衣替えで服を上手に断捨離するやり方やコツをプロが解説
クローゼットや収納がパンパンだと、洋服にトラブルが発生するリスクは高いです。上手に断捨離するコツを紹介するので、衣替えの時期に快適な収納にしましょう。
衣替えで断捨離する服と残す服の基準
衣替えの時期タンスを見ていたら、全く着ていない衣類はありませんか?
1年の内に袖を通した衣類が断捨離の基準です。流行り物のなんかはシーズンによって異なるので2~3回着て結局着なくなっちゃった衣類や、1年間全く着なかった洋服は捨ててしまいましょう。
また、体型はそんなに変わるものではありません。体型に合わなくなった衣類達も断捨離をしてしまいましょう。
もったいないと思って保管して結局着ないのはもっともったいないので自分の体型に合ったお気に入りの衣類をまた購入しましょう。
洋服を捨てる基準や捨てた方が良いパターンは以下。
- ワンシーズン着なかった洋服
- 似たテイストの洋服
- 年齢に合わない洋服
- 高級ブランドの洋服
- 着たけど直ぐ脱いだ洋服
- インナーや下着
- 1番要らないと思う洋服
1.ワンシーズン着なかった洋服
ワンシーズン着なかった洋服は1年以上クローゼットに保管されたままです。そういう洋服は一度手に取ってみましょう。
「この服があるの忘れてた!来シーズンは着たい!」と思えば取っておいても良いですが、大抵は「あー、この服あったな」程度でときめきが無くなっているので、それなら来シーズンも同様なので捨てても問題ありません。
2.似たテイストの洋服
趣味は偏りがちなので、気付けばクローゼットの中は似た様な服が多くなります。そうなると着る、着ないの差が生まれてくるので、似た服を横並びにしてみて、着る回数が少ない物は捨てても問題ありません。
迷う場合は思い入れのある服、高価な服を残しておけば失敗する事が少ないです。似た様な服を買ったら、同じ様な物は捨てると言うルールを設ければ、洋服が溜まる一方という事も防げます。
逆に「これを捨てるくらいなら買わないで良いか」と節約に繋がる場合もあります。
3.年齢に合わない洋服
デザインが若すぎる服は大好きでも着る機会は減ります。歳は重ねる一方なので、若いデザインの洋服が急に似合う様になる事もないので、捨てて問題ありません。
デザインの流行は20年毎に繰り返すと言いますが、テイストはその時代に合った物になるので、「将来また着る機会が」と思っていても、着ない可能性の方が非常に高いです。
4.高級ブランドの洋服
着ないけど高価な物は捨てる踏ん切りは付きにくい。そうならば、買い取り業者やフリマアプリなどで売るのも良いでしょう。高価と言う理由だけで捨てられないのなら、今の価値で買い取って貰えば問題ありません。
汚れなどが酷い場合はクリーニングに出して綺麗にすれば、フリマアプリなどでは買い手が付く場合も多いです。
5.着たけど直ぐ脱いだ洋服
朝、パジャマから洋服に着替えたが、「なんか違う。なんか変」と感じた服があったら、今後も同じ様に思う可能性が高いので捨ててしまいましょう。
単品で見ると良い洋服でも、トータルでコーディネートすると自分の趣味に合って無い洋服の可能性が高いので、今後も他の洋服と組み合わせた時に同じ状況になります。
6.インナーや下着
インナーや下着は他人から見えない場所なので、多少汚れがあったり、ボロボロになっていても保管している人がいます。
新品も買い足すので、いつの間にかクローゼットやタンスがそれらでパンパンになる事も。自分にとって必要な枚数を残して古いのから捨てましょう。
7.1番要らないと思う洋服
毎シーズン欲しい洋服があるタイプは、捨てないと収納がパンパンになります。そう言うタイプなら、1つ買う時に、クローゼットの中で1番要らないと感じ洋服を捨てる様にしましょう。
服は何回着たら、何年で捨てる?
