プロが教えるマイクロファイバーの洗濯方法と注意点

マイクロファイバー
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私たちの生活に静かに溶け込んでいるマイクロファイバー製品。

その圧倒的な柔らかさと優れた吸収性が、タオルから掃除用品まで、幅広いアイテムに採用されています。

しかし、この高機能素材は、その特性を最大限に活かすためには、正しいケアが必要です。

そこで、マイクロファイバーのメリットを長期間保つための正しい洗濯方法と、その際に忘れてはならない重要な注意点を紹介します。

日々のお手入れを少し変えるだけで、あなたのマイクロファイバー製品が長持ちし、その品質を最大限に発揮します。

では、プロの洗濯テクニックを一緒に見ていきましょう。

マイクロファイバーとは

マイクロファイバーとは、非常に細い合成繊維から作られた布地のことです。

主にポリエステルやナイロンなどの合成材料から製造され、その繊維の太さは人の髪の毛の約1/100以下という極めて細かいものです。

この細かさにより、マイクロファイバーは特有の特性を持っています。

用途

  1. 清掃用クロス:細かい繊維が効率的に汚れやホコリを拾い上げるため、家庭や職場での掃除用に広く使用されます。
  2. タオル: 吸水性が高く、肌触りが柔らかいため、バスタオルやキッチンタオル、フェイスタオルなどに利用されます。
  3. スポーツウェア: 汗を素早く吸収し、速乾性があるため、フィットネスやアウトドア活動に適したウェアに使用されることが多いです。
  4. 化粧品用リムーバークロス: 優れた吸収性と柔らかさで、化粧の拭き取りやクレンジングに使用されます。
  5. 自動車の洗浄・ワックスクロス: 表面を傷つけずに効果的に汚れを拭き取れるため、自動車の洗浄やワックスがけに用いられます。

メリット

  1. 高い吸水性と速乾性: 水分を素早く吸収し、また早く乾くため、タオルや清掃用品に理想的です。
  2. 耐久性: 合成繊維なので天然繊維よりも耐久性があり、摩耗に強いです。
  3. 柔らかい肌触り: 非常に細かい繊維が柔らかさをもたらし、肌に優しいです。

デメリット

  1. 熱に弱い: 高温での洗濯や乾燥に弱く、熱による損傷のリスクがあります。
  2. 傷がつきやすい素材には使わない: 化学繊維は硬いので、漆器や金箔のついた食器などをマイクロファイバーで拭くと傷がついてしまう可能性があります。肌を拭く時も擦ると肌を傷めてしまうので注意。
  3. 手荒れに注意:使い続けることで繊維が尖り、手荒れを起こす可能性があります。

マイクロファイバーの洗濯の注意点

ドラム式洗濯機

マイクロファイバー製品の洗濯には、その特性を保護し、長持ちさせるためにいくつかの注意点があります。

  • 低温洗い
  • 柔軟剤の使用を避ける
  • 塩素系漂白剤を避ける
  • 他の素材と分けて洗う
  • 洗濯ネットを使う
  • 自然乾燥をする

低温洗い

マイクロファイバーは高温に弱いので、常に冷水またはぬるま湯で洗うことが推奨されます。

柔軟剤の使用を避ける

柔軟剤はマイクロファイバーの繊維を塞いでしまい、その吸収性を低下させる可能性があるため、使用しないことをおすすめします。

塩素系漂白剤を避ける

塩素系漂白剤は繊維を傷めるため、使用を避けてください。

他の素材と分けて洗う

マイクロファイバーは他の素材の繊維やほこりを引き寄せる性質があります。

また、カラフルなデザインのマイクロファイバー製品は、初めの洗濯で色落ちする可能性もあるので、他の衣類と一緒に洗わないようにしましょう。

洗濯ネットを使う

洗濯機で洗う際は、洗濯ネットに入れることで繊維の摩擦によるダメージを防げます。

自然乾燥をする

ドライヤーや高温での乾燥は繊維を傷める可能性があるため、自然乾燥が最適です。

これらの注意点を守ることで、マイクロファイバー製品の性能を長く保つことができます。

マイクロファイバーの洗濯方法

洗濯ネット2

マイクロファイバーの洗濯におすすめの洗剤

マイクロファイバー製品の洗濯には、マイクロファイバー専用洗剤または中性洗剤の使用が推奨されます。

マイクロファイバーウォッシュ:公式■マイクロファイバーウォッシュ

マイクロファイバーの効果を損なうと言われる
“ゼオライト”や“蛍光増白剤”、
マイクロファイバーの持ちを悪くする
“ブリーチ剤”や“高アルカリ”を含んでいません。
アタックZERO:公式■アタックゼロ

多くの方がご存知のアタックは中性洗剤なので
マイクロファイバーの繊維を傷めることが少ないためおすすめ。
繊維を優しく洗浄し、その特性を保護します。
エマール:公式■エマール

