ワイシャツクリーニングの値段相場や出し方を解説
ワイシャツをクリーニングに出すと値段はどれくらいかかるのか?料金相場と共に、基本的な出し方を解説します。
ワイシャツクリーニングの値段相場
ワイシャツの値段の相場は店舗に持ち込む場合だと、一枚あたり150円~350円ほどです。お店によっても多少の差はありますが、他の衣類と比べると価格の安いアイテムになります。
基本的にクリーニングでの洗い方は「ドライクリーニング」「ランドリー(水洗い)」「ウェットクリーニング」の3種類です。
この中でも一番手間隙かかるのが一つ一つ丁寧に手洗いをするウェットクリーニングです。一方ドライクリーニングには水を使用せず有機溶剤という家庭では扱わないもので洗浄します。
そしてランドリー(水洗い)は一番家庭での洗濯機洗いに似ている洗い方になり、特別な生地や汚れがない限りワイシャツはこの洗い方になります。
そのため価格としてはウェットクリーニング>ランドリー>ドライクリーニングとなります。
一言でクリーニングと聞くと特別な衣類や、家庭では洗うことのできないものを出すというイメージが強いかもしれませんが、このようにクリーニング店では洗い方にも種類があるので、着用頻度の高いワイシャツを気軽に出すのもありではないでしょうか。
ワイシャツクリーニングの種類とやり方や工程
洗い方については衣類の裏側についているタグの洗濯表示を見て洗い分けをしています。
水洗いできないような特殊な素材や、落としたい汚れが油溶性の場合はドライクリーニングになりますが、ワイシャツの場合は先程の通りランドリー(水洗い)が基本です。
万が一ワイシャツに油溶性・水溶性の汚れが混在する場合や、特殊な生地の場合は専門の職人が手洗いで行うウェットクリーニングの方法もありますので適切な洗い方を事前にクリーニング店に相談しましょう。
それでは基本的な工程を説明します。
シミなどの汚れがない確認し、汚れを落としやすくする専用液をつけるなどの前処理を行います。
専用の機械で洗っていきます。この時にプロが洗剤、助剤、漂白剤などの専門の溶剤を適切に使用します。ワイシャツは40~70℃の高めの温水で洗います。
濡れたままの状態で高温のプレス機で仕上げます。高温にすることでワイシャツのシワをきれいに伸ばし、殺菌効果も期待できます。
クリーニング店や希望するコースによっては機械ではなく、1枚1枚を職人が手作業で仕上げる場合もあります。
汚れから守るため自動包装機でビニールをかけます。
ちなみに仕上げはハンガー仕上げ(立体仕上げ)と、たたみ仕上げ(平面仕上げ)の2種類あります。特別に注文しなければ基本的にハンガー仕上げ(立体仕上げ)が一般的です。
それぞれ収納に便利な方を選びましょう。ハンガー仕上げ(立体仕上げ)はシワが付きにくく、そのまますぐに着用する場合にはおすすめです。
たたみ仕上げ(平面仕上げ)は、プロがきれいに仕上げた正しい折り目がついているので、出張時などの持ち運びにも便利ですし、衣替えでタンスや衣装ケースに長期保管する場合にも適しています。
たたみの方が50円ほど高くなりますが、用途に応じて使い分けをするとお値段以上に便利です。
ワイシャツクリーニングの出し方
ワイシャツを初めてクリーニングに出す時は疑問を感じたり、迷うことがあるかもれまれせん。まずは基本的な出し方を説明していきます。
ワイシャツクリーニングに出す前は洗ってから?
汚れたままの状態でクリーニングに出して大丈夫です。
ただし夏場などよく汗をかく時期に一週間分のワイシャツをまとめてクリーニングに出す場合は、汚れたまま放置するのは衛生的に良くありません。
その場合は洗濯しておいた方が無難でしょう。ただし洗濯の回数が多くなると生地に負担がかってしまいますので、季節に応じてクリーニングに出す頻度を変える工夫をしてみましょう。
ワイシャツクリーニングはまとめてじゃなく1枚からでもOK?
