ワイシャツの黄ばみの簡単な落とし方と予防方法

洗濯しても落ちないワイシャツの黄ばみに悩まされていませんか。ここでは黄ばみの正体と効果的な落とし方をご紹介します。
ワイシャツの黄ばみの原因
黄ばみの原因は一体何なのでしょうか。黄ばみにはいくつか種類があり原因も異なります。まずは黄ばみの種類とその原因について確認していきましょう。
■汗や皮脂
黄ばみの代表的な「襟袖の黄ばみ」「脇の黄ばみ」はこの汗や皮脂汚れが原因です。
特に脇は季節に関係なく自分の思っている以上に汗をかく部分です。また襟元は首との距離が近く皮膚と生地がこすれ、より繊維の奥まで入り込みやすい場所です。
その皮脂汚れがきれいに落としきれず、酸化して「黄ばみ」へと変化しています。さらにほこりなどの汚れも一緒になると黒ずみにもなってしまいます。
■日焼け止め
肌の露出している部分だけでなく首元などしっかり塗っている方は要注意です。化粧品と同じように一度ついてしまうと通常の洗濯では落としきれていません。
■タバコのヤニ
タバコを吸うとヤニで歯が黄色くなる、タバコを部屋で吸うと壁紙が黄色くなった…など耳にしたことがあるでしょう。同じことがワイシャツでも起こります。
今では喫煙法が厳しくなり分煙されていますので非喫煙者の方はそこまで気にしなくても大丈夫ですが、喫煙者の方でワイシャツ全体の黄ばみが気になっているようであれば原因はタバコかもしれません。
■長期保管中に発生
衣替えをした時、しまう前にはなかったはずの黄ばみが出てきたり目立つようになったことはありませんか。それは保管前に落としきれていなかった目には見えない汚れが酸化し、湿気を含んでよりしつこい黄ばみへと変化したからです。
いつものお洗濯だけでは季節ものの衣類が眠っている半年ほどの間、汚れを放置したようなものです。長期保管中に発生した黄ばみは頑固な汚れになりますので、保管前には通常のお洗濯だけではなく、そのシーズンの汚れをしっかり落としきることが大切です。
ワイシャツの黄ばみの簡単な落とし方

では、どうすれば一度ついてしまったワイシャツの黄ばみを落とせるのでしょうか。まずは基本的な落とし方を説明していきます。
ワイシャツの黄ばみの基本的な落とし方と手順
基本的には黄ばみ部分に集中的に洗剤を付けてもみ洗いをすることと、漂白剤でつけ置き洗いをすることです。
洗剤は直接こすりつけて洗える洗濯石けんや、黄ばみに特化した襟袖汚れ用洗剤を使用すると簡単です。特殊な素材のワイシャツの場合は洗濯表示より家庭で洗えるかどうか確認をしてから行いましょう。
あまり強くゴシゴシと洗うと生地を傷めてしまう可能性がありますので洗剤をもみこむようなイメージで洗いましょう。また洗剤によっては塗る(付ける)だけで効果の出るものもありますので、使用前には確認するようにして下さい。
しつこく汚れている場合はつけ置き洗いをプラスするとより効果的です。水(ぬるま湯)に漂白剤を溶かしつけ置きましょう。目安は30分程度です。
漂白剤の洗浄力を高めるために水よりもぬるま湯や高めの温度の方が効果が期待できますが、洗濯表示の温度を超えないように注意しましょう。全体的に黄ばみが気になる場合もこちらのつけ置き洗いが有効的です。
また、長時間つけ置き過ぎるとかえって生地を傷めてしまう原因となるのでこちらも注意して下さい。
洗濯機でいつも通りの洗濯をしましょう。
ワイシャツの黄ばみにおすすめの洗剤や酸素系漂白剤
■東邦 ウタマロ石けん

出典「Amazon」
洗濯石鹸の王道ウタマロ石けんはやはり万能なだけあって、黄ばみにも強いです。弱アルカリ性で蛍光増白剤が配合されているので黄ばみ落としにも威力を発揮します。
■ライオン トップ プレケア 部分洗い剤 エリそで用

