下着やインナーと共に回転率が高いTシャツなどは畳んで保管でもOKです。しかしプリントTシャツなどは色移りが起きるのでハンガーが無難です。

衣替えで収納する服のハンガー保管テクニック

クローゼットが狭い場合の正しい洋服や布団の保管方法

ハンガーを使った収納をする際に気を付けておきたい事や、収納テクニックです。

洋服の種類や色、着るシーズンで分ける

普段収納している場所が衣替え時に収納している場所が一緒だったら、ごちゃごちゃになって大変です。シーズン毎に分ける事で衣替えが楽になるし、普段も取り出す時にゴチャゴチャならない。

季節が変わる時にクリーニングに出す時も、ここからここまでと一気に取り出せるので楽です。衣替えする時も今着たい物を右、着ない物を左などにしておけば、オフシーズンになった洋服を左に移動させるだけで衣替えが終わります。

季節だけで分けるのではなく、更に種類や色で分けておくと更に便利です。

ハンガーは太めの木製がおすすめ

細いプラスチック製ハンガーを利用している方が多いですが、洋服の吊るし保管は木製の太めのハンガーが最適です。

クローゼット内は湿気が溜まりやすく、保管中にカビが繁殖している事があります。太めの木製ハンガーを利用する事で通気性を良くしたり、衣類の型崩れを防ぐ事が出来ます。

また木製のハンガーはプラスチックのハンガーと違い丈夫にできているので長持ちします。ボトムスも専用ハンガーが販売されているのでシワを気にせず、きれいに保管できます。

クリーニング後の返却時に無料で貰える針金のハンガーは、錆びが生じる事もあったりトラブルが多いのでおすすめできません。

ハンガーで吊り保管でも湿気対策を怠らない

どちらの収納方法を選ぶにしても、湿気対策をきちんと行わないと、取り出した時にカビだらけ、ダニや虫だらけ、虫食い、色落ち、色移り、臭いなどの問題が発生してしまいます。

収納はパンパンに詰めず3分の2程度の量にして余裕を持つ事で通気性を良くできます。

収納に余裕が無ければシーズンオフの洋服や布団は保管サービスを利用して下さい。クリーニング付き保管サービスなら、衣替えの時の仕舞い洗いの手間が要らないし、必要な季節になったら返却されて直ぐに着れるので便利です。

coromoeでは高品質の宅配クリーニング付き保管サービスを専門で行っているので、ぜひご依頼下さい。

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