もちろん1枚からでも受け付けてくれます。1枚ずつ店舗へ持っていくことが面倒でなければ問題ありません。
もしかするとお店によってはまとめると割引があったりするかもしれませんので、価格に関しては事前に確認しておくことをおすすめします。
ワイシャツクリーニングの持って行き方
ポイントは3つです。
- 袋に入れてもっていくこと
- ポケットの中を確認する
- 付属品は外しておく
袋に入れてもっていくこと
一枚だけの場合でもクリーニングに持ち込む場合には袋に入れておきましょう。持って行く途中どこかにひっかけて破れたり、汚したりすると余計な出費になりかねません。
この袋はお店で預かってはもらえませんので小さくたたんで持って帰れるビニールのものが便利でしょう。突然の雨にも対応できます。
ポケットの中を確認
クリーニングにもっていく前には必ずワイシャツのポケットの中を確認しておきましょう。
付属品は外しておく
ハンガーや、取り外し式のカラーキーパーなども外してワイシャツのみの状態にしておきましょう。
ワイシャツクリーニングの仕上がり時間や日数
店舗に持ち込んだ場合、一般的なワイシャツであれば1日~2日程度で仕上がります。週末に出す時間帯にもよりますが、お休みの間にクリーニングに出してまた月曜からきれいなワイシャツを着ていくことも可能です。
即日対応をしてくれるお店なら、早い時間にだせばその日中に受け取ることもできますし、スピード仕上げを希望すれば別料金で即日仕上げを受け付けてくれるお店もあります。
特別なオプションなどをお願いしなければ2日で仕上げてくれるところがほとんどです。
ワイシャツクリーニングすべき頻度や回数
ワイシャツは、どのくらいの頻度でクリーニングに出すのがベストなのでしょうか。特に正解や決まりはありませんが、時間をお金で買うという考え方なら毎回ワイシャツはクリーニングに出すと決めている人もいるでしょう。
そこまででなくてもお気に入りのワイシャツを長持ちさせるならば、月1回など自分でサイクルを決めて定期的にクリーニングに出すのも良いでしょう。
このように黄ばみなどの汚れが出現する前の段階で、予防洗いとして定期的にクリーニングを利用した方が賢い場合もあります。
それは家庭では落とせない頑固な汚れとなってからではクリーニングに依頼する際も別途染み抜きのオプションが必要だったり、汚れの範囲や程度によっては高額になる場合もあるからです。
定期的に出すのが面倒、管理が苦手な場合には一番分かりやすいタイミングとしては衣替えの時期になります。
長期間着ないことが分かっているワイシャツならクリーニングに出してから保管することをおすすめします。
いつも通りの洗濯だけでは見た目はきれいでも長期保管している間に落としきれていなかった汚れが酸化し、黄ばみへと変化することがあるからです。
そして次に着ようと思った時には時間が経過してしまい汚れが落ちなくなってしまうケースもありますので、最低限シーズンの終わりに出す習慣にしてはどうでしょうか。
ワイシャツクリーニングの費用対効果
ワイシャツをクリーニングに出すと家庭とは違うプロの仕上がりを得られることはよく分かりましたが、それにはコストがかかるのが当然です。多少費用はかかってもクリーニングに出すだけの価値はあるのでしょうか。
ワイシャツは洗濯とクリーニングどっちが良い?
どちらが良いか、それぞれのメリット・デメリットを考えたうえでどちらが良いか考えてみましょう。
クリーニング
■メリット
- 汚れをしっかり落とせる
- アイロンがけの手間がなくなる
- プロに全てお任せできる(仕上がりもきれい)
■デメリット
- 生地に負担がかかりやすい
- クリーニング代がかかる
- 持ち込み、受け取りが面倒
- 納期を考慮してワイシャツの枚数が必要
洗濯
■メリット
- すぐに洗える
- 経済的
■デメリット
- 黄ばみやなどの汚れのケアに手間がかかる
- アイロンがけに時間がかかる
どちらも一長一短ありますね。どちらが良いかはご自身の生活スタイルがどちらにあっているかによって変わってくるでしょう。
もちろん両方を上手に使い分けすることもおすすめです。これまでやっていなかった方を一度試してみて楽だと思える方を選んでみるのも良いではないでしょうか。
ワイシャツの洗濯は面倒!クリーニングコスパは良い
ワイシャツの洗濯は意外と気を付けるポイントが多く、最後のアイロンがけまで工程が長いものです。
冒頭にも説明しましたがワイシャツはクリーニングの中でも家庭の洗濯機洗いと似ていて、価格も一番リーズナブルなランドリー(水洗い)になります。
お店に持っていくだけで家庭では落としきれないワイシャツの黄ばみ汚れや、臭いの問題も解決でき、面倒なアイロン作業もプロにお任せできます。もちろん家庭ではだせないプロの技でパリッとした仕上がりです。
考え方によっては数百円でそれらのお悩みから解放されて、アイロンにかけていた時間を有効的に使えるなら決して高いものではないはずです。
何より自分の時間を持てることで気持ちに余裕が生まれるならその価値は十分にあるではないでしょうか。
ワイシャツ宅配クリーニングは1人暮らしや共働きに特に良い
もう一つ家事に時間をかけられない共働きの方や、忙しい一人暮らしの方におすすめなのが「宅配クリーニング」です。
着用頻度の高いワイシャツですのでクリーニング店が生活圏内になければ、わざわざクリーニングに出しにいくことすら面倒になります。
その点、宅配クリーニングならご自宅から一歩も出ることなくワイシャツをつめて送るだけで全て完結するのでとても効率的です。店舗なら決まった営業時間がありますが、宅配クリーニングならネット予約で24時間受付してくれるのも嬉しいポイントです。
気になる納期も最短2日でできる業者もあり、1着からでも受付けてくれるところもあります。衣替えでしばらく着ないワイシャツをそのまま保管してくれるサービスがあるなど、ご希望にあわせて宅配クリーニングを活用するとこれまで以上に快適な生活が送れることでしょう。