プロが教える衣替え時のパーカーの収納方法や洗濯方法
パーカーを正しく洗濯する方法、失敗しない収納方法を紹介しています。
衣替え時などで、オフシーズンにトラブルが起きない様に、仕舞い洗いと長期保管前に必ずやって欲しい方法なので、ぜひ実践して下さい。
パーカーの収納方法
畳み保管、吊り保管か迷ったら織物なのか、編物なのかを判断しましょう。
殆どのパーカーは織物なので吊り保管でも大丈夫です。織物のように、ハンガーにかけると伸びてしまうのや伸びやすい素材のものは畳んで収納してあげましょう。
ハンガーに吊るして保管する場合は、ハンガーは木製の太めの物を使用しましょう。プラスチックの細めの物を使うと、型崩れや伸びに繋がるので注意が必要です。
畳みの場合は、パーカーのチャックを全て閉めた後に裏返し、手でシワを伸ばしてあげましょう。片方づつ袖を内側に畳んで、中央部分に合わせて、パーカーの端部分を内側に折りたたみます。
反対側も同じように行い、フードを内側に畳んで横幅を揃えます。襟側に向けて二つに折りましょう。この方法は他の衣類でも行える、シワになりにくい畳み方なので、覚えておきましょう。
パーカーの洗濯方法
パーカーは着用頻度も高いと思いますが、シッカリお手入れする事で長持ちさせる事が可能です。
洗濯表示タグを確認
桶に30は液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる | |
桶に手は40℃を限度に手洗い可能 | |
桶に×は家庭での洗濯禁止 |
洗濯表示タグを確認して、自宅で洗える物なのかを判断しましょう。洗濯機で洗えるか、手洗い可能のマークが付いていれば、自宅で洗えます。
洗濯禁止表示マークが付いていた場合は、無理をせずクリーニングに依頼しましょう。パーカーにはプリント加工や刺繍、ワッペン等が施されている物が多いので、洗濯でトラブルが起きる事も多々あります。
必ず洗濯表示を確認されてから、洗濯すべきか、クリーニングに出すべきかを判断して下さい。
パーカーの洗濯頻度
インナーの上に羽織って着る事が殆どで、汗や皮脂が付きにくく、汚れも少ないと思いがちですが、袖や首周りは肌と密着するタイプなので、洗濯頻度が少ないと黄ばみやシミが目立ちます。
ですので、パーカーは最低でも2~3回着たら洗濯しましょう。汚れは時間が経つと落ちにくくなるので、2~3回着ていなくても、1回着たら1週間以内に洗う事をおすすめします。
前処理を行う
目立つ汚れやシミがある部分を前洗いしましょう。目立つ汚れがついている部分には、直接洗剤の原液を塗布しましょう。
汗や皮脂が多く付いている袖や首周りも、汚れが目立たなくても一緒にやっておくと良いです。
水で薄めた中性洗剤を直接塗布し指で優しくトントンと叩いてあげましょう。そうすることでお洗濯の際に汚れが落ちやすくなります。
洗濯ネットに入れて洗う
ホックやファスナーやボタンは閉めて、紐が付いていた場合は紐同士を軽く結んで、汚れている部分を表にして洗濯ネットに畳んで入れましょう。
洗濯ネットを使用する際はぴったりのサイズの物を選んでください。
パーカーはそんなに丁寧に洗わなくてもいいのではと思われがちですが、縮んだり色落ちしたりする事が多々あるし、洗濯で毛玉だらけになってしまう事も少なないので、洗濯ネットに入れて洗う事をおすすめします。
洗剤もおしゃれ着用洗剤、洗濯機のコースも手洗いコース、ドライコースで優しく仕上げるのがおすすめです。
脱水は短時間で行う
長時間の脱水は衣類を傷めてしまったりシワになってしまう可能性があります。どの衣類にも言えることですが、脱水は短時間で行い風通しの良い日陰で乾燥させましょう。
洗濯機での脱水は1分~2分程度がベストです。これ以上やっても、脱水できる水分量は大して変わらないので、途中で終了し、適切に乾燥させてあげる方がダメージ面から見ても良いでしょう。
パーカーの干し方
パーカーは生地が分厚いので乾燥に時間が掛かる上に、フード部分は更に厚みを持った状態で干す事になるので乾きにくく、普通に干すと乾きにムラが出てしまいます。
しっかり乾燥させてあげないと生乾き臭が出たり、カビが生えたりするので注意が必要です。
パーカーを干すには3つハンガーを使用するのがおすすめです。
ファスナーを開けてハンガーに吊るし、その前後にハンガーをかけて、前は腕の部分を、後ろはフード部分をかけて干すと、全体的に風が通るので綺麗に乾く上に乾燥時間も短縮できます。
適当に洗ってしまいがちなパーカーですが、意外と気にしないといけないことが多いです。特に頻繁に着用することが増える季節はお洗濯や収納方法を意識することを心がけましょう。