プロが教えるミンクファーの洗濯やお手入れ方法
柔らかな質感で、手触りがとても柔らかいミンクファー。保湿性も優れており、寒い季節に必須アイテムです。
そんなミンクファーですが、”汚れや臭いが気になる…”と思っていても、自宅で洗濯できないからと諦めていませんか。正しい方法であれば、ミンクファーを自宅で洗濯することができます。
この記事では、ミンクファーの正しい洗濯方法や普段のお手入れ方法についてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
ミンクファーの洗濯のリスクや注意点
正しい方法で洗濯しないと、以下のようなリスクが発生する可能性があります。
- 色落ちや変色
- 抜け毛
- 毛質が悪くなる
染色されたミンクファー製品が多いので、洗濯方法や洗剤が合っていないと、色落ちや変色が生じる可能性があります。
また、リアルファーなので抜け毛自体は自然に起きる現象ですが、洗濯による抜け毛や毛質悪化を防ぐために、次はミンクファーの正しい洗濯方法をご紹介します。
ミンクファーの洗濯方法や洗い方
- おしゃれ着洗剤
- 柔軟剤
- タライ
- ぬるま湯
- 衣類用ブラシ（ペット用ブラシでもOK）
この時、毛質がボサボサですが乾かしてブラッシングすると元に戻るのでご安心ください。
ミンクファーの普段のお手入れ方法
ミンクファー着用時に注意してほしいこととして、なるべく香水はつけない方がよいでしょう。その理由は、ミンクファーは鞣し(なめし)加工がされているので、薬剤の臭いと香水が混ざることによって悪臭が発生することがあるからです。
【鞣し加工とは】
毛皮や革を柔らかくして、腐敗を防ぎ耐久性をもたせる加工のこと。
また、着用後は都度ブラッシングをして毛並みを揃えましょう。食べ物やタバコなどの臭いが気になる場合は、風通しの良い日陰に干すことで臭いを軽減することができます。
長期保管する時は、紫外線の影響で変色を防ぐために、直射日光が当たる場所は避けてください。ミンクファーには、虫が寄り付きやすいので、防虫＋湿気対策を行いましょう。ファーに圧がかかると、毛並みが崩れペタンコになってしまうので、余裕のある収納を心掛けてください。
ストールなどの小物であれば、製品よりひと回り大きめの蓋付き箱に防虫剤とミンクファーを入れて保管するときれいに保つことができます。
ミンクファーのおすすめクリーニングと料金相場
ミンクファーのみならず、リアルファー全般のクリーニングにはパウダークリーニングがおすすめ。パウダークリーニングは水や薬剤を使わず、特殊なパウダーを使ってお手入れする方法です。
また、ミンクファーのクリーニング料金の相場として、製品の大きさやクリーニング店によって異なりますが、大体15,000円～と高額です。ミンクファーは、高級でとても繊細なものになるので、クリーニング料金も割高となる印象です。
依頼するクリーニング店によっては、クリーニングできない場合もあります。まずは、お手持ちのミンクファーがクリーニング対象なのか、料金はいくらなのかを事前に確認するようにしましょう。