出典「Amazon」
使い方が簡単な襟袖部分洗い専用の洗剤ですが、スプレータイプとは違いこちらはスポンジヘッドのためより繊維の奥の汚れにアプローチすることができます。
もみ洗いの必要もありませんので手を汚さずに手軽に部分洗いができるのは嬉しいポイントです。
■花王 ワイドハイターEXパワー

出典「Amazon」
酸素系漂白剤の中でも最もポピュラーな洗剤の一つです。これ一本で漂白、洗浄、消臭、抗菌が叶う使い勝手の良い漂白剤です。
特に汗や皮脂からくる黄ばみや消臭に効果があり、色柄物に安心な酸素系漂白剤です。「つけ置き洗い」だけではなく普段の洗濯機洗いでももちろん使えます。
酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いの方法
「酸素系漂白剤」とは色柄物にも安心して使用できる漂白剤です。この酸素系漂白剤にも「粉末」と「液体」と2種類あり、それぞれ使い分けが必要です。
実は同じ酸素系漂白剤でも使用できるもの・できないものがあります。それぞれの特徴を知っておきましょう。
■「液体」酸素系漂白剤
汚れに直接塗布することができ幅広い素材に使用できます。洗濯機で使用する場合は洗濯物と洗剤を一緒に投入するだけで使用可能なので手軽さもあり人気です。
■「粉末」酸素系漂白剤
使用できる素材は限られますが「液体」よりも漂白力が強いのが特徴です。洗剤をしっかり溶かしてから使用します。毛・絹には使用できないので注意しましょう。
次に漂白剤が使えるかどうか洗濯表示もあわせて確認しておきましょう。
![]() | 「酸素系漂白剤」、「塩素系漂白剤」どちらも使用できます。 |
![]() | 「酸素系漂白剤」は使用できます。 |
![]() | 漂白剤は使用できません。 |
このように漂白剤を使用する際は、使い勝手の良い「酸素系漂白剤」であっても使用不可の素材もありますので必ず洗濯表示を確認が必要です。
洗い方については、前述した基本の落とし方の手順2~3を参考にしてください。
漂白剤を使えない衣類や洗濯で落ちない黄ばみの対処法