どれだけ手入れをしていても衣類にも寿命があり、着用したり保管しているだけでも着々と寿命が近づいているのです。衣類の寿命を見極める目安とポイントをご紹介します。
一般的な服の寿命年数の目安
衣類の素材や、お手入れの頻度により寿命は異なりますが、大体2年から4年ほどが衣類の寿命です。あくまで目安でこれ以上に長持ちする事が多いですが、劣化が目立ち始める目安として参考にして下さい。
- ダウンコート:3年〜4年
- ニット類:2年〜3年
- シャツ:2年
- ジーパン:4年
- スーツ:夏物3年、冬物4年
- ワイシャツやブラウス:3年
着用年数や経年変化による寿命
- クリーニングに出しても落ちない汚れやカビがある
- 風合いが損なわれている
- 色落ち、色褪せしてしまい補修しても元に戻らない
- 伸び切ってしまったり縮んでフェルト化したニット
- 繊維が潰れて破壊されテカリが出ているスーツ
体型や好みや流行りの変化によるもの
- 可愛いと思って買ってみたけど似合わなかった
- 流行の変化で古い印象を与えてしまう物
- 体型の変化で着用できなくなった物
- 好みで買ったけど着心地が悪い物
服の匂いが取れない場合は捨てるべき?
どれだけ洗っても、クリーニングに出しても臭いが取れない衣類は迷わず断捨離してしまいましょう。
ワキガ臭など消臭スプレーを振ってごまかしても臭いの元は取り除けない、むしろ臭いが混ざって余計に臭ってしまう事もあります。
クリーニング会社では消臭加工も行ってくれる所もあるので、お気に入りの1着なら試してみるのもいいですが服を買い替えるタイミングかもしれません。
coromoeでは脱臭・防臭加工が可能なので、服の匂いが取れなくて困っている方は、ぜひご依頼下さい。
服が破れたりほつれた場合は捨てるべき?
お直しが必要な衣類達を仕舞いっ放しにしていませんか?今までお直ししなかった衣類はきっと今後もお直ししないので、思い切って断捨離しましょう。
ですがどうしても手放せないお気に入りの1着は臭いの取れない衣類と同じくお直しを頼むのも手です。
断捨離せず保管しておいても損はない基準
洋服を捨てずに保管しておいても良いパターンは以下。
- サイズアウトし体型に合わない洋服
- 生地が傷んでいる洋服
- 汚れが酷い洋服
- お気に入りで思い出がある洋服
- 着た後のお手入れが大変な洋服
- 着て見て意外と良いと思える洋服
1.サイズアウトし体型に合わない洋服
太ったり痩せたりと、サイズアウトし体形に合わなくなった洋服は「いつか、また着るかも」と思って保管してしまう人は多いです。
断捨離すべき洋服の1つですが、「このお気に入りの服が似合う体形に!」と思ってダイエットに火が付いたと言う人も少なくないので、そういうモチベーションになるのなら、捨てずに保管しておいても良いです。
2.生地が傷んでいる洋服
お気に入りで保管しておきたいけど生地が傷んでいて捨てるしかないと思っている服は、1度リペア可能か相談してみると良いでしょう。毛玉やほつれ、小さな穴程度なら簡単に綺麗になる場合は多いです。
3.汚れが酷い洋服
洗濯しても落ちない、ネットで調べた絶対に落ちる方法を試してもダメ、クリーニングに出しても落とせないと返却された。
そういう洋服はお気に入りでも外で着るのは汚れが目立ち恥ずかしいし捨てるしかないと思いがち。
しかし、クリーニングと言っても業者や店舗によって技術力はかなり違います。少々高い値段になっても構わないなら、高級クリーニングに依頼してみるのも良いでしょう。
4.お気に入りで思い出がある洋服
学生時代の思い出が詰まっている、記念日に貰った、大切な人に買って貰った、今はいない親から受け継いだ、子供が赤ちゃんの頃に着ていた、初任給で頑張って買った等、思い出は様々です。
お気に入りで思い出が詰まっている洋服は着る事がなくても取っておきたい物です。たまに取り出して思い出に浸りたい時もあるし、そういう洋服は保管業者に預けると良いでしょう。
5.着た後のお手入れが大変な洋服
着ると直ぐにシワになったり、汚れが目立ちやすい洋服は、着る回数が減って、徐々に着なくなる事もあります。
ただ、デザインは好きだし、たまには着たいと思うなら、お手入れはクリーニングに任せるのも手です。そうすれば面倒なお手入れの事を気にせず気楽に着れる様になります。
6.着て見て意外と良いと思える洋服