おしゃれ着洗剤で有名なエマールですが
マイクロファイバー製品の持ちを悪くする蛍光剤は無配合。

これらのポイントに注意して洗剤を選ぶことで、マイクロファイバー製品の洗濯時に繊維を保護し、製品の寿命を延ばすことができます。

ドラッグストアやネットには多くの洗剤があるので、これらの要件に合う製品を選ぶことが重要です。

マイクロファイバーの洗濯機での洗い方

洗濯をする前に、製品についている洗濯タグを確認しましょう。

洗濯表示 桶に30は液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる桶に30は液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる
洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能桶に手は40℃を限度に手洗い可能
洗濯表示 三角に×は塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止三角に×は塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
洗濯表示 三角に斜め線2本は酸素系漂白剤は使用可能だが塩素系漂白剤は使用禁止三角に斜め線2本は酸素系漂白剤は使用可能だが塩素系漂白剤は使用禁止
用意するもの
  • 中性洗剤
  • 洗濯ネット
予備洗い

表面の汚れを落とし、洗濯効果を高めるために、ぬるま湯でマイクロファイバー製品をすすぐ。

マイクロファイバー製品を洗濯ネットに入れる

洗濯ネットに入れることで繊維の摩擦を減らし、他の衣類との絡みつきを防ぎます。

洗剤を入れて洗濯スタート

柔軟剤や漂白剤は使用しないでください。

マイクロファイバーの手洗い方法

用意するもの
  • 洗面器
  • 中性洗剤
  • ぬるま湯
予備洗い

表面の汚れを落とし、洗濯効果を高めるために、ぬるま湯でマイクロファイバー製品をすすぐ。

洗面器にぬるま湯をはり、洗剤を適量溶かす
マイクロファイバー製品を水に浸し、優しく押し洗いする

強くこすると繊維が傷むので注意してください。

ぬるま湯を替えてすすぐ

洗剤が残らないように、製品を数回冷水またはぬるま湯で丁寧にすすぎます。

マイクロファイバーの熱湯消毒・煮沸消毒方法

マイクロファイバー製品の熱湯消毒や煮沸消毒は一般的に推奨されていません。

その理由として、マイクロファイバーは高温に弱く、熱によって繊維が損傷しやすいため、熱湯や煮沸によって繊維の構造を変え、製品の吸収性、耐久性、または柔らかさを損なう可能性があるからです。