洗濯表示で漂白ができないものはもちろん使用不可ですが、金属製のボタンやファスナーの付いた衣類にも使用はおすすめできません。漂白剤と金属と化学反応し変色することがあるからです。
今一度、使用前には洗濯表示の確認をしましょう。そして漂白剤を使えない衣類でも黄ばみを落とす方法もありますので紹介していきます。
過炭酸ナトリウムとスチームアイロンで黄ばみを落とす
スチームアイロンがお家にある場合、過炭酸ナトリウムで作った洗浄ペーストにスチームの熱をあてて黄ばみの色素を分解する方法があります。
目に見えて黄ばみがとんでいきますので面白い落とし方です。過炭酸ナトリウムとは酸素系漂白剤のことですので漂白剤を使用できない生地や、アイロンの熱に弱いような特殊なワイシャツには使用できませんのでご注意下さい。
■準備するもの
- 過炭酸ナトリウム
- 台所用洗剤
- スチームアイロン
- 歯ブラシ
■手順
- 過炭酸ナトリウム、洗剤、水を同じ割合で混ぜる
- スチームアイロンを温める
- 作っておいた洗浄ペーストを歯ブラシで塗る
- アイロンのスチームを当てる
- 通常の洗濯をする
重曹や炭酸ソーダを使って黄ばみを落とす
どちらかというとお掃除で使うイメージの方が強いかもしれませんが、重曹やセスキ炭酸ソーダで黄ばみも落とせます。
近年、知名度が上がってきた自然由来のナチュラルクリーニングですが、その中で汗や油汚れに向いているのがこの2つです。元々自然界にあるものや食べ物に含まれる天然成分なので小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも安心して使用できます。
重曹とセスキ炭酸ソーダの使い分けをするなら、よりアルカリ性の強いセスキ炭酸ソーダの方が洗浄力がありますが、まずはおうちにある方を使って環境にも優しいナチュラルクリーニングを試してみましょう。
■準備するもの
- セスキ炭酸ソーダ又は重曹
- 歯ブラシ
■手順
- 黄ばんだ部分をよく濡らしておく
- 水に溶かした重曹又はセスキ炭酸ソーダを塗る
- 5分ほど放置した後洗い流す
- 通常の洗濯をする
食器用洗剤と歯ブラシで黄ばみを落とす
皮脂の汚れは中性洗剤で落とせるため食器用洗剤も有効的です。家庭にあるベーシックな洗剤なので困った時にすぐに使えるのもポイントです。
歯ブラシでこする際は汚れをかきだすイメージでトントンしましょう。あまり強い力でこすると繊維が傷んでしまいますので注意して下さい。力を入れるよりたくさんの回数優しくこする方が汚れは落ちやすいです。
念のため洗剤で色落ちしないか目立ちにくいところで確認してから使用することをおすすめします。
■準備するもの
- 食器用洗剤
- 歯ブラシ
■手順
- 水(ぬるま湯)を桶にはっておく
- 歯ブラシで洗剤を馴染ませて黄ばんだ部分をこすり洗う
- はっておいたぬるま湯につけて、生地をやさしくもみ洗いをする
- 通常の洗濯をする
お湯で煮沸し煮洗いして黄ばみを落とす
煮洗いはその名の通り、火にかけて煮て汚れを落とす方法です。黄ばみだけでなく臭いの元となる殺菌効果が期待できます。
ただし煮洗いができるのは綿と麻のみです。ポリエステルやシルクなどには使用できませんので念のためワイシャツの裏にあるタグで生地を確認しておきましょう。鍋で汚れものを洗うのに抵抗のある方は、火にかけられる桶もあります。
■準備するもの
- 大きめの鍋(琺瑯、ステンレス製)又は火にかけれる桶
- 菜箸
- 重曹又は洗濯用洗剤(液体でも粉末でも可)
■手順
- 鍋でお湯を沸かす
- 沸騰したら重曹又は洗濯用洗剤を入れワイシャツを投入
- 菜箸やトングで時々混ぜながら15分〜20分煮る
- 火を止めたらそのまま冷ます
- しっかりすすいで乾かすか、通常の洗濯をする
時間が経ったワイシャツの黄ばみを落とすのに有効な方法
「魔法水」を耳にしたことはありますか。黄ばみだけでなく、食べこぼしやお化粧品の汚れなどを落とす万能のシミ抜き剤です。
準備するものは多くなりますがその分やるだけの価値はありますので試してみてください。
魔法水を作る際は混ぜすぎると中和されて洗浄力が落ちてしまいますので、軽くさっと混ぜ合わせる程度にしておくことがコツです。そのため作り置きもできませんので都度作るようにしましょう。
■準備するもの
- 酸素系液体漂白剤
- 重曹
- 食器用の中性洗剤
- 汚れてもいいタオル
- 歯ブラシ
■手順
- 魔法水を作る(重曹小さじ1・酸素系液体漂白剤小さじ3・食器用洗剤を3滴)
- 汚れてもいいタオルを下に敷いて黄ばみの上から歯ブラシで魔法水をトントン叩き込む
- すずいだら通常の洗濯をする
ワイシャツの黄ばみをクリーニングで染み抜きする際の料金目安
ワイシャツの黄ばみを染み抜きする際にかかる料金の相場は500~5,000円程度です。洋服のタイプ、洗い方、汚れの範囲や程度など、お店によっても幅があるのでクリーニング店へ事前に相談してみましょう。
黄ばみの多くは汗や皮脂によるものなので、予防することや自宅で洗濯方法を工夫すれば自分で解決できるシミ汚れではあります。
しかし、それでも落ちない場合やしつこいワイシャツの黄ばみに悩まされているなら一度プロにお任せしてみてみてはどうでしょうか。