着なかった洋服でも捨てる前に1度着て見ましょう。そうすると「意外と良いな」と思える洋服が出てくる場合があります。そういう服は覚えておけば、今後着る機会が出てきます。
衣替えで季節別の春夏秋冬での断捨離すべき服
衣替えを行う時期を春夏秋冬、季節別で紹介していきます。
春の衣替えで断捨離すべき服
春の衣替えは断捨離しやすい時期です。かさばる冬物の衣類はタンスの中身もスッキリします。
- ワンシーズン着用しなかった冬物
- 傷んでいる衣類
- かさばるニットで似たような色
- 子供服
冬服は夏物よりも寿命が長いので放置しがちで、冬物のトップスやボトムスは部屋着にしがちです。部
屋着にしてしまうと結局断捨離ができないので、2~3着は寒い日の羽織用に置いておいてそのほかは思い切って捨ててしまいましょう。
夏の衣替えで断捨離すべき服
夏は暑いから春物の衣類は全部断捨離したい所ですが、寒暖差があるので羽織は2~3着は置いておきましょう。
- ワンシーズン着用していない春物
- 痛んでいる衣類
- シワができやすい素材のもの
春は少し暖かくて衣類も薄くなりがちです。女性物はシフォンのブラウスやシャツなどが活躍します。ですがこれはシワになりやすくいざ次のシーズンになったらアイロンがけが面倒なんてことになります。
似たような色の衣類も買いがちですから、何着か1軍を置いておいて残りは断捨離しましょう。
秋の衣替えで断捨離すべき服
夏服は強い日差しや汗で特にダメージを受けています。洗濯では落としきれない汚れが沈着している事も多いです。
- ワンシーズン着用しなかった夏物
- 日焼けして色が褪せてしまっている
- 毛羽立ちが目立つ衣類
- 傷んでいる衣類
- 子供服
夏服はシンプルで似たようなものも多いはず。
一度出し並べてみると同じようなTシャツが何枚もあると言う経験があるので、似たような衣類は一気に断捨離してしまいましょう。
冬の衣替えで断捨離すべき服
秋は時間的にも余裕があるので衣替え、断捨離にもぴったりの季節です。
- ワンシーズン着用しなかった秋物
- 傷んだ衣類
- 体型に合わない衣類
秋は食欲の季節で冬にかけて体型の変化もあります。
それに、秋はおしゃれが楽しい季節なので特に衣類が増えます。新たな服は置いておき、古くなった着用回数が少ない衣類は断捨離しましょう。
年代別の断捨離すべき服
歳を重ねるにつれて服の好みや似合う似合わないといった問題が起きてきます。着たい服を着るというのはとっても良い事ですが、年齢に合った服も着るという事も大人にしかできない事です。
30代が断捨離すべき服
見た目も中身もシッカリと大人になる時期で、若々しいデザインだと痛々しく見られてしまう事もあります。
■20代の頃に来ていた露出のある服
ミニスカートやダメージのひどいデニムは30代になるとなかなか着れなくなります。露出のあるアイテムは断捨離しましょう。
■衝動買いで買った服
20代や30代の頃は衝動買いで洋服を買う事も少なくありません。そういう洋服は着る回数が少なかったり、トレンドが終わっていたり、合わせる洋服がなくて着る機会が無かったりしタンスの肥やしになっているので直ぐに断捨離しましょう。
■フリルのある服
パーティドレスなどのフリルたっぷりの衣類は30代には向いていないかも。30代からしか着こなせない大人の衣類にチェンジしていきましょう。
デザイン的にはおしゃれで可愛いのに着れなくなるのはもったいないなぁと思う方も居るでしょう。
20代は特にフリマやネットオークションや古着店などで購入する方が多いので、フリマアプリに出品してみるのも良いでしょう。
40代が断捨離すべき服
40代からは体型が気になってくる時期で、30代の頃に着ていた衣類が入らないという事も少なくありません。
洋服の好みも更にガラッと変わる年代で、子育ての忙しさからひと段落ついて、ライフスタイルの変化もある年代。
■体型が変わって着れない服
40代前後には体型が一気に変わってしまう事も少なくありません。
着れない洋服をいつかは着れる様にと取っておきダイエットを頑張るのも良いですが、殆どの場合はその洋服を着る事は訪れません。
■デザインや柄が流行りじゃない服
20代、30代の服を捨てきれずに置いておくと時代遅れの衣類がたくさん溜まってしまいませんか?一度流行った衣類が流行るのは何十年も先なんてこともあります。
