屋外トランクルームに服や布団を保管で起きるトラブル
屋内トランクルームより格安な屋外トランクルーム(レンタル倉庫)ですが、ここに洋服など衣類や布団を保管するのはトラブルになりやすく、非常にリスクが高いです。その理由と対処法などを紹介します。
屋外トランクルームで起きる5つのトラブル
屋外トランクルームは安く収納スペースを使えるので、直ぐに使わないけど持っておきたい物を保管するには良い場所ですが、大切な洋服や布団を長期保管するには向いていません。
1.セキュリティ面の不安
屋外のコンテナ型トランクルームの場合は、警備システムを導入しているサービスもありますが、屋内よりセキュリティ面にかなり不安を抱えています。
屋内型だと入室の際にもセキュリティチェックがなされる場合もありますが、屋外型だとそういう面での強化は難しく、特に郊外で人が少ない屋外トランクルームだと、深夜などに泥棒が侵入するという危険性は屋内型より高いです。
2.カビやダニが発生しやすい
屋内型トランクルームであってもカビやダニの温床となっていますが、屋外型はそれ以上です。気温や湿度の管理や調整ができないので、大量に発生してしまう事も覚悟の上で保管しなければなりません。
カビが衣類や布団に発生すると素人では落とすのは大変だし、ダニの大量発生は痒みやアレルギーに繋がるので、そういうリスクを考えると屋外はおすすめしません。
3.昼に気温が上がり蒸し暑い状態になる
洋服や布団が溶けてしまう程の高温にはなりませんが、温度も湿度も高い場所になるので、洋服は傷みやすくなります。高い湿度で蒸された状態になるので色落ちなどもしやすい環境と言えます。
次のシーズンに着る為に保管する選択をしたはずなのに、ダメージを追って着れない状態になるなら本末転倒です。
4.昼夜の気温差が高く結露も発生しやすい
昼は熱く、夜は寒いと、昼夜の寒暖差で結露が発生しやすいので、屋内型よりもカビやダニが発生しやすい場合が多い。
コンテナ等で風雨から守られている様に見えますが、実際には隙間があり完全な密閉状態ではないので、これらは仕方ない事だと言えます。
雨の日などはもろに影響を受けるので、完全な湿気対策などは不可能です。
5.屋外なので虫の侵入もある
前述した通り、完全に密閉されている訳ではないので、隙間から虫が入ってくる事も多い。そういう虫によって荒らされたり、虫の死骸が更なるトラブルを引き起こす事になります。
衣類や布団などの繊維を餌にしてしまう虫もいるので、虫食いが発生し穴が開いてしまうリスクも高くなります。
6.臭い
屋内より屋外の方が臭いは付かないと思いきや、ここまで述べたトラブルなどもあって、異臭がしやすくなります。
更に外気に晒された状態になるので排気ガスなど、様々な匂いが付く事は覚悟しておかないといけません。
屋外トランクルームに衣類や布団を保管する際の対処法
屋内トランクルームと比べると格安なので、衣類や布団がダメになる可能性があっても、こちらに保管したいと言う人には最低限やっておくべき対処法を紹介します。
1.スノコを敷き少しでも空気の通りを良くする
屋外ですので気持ち程度になりますが、気温と湿度対策にスノコを敷きましょう。やらないよりはマシな程度ですが、屋外なら必ずやっておくべきです。
2.シッカリ洗濯をして保管する
汚れはカビやダニの好物なので、大量発生の原因にもなります。少しでもリスクを下げる為には、仕舞い洗いをシッカリやってから保管しましょう。
3.シッカリ乾燥させる
保管する段階で衣類や布団に湿気が溜まっているなら、直ぐにカビやダニが大量発生してしまいます。それまでの期間を長くする為にも、コインランドリーにある様な大きな乾燥機でシッカリ乾燥させましょう。
ダニは50℃で20~30分、60度で一瞬で死滅します。全てを取り除く事は無理でも、一旦全てを死滅させておくだけでも大きく違いが出ます。
4.圧縮袋に入れて保管する
シッカリ洗い乾燥させた後は衣類圧縮袋や布団圧縮袋に入れて保管しましょう。これによって空気や湿気に覆われる事がなくなり、カビやダニからも守れる可能性が少し出てきます。ただ、取り出した時はシワシワになっているので、その後のお手入れは必要になります。
屋外トランクルームよりクリーニング付き保管を!
屋外トランクルームは格安で良いですが、衣類や布団を保管するのには全く向きません。使えなくなっても良いのなら、いっそ処分した方が良いのではと思うくらいです。
ちゃんと使える状態で保管したいなら、クリーニング付き保管サービスがおすすめです。
屋内トランクルームでもトラブルは多いし自分で出し入れする手間もあるので、そういうリスクを考えると、宅配でいつでも出し入れできるし、管理はシッカリやって貰え、出す時にはクリーニングし綺麗で直ぐに使える状態で送ってくれるので便利です。