マイクロファイバーの消毒を行いたい場合は、以下のような方法をおすすめします。

低温洗濯

温水で洗濯し、適切な洗剤を使用することで、一定レベルの清潔さを保つことができます。

天然成分の消毒剤使用

酢や重曹などの天然成分を含む消毒剤を使用することで、優しく消毒することができます。

ただし、使用する前に、洗濯タグを確認し、推奨されていない成分が含まれていないかをチェックしてください。

日光に当てる

自然乾燥の際に日光に当てることで、一定の消毒効果が期待できます。

ただし、長時間の直射日光は色あせや繊維の劣化を招く可能性があるため注意が必要です。

マイクロファイバーの脱水方法

マイクロファイバーは、短めの脱水時間でも割とすぐに脱水することができます。

そのため、洗濯機の脱水時間は1分程度に設定し、なるべく繊維にストレスを与えないようにしましょう。

また洗濯機で洗う場合は、マイクロファイバー製品を洗濯ネットに入れることで、他の衣類との摩擦を避け繊維の傷みを予防し、ホコリなどを寄せ付けない効果があります。

これらのポイントを守ることで、マイクロファイバー製品の品質を保ちながら効果的に脱水することができます。

マイクロファイバーのカビ汚れの落とし方

マイクロファイバーのバスマットなどを使っている場合、いつの間にか黒カビが生えていたという経験はありませんか。

カビが生えてしまった場合は、以下の方法をお試しください。

用意するもの
  • 製品が浸かる大きさのタライ
  • 酸素系漂白剤
  • ぬるま湯
予備洗浄

カビの汚れがある部分を冷水で軽くすすぎ、余分なカビを取り除きます。

タライにぬるま湯をはり、酸素系漂白剤を適量溶かす

熱湯はNG。40度以下のお湯を使いましょう。

マイクロファイバー製品を浸し、30分〜1時間程度置く
水気を取り、洗濯ネットに入れる

この時にカビが取れていなければ、軽くもみ洗いをしましょう。

洗濯機で通常通り洗濯する

洗濯機で通常通り洗濯する。この際、中性洗剤を使用し、柔軟剤や漂白剤は避けてください。

カビ汚れは健康に害を及ぼす可能性があるため、発見次第、迅速に対処することが重要です。

また、マイクロファイバー製品のケア指示に従い、適切な方法で洗濯と保管を行ってください。

通常の洗濯で落ちないマイクロファイバーの臭いの取り方

まず、なぜ洗濯しているのに臭くなるのか臭いの原因は主に以下の要因によるものです。

臭いの原因

バクテリアの繁殖

マイクロファイバーは水分を効率的に吸収しますが、これが湿度の高い環境でバクテリアの繁殖を促すことがあります。バクテリアは臭いの主な原因となります。

汗や体臭

マイクロファイバーを使用している間、体から分泌される汗や皮脂が繊維に吸収されます。これらの有機物が分解されるとき、不快な臭いが発生することがあります。

洗濯不足

マイクロファイバー製品が十分に洗浄されていない場合、残留した汚れや洗剤が臭いの原因になります。

乾燥不足

洗濯後に製品が完全に乾燥していない場合、湿った状態が長く続くとカビやバクテリアが繁殖しやすくなります。これも臭いの原因となります。

化学反応

マイクロファイバーは合成繊維であるため、特定の洗剤や化学物質と反応して臭いが発生することがあります。

これらの原因を理解し、適切な洗濯、乾燥、保管方法を実践することで、マイクロファイバー製品の臭いを最小限に抑えることができます。

重曹を使った臭いの取り方

用意するもの
  • 重曹
  • 40度程度のお湯
  • タライ
タライにお湯をはり、重曹を溶かす

熱湯はNG。40度以下のお湯を使いましょう。

お湯10ℓに対して、大さじ1の重曹を入れる

マイクロファイバー製品を浸けて、30分〜1時間置く
すすぐ

重曹が残らないように、十分にすすぐ

洗濯機で1分程度脱水する

繊維を傷めないように優しく行い、過度の絞りは避けてください。

酸素系漂白剤を使った臭いの取り方

用意するもの
  • 酸素系漂白剤
  • 40度程度のお湯
  • タライ

手順は、上記の重曹と同じです。酸素系漂白剤が残らないように、すすぎは丁寧にしっかり行いましょう。

これらの手順に従うことで、マイクロファイバー製品の頑固な臭いを効果的に取り除くことができます。

マイクロファイバーの干し方と乾燥機での発火リスク

乾燥機

マイクロファイバー製品の干し方と乾燥機使用時の発火リスクについて、以下の点を注意しましょう。

マイクロファイバーの干し方

直射日光は色あせや繊維の劣化を引き起こす可能性があるので避けましょう。

また、風通しの良い陰に干すことで、菌の繁殖を防ぎ素早く均等に乾燥させることができます。

湿った状態での保管はカビや臭いの原因となるため、完全に乾燥させることが重要です。

乾燥機使用時の発火リスク

マイクロファイバーは高温に弱く、特に乾燥機の高温設定は繊維の損傷や変形、さらには発火のリスクを高めます。

マイクロファイバーは油脂を効率的に吸収するため、キッチン用や洗車での使用後には油分が残りやすいです。

その状態のマイクロファイバー製品を乾燥機に入れると、乾燥機の熱により発火のリスクが高まります。

そのため、マイクロファイバー製品はなるべく自然乾燥させましょう。

どうしても乾燥機を使う場合は、まず洗濯タグを確認してください。

洗濯表示 四角に丸と2つの点は排気温度上限80℃でタンブル乾燥可能四角に丸と2つの点は排気温度上限80℃でタンブル乾燥可能
洗濯表示 四角に丸と×はタンブル乾燥禁止四角に丸と×はタンブル乾燥禁止

油分が含まれる可能性がある場合は、十分な洗浄を行い、できるだけ油脂を除去します。

乾燥機の設定温度はできるだけ低温設定を選び、乾燥時間は短時間にしましょう。

汗や水を吸わないマイクロファイバーの原因と対処法

マイクロファイバー

原因

柔軟剤の使用

柔軟剤はマイクロファイバーの細かい繊維をコーティングし、その吸収性を低下させることがあります。

洗剤の残留

適切にすすぎが行われなかった場合、洗剤が繊維に残り、水分の吸収を妨げる可能性があります。

油脂の蓄積

時間の経過とともに、油脂やその他の汚れが繊維に蓄積されると、吸水性が低下します。

高温での洗濯や乾燥

高温での洗濯や乾燥はマイクロファイバーの繊維構造を損傷し、吸収性を低下させる可能性があります。

対処法

柔軟剤を使用しない

マイクロファイバー製品を洗濯する際は、柔軟剤の使用を避けてください。

十分にすすぐ

洗濯後は洗剤が完全に洗い流されるよう、十分にすすぎを行います。

酢を使った洗濯

酢を少量洗濯水に加えることで、繊維に残った洗剤や柔軟剤の残留物を取り除き、吸収性を回復させることができます。ただし、使用前に洗濯タグを確認してください。

低温で洗濯・乾燥

マイクロファイバー製品は常に低温で洗濯し、自然乾燥させることが望ましいです。乾燥機を使用する場合は低温設定を選びます。

定期的な洗浄

油脂や汚れが蓄積しないように、定期的に洗濯し、適切なケアを行います。

マイクロファイバーのクリーニング相場

マイクロファイバー

クリーニングの費用は、製品の種類(例えば衣類、タオル、掃除用クロスなど)、サイズ、特定のクリーニング要件、そしてクリーニング店によって異なります。

マイクロファイバー製品のクリーニングを検討している場合は、地元のクリーニング店やドライクリーニング店に直接問い合わせて事前に確認しておきましょう。

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