今は時代に合わないけどいずれ…と思っていても、そういう時代は訪れない事が多いです。
同じ様な流行りがあっても過去の流行りの物とは違うので、どうしても古臭く感じてしまうので、そんな衣類は捨ててしまいましょう
■ライフスタイルの変化でときめかない服
子育ても落ち着き、動きやすく汚れても良いカジュアルな洋服から着たい洋服へ変わるタイミングです。
ライフスタイルの変化で服の好みや着たい服も変わってきます。クローゼットを整理して、なりたい自分ではない衣類や、それを着てお出かけしたい気分にならない物は捨ててしまいましょう。
50代が断捨離すべき服
40代までの衣類からさらに好みや似合う服が変化してきませんか?いざ30代40代の気持ちで服を着てみると何かが違うし、無理な若作りに見えてしまう服も多くなる頃です。
■サイズアウトやデザインが若すぎる物
体型の変化やデザインの若さなどで着れなくなった服は迷わず捨ててしまいましょう。今年着ない服は来年も再来年も着ることはないでしょう。
年齢相応に若々しくいる事は大切ですが、年齢に合わない若々しさを洋服に求めてしまうと、痛々しく見られてしまう事も少なくありません。
■動きにくい服や重たい服
歳を重ねるにつれて今まで気にならなかった衣類も動きづらいと思ってしまうかも。おしゃれは我慢と言いますがやっぱり動きやすい服の方が楽でいいですよね。
50代は、軽い服や適度なゆとりのある動きやすい衣類や体温調整しやすい衣類がおすすめです。これを機にクローゼットの中身を断捨離して新しい衣類に変えてしまいましょう!
60代が断捨離すべき服
まだ捨てない、勿体ないと言いたくなる年齢ですが、そんな事を言っているとクローゼットがパンパンになってしまいます。
掃除や片付けなど体力を使う事が億劫になる年頃でもあるので、衣替えのタイミングで断捨離してしまいましょう。
■同じ様な色やデザインの服
自分に似合う色が分かっている年齢なので、クローゼットも似たような色で溢れかえっているのではないでしょうか?
同じ様な色の、同じ様な服なら、着る回数が少ない服から順に捨てていきましょう。
似たようなものがたくさんあるのもクローゼットの幅を占領してしまいます。何か買ったら何かを捨てるというふうに衣類をチェンジしていきましょう。
■派手な色や柄の服
若い頃には似合っていた派手な色や柄の洋服ですが、歳を取って着るとオバサン感が増してしまいます。
60代になったら落ち着いた色と柄の洋服にし、派手な色はスカーフ等の小物を使って差し色にするくらいにしておきましょう。
■寒さを感じる服
同じ気温で同じ洋服を着ていても、筋肉量が減って代謝が悪くなるので寒さや冷えを感じやすくなります。
素材やデザインから今の時期に着たいけど、着て見ると寒いと感じるなら体質に合わなくなった洋服と判断し断捨離すべきです。
衣替えの断捨離で服を捨てるならメルカリ等でリサイクルもアリ!
今はメルカリや、ラクマなどネットで必要のなくなったものを出品できます。
古着買取のお店などもあるので、「まだ着れるしとっても良いデザインだけど、私は着れなくなってしまったなぁ」という衣類は、捨てるくらいなら売ってしまった方が、断捨離もできて新しいお洋服代にも回せて一石二鳥です。
恵まれない地域の子供達や障がい者施設に衣類を寄付したり、古着を送ってその資金をワクチン代に回したりしてくれる活動も存在します。
もったいなくて捨てられないなら社会貢献に役立てるのも良いでしょう。
捨てられない服は保管サービスを使う
着なくなったけどいつか着るかもしれない、高価な物だから捨てたくない、とっても気に入って買った服だし子供が大きくなったら譲りたい、思い出が詰まった洋服なので捨てれない等、どうしても思い入れのある衣類は手放せない物です。
そんな時は保管サービスを使いましょう。最近は保管のみを行ってくれるサービスや、クリーニングまでしてくれる保管サービスも充実していますが、大切な洋服を保管するならクリーニング付きで保管もメインのサービスとして行っている業者をおすすめします。
保管サービスを使えば、普段は使わない洋服で収納がパンパンにならないので、収納に仕舞う着たい洋服にとっても良い状態で保管出来る様になります。
coromoeでは衣替えのお手伝いで、クリーニング付き保管サービスを行っているので、ぜひご依頼下さい。