洋服や布団のダニ対策

カーペットや絨毯のダニ対策!駆除や正しい洗濯方法

カーペットや絨毯に掃除機をかける
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カーペットや絨毯、ラグやマットは、家の中では布団や畳みと共にダニが大量繁殖する場所です。

ダニは痒みなどアレルギーの原因になるので、正しい洗濯方法や駆除方法を知りしっかり対策を行う事で、ダニの大量繁殖を防ぎましょう。

先ずは正しい洗濯方法から覚えましょう。説明はカーペットとして行いますが、絨毯やラグやマットも基本的に同じです。

注意点

必ず洗濯可能な物かを確認し、洗濯不可の場合はクリーニング業者に相談して下さい

カーペットや絨毯のダニを死滅させる方法

ダニは生きたままだと洗濯しても繊維にしがみついて駆除できません。先ずは死滅させ、その死骸や糞を汚れと共に取り除くために洗濯すると考えたら良いと思います。駆除方法としては2つ。

1.乾燥機を使う

乾燥機

ダニは50℃で30分以上、60℃で一瞬で死滅します。そこまでの温度まで上げても大丈夫な商品の場合は、乾燥機を使うと楽です。家庭の乾燥機に入らない場合はコインランドリーの大きな乾燥機を使うと良いでしょう。

洗濯表示 四角に丸と1つの点は排気温度上限60℃の低い温度でタンブル乾燥可能四角に丸と1つの点は排気温度上限60℃の低い温度でタンブル乾燥可能
洗濯表示 四角に丸と2つの点は排気温度上限80℃でタンブル乾燥可能四角に丸と2つの点は排気温度上限80℃でタンブル乾燥可能
洗濯表示 四角に丸と×はタンブル乾燥禁止四角に丸と×はタンブル乾燥禁止

洗濯表示を確認すると乾燥機を使えるかどうかを確認する事が可能です。乾燥機を使う前には必ず確認して下さい。

2.薬剤を使う

乾燥機が使えない場合はカーペット用のダニ駆除剤のダニアース等を使いましょう。敏感肌などで薬剤が気になる人もいますが、死滅させた後に洗濯するので問題ない場合が多いです。

洗う事が出来ない布団などでもダニ駆除剤などを使った対策が有効です。coromoeでは布団や絨毯などに薬剤を使った防ダニ加工が可能なので、ぜひご相談下さい。

家庭でのカーペットや絨毯の正しい洗濯方法

カーペットや絨毯は家庭で洗うのは難しいタイプです。乾燥や脱水に時間が掛かるので、ダニ対策の為に綺麗に洗濯したのに湿気が残って逆効果という事もあるので注意が必要です。

素材や作りによっては洗濯不可の物があります。また、色落ち、色移り、縮み、毛並みが悪くなる、風合いが悪くなる等のトラブルもあるので、そういう可能性も踏まえて洗濯しましょう。

ダニの死骸や糞は掃除機やコロコロでは取り切れませんが、丸洗い(水洗い)すると綺麗に落ちます。

洗濯表示 桶に30は液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる桶に30は液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる
洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能桶に手は40℃を限度に手洗い可能
洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止桶に×は家庭での洗濯禁止

家庭で水洗いが可能かどうか洗濯表示を必ず確認して、洗濯禁止ならクリーニング店に相談して下さい。

1.手洗いする場合

水洗い

手洗いする場合の手順は以下です。

ブラッシングし掃除機をかける

カーペットに落ちたゴミや汚れなどを掃除機で吸いますが、その際に取れないゴミが奥に残ったままになります。

それらをブラシで掻き出して掃除機で綺麗に吸い取れる様にしましょう。力を入れすぎると毛が抜けてしまうので、優しく丁寧にやって下さい。

お湯に浸け置き洗い

こびり付いた汚れが落ちやすい様に、40度程度のお湯に洗濯用洗剤を表示通りに入れ1時間程度浸け置き洗いします。

家庭ではお風呂の浴槽を使うと大きなカーペットや絨毯でも浸け置き可能な場合が多いと思います。

踏み洗い

浴槽からカーペットや絨毯を取り出したら、そのままお風呂場で踏み洗いを行って下さい。

洗剤は付いた状態なので、そのまま全体を満遍なく踏み洗いし、終わったら裏返しして踏み洗いを再度行えばOKです。

すすぎ

浴槽に綺麗なお湯を溜めて、すすぎ洗いをします。これを2~3回繰り返し、汚れや洗剤が出てこない状態になったら、すすぎ完了です。

お湯を溜めるのが手間な場合は、浴槽の縁にかけた状態でシャワーで洗い流すのでも良いですが、この場合は汚れや洗剤が残ってしまう事も多いので注意が必要です。

陰干しか部屋干しで乾燥

直射日光だとトラブルが起きる物も多いので、カーペットや絨毯を洗濯後は陰干しか部屋干しを行いましょう。

1本の物干しに布団の様にかけると乾きが遅いので、2本使って間を広げると良いです。厚手で乾きにくいので片面が乾いてきたら、裏側を表にし両面シッカリ乾燥させる事を意識しましょう。

乾燥機が使える商品の場合は使った方が早くシッカリ乾かせるのでおすすめです。

仕上げでブラッシングする

ブラッシングし毛を立たせ見た目を整える。

2.洗濯機を使う場合

洗濯機

洗濯機で洗う場合の手順は以下です。

ブラッシングし掃除機をかける

洗濯機を使う場合でもカーペットや絨毯は大きなゴミなどが隠れている事が多いので、先ずはブラッシングし掃除機をかけて、ある程度のゴミを取り除いておきましょう。

洗濯ネットに入れる

ネットに入れないと毛がほつれてしまう事が多いので注意が必要です。ネットに入れる時は屏風の様な形、アルファベットならWの形で折り畳むと良いでしょう。

洗濯機のコースは「大物洗いコース」か「毛布コース」があれば、それに設定して下さい。

洗濯槽の底にある攪拌の為の装置の動きが緩やかになるので、痛みを防ぐと共に、カーペットなどが飛び出してしまう事も防げます。

陰干しか部屋干しで乾燥

手洗いと同様に直射日光は避けて干して乾燥させましょう。こちらも乾燥機が使える商品の場合は使った方が早くシッカリ乾かせるのでおすすめです。

仕上げでブラッシングする

ブラッシングし毛を立たせ見た目を整える。

カーペットのダニ対策に重曹はおすすめしない

重曹

洗濯できないカーペットや絨毯のお手入れ方法として、ネットでよく紹介してある重曹を振りかける方法。これはおすすめしている数に反して、重曹の粉が吸い取れずに残ってしまうなど意外とトラブルも多い

重曹水にして匂い対策に使う場合は良いと思いますが、根本の解決にならないのと、ダニ対策には効果がありません。

根本的なダニ対策は熱処理か丸洗いなので、洗濯できないカーペットや絨毯のダニでお悩みの場合は、技術力の高いクリーニング店に相談した方が良いでしょう。

カーペットのダニはドライヤーやアイロンでは駆除できない

ドライヤー

カーペットを乾燥機にかけるのが面倒だとか、乾燥機が無いからドライヤーで済ませようと思う人がいる様ですが、これは無理があります。

ダニは全体を同時に50℃にして30分以上、もしくは60℃以上にして一瞬で死滅します。一部分の温度を上げるのでは、生きているダニは熱くない部分に移動するだけなので意味がありません。

カーペットや絨毯のダニ対策で天日干しはNG

外干しで天日干し

先にも述べましたが、カーペットや絨毯は天日干しすると色落ちなど様々なトラブルを起こす事が多いので、乾燥させる時は陰干しや部屋干しがおすすめです。

ダニ対策の為に天日干しをしても、日光ではダニが死滅する温度に上がる事は無いし、日光が当たる部分は片面だけなので、ダニ対策では効果的ではありません。

カーペットのダニはコロコロより掃除機がおすすめ

掃除機でカーペットや絨毯の掃除

表面についたゴミを取り除くのにコロコロは便利ですが、あくまで表面だけに対応する掃除道具ですので、基本的には奥に潜んでいるダニには対応できません。コロコロを頑張るくらいなら、小まめに掃除機をかける方が良いです。

絨毯やカーペットなど大きな物は家庭で洗濯するのは難しく、コインランドリーに持ち運びするのも大変なので、宅配クリーニングが便利です。

coromoeでも宅配で絨毯、カーペット、ラグ、マットなどのクリーニングを承っているので、ぜひご依頼下さい。

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