一人暮らしの洗濯頻度と洗い方や干し方をプロが解説

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一人暮らしをして洗濯をしてみたら案外分からないことだらけではありませんか。ここでは洗濯の基本から洗い方のポイントを紹介していきます。

一人暮らしの洗濯手順

まず洗濯の流れから簡単に説明していきます。自己流でやっていて見落としがちなこともありますので知っておきたい洗濯の基本から確認していきましょう。

基本の洗濯手順や流れ

洗濯表示を確認して洗濯機で洗えるかを確認

衣類の裏側に付いているタグの「洗濯表示」を確認しましょう。知っておきたいマークはこの3つです。表示マークを見分けて正しく洗濯をするようにしましょう。

洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能手洗いをしましょう。ただし「おうちクリーニング」コースなどが搭載されている洗濯機なら洗うことができます。デリケートな衣類ですので使用前には洗濯機の取り扱い説明書を確認してから使用しましょう。
洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止家庭の洗濯機で洗えません。クリーニング店に依頼しましょう。
洗濯表示 桶に40は液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる洗濯機での洗濯が可能な場合は桶の中に数字が書かれています。桶の中の数字は「温度の上限」を示しています。

「30・40・50・60・70・95」の6種類ありますが、いずれも通常の洗濯機洗浄が可能です。40と書かれていれば「40℃以下」のお湯で洗えることを意味しています。

冷たい水よりもお湯で洗った方が汚れを落としやすいですが表示されている温度を超えてしまわないことです。高い温度で洗ってしまうと、かえって生地を傷めてしまい色落ちにつながることもあります。
ポケットのものをすべて出し、ファスナー、ホックをしめる

ポケットに入ったままのティッシュやボールペンなどを一緒に洗濯機に入れてしまうと大惨事です。後々面倒なことにならないように洗濯機に入れる前にもう一度確認しておきましょう。またチャックやファスナーも衣類を傷めないよう忘れずに閉めておきましょう。

洗濯機に洗濯物を入れる

洗濯物を入れすぎには注意が必要です。洗濯機が回りきらず汚れが落ちにくく襟や袖口の黄ばみの原因にもなってしまいます。洗濯漕の約7~8割を目安にしてください。

洗剤・柔軟剤を入れて洗濯機をスタートさせる

洗剤類はきちんと量るようにしましょう。入れすぎると洗い残しの原因になり良くありません。

洗濯物を干す

洗濯が終わったらなるべく早く干すようにしましょう。いつまでも洗濯漕に入れておくと臭いの原因になります。

洗濯物をとりこむ

遅くまで干していると洗濯物がしめっぽくなるため気温が高い時間帯にとり込むのが理想です。しかしお仕事などで帰りが遅い場合は帰宅したらすぐとり込むようにし、しめっぽい場合はさらに室内に干してしっかり乾いてからタンスやクローゼットにしまうようにしましょう。

一人暮らしの洗濯に必要な物や便利グッズ

一通り洗濯時に必要なグッズからあると便利なグッズを紹介します。100円ショップで手に入るものもありますので少しでも洗濯が楽になるようにぜひとも参考にしてみてください。

必要グッズ

物干し外に洗濯物を干す場合、物干し竿が必要です。長さを調整できる伸縮タイプがおすすめ。室内干しをするなら室内用の物干しスタンドを用意しましょう。
洗濯ネット型崩れや他の衣類とからんで傷めないようにするために使います。
洗濯バサミ型崩れ防止や衣類が飛ばされないようハンガーや物干しに固定できます。
ハンガー衣類の型を整え、シワを伸ばして干せます。そのままハンガー収納をすると畳む手間が減り楽になります。
洗濯籠汚れた衣類を入れたり、洗濯物をとりこむ時にも使えます。折り畳み式の籠もあるので使わない時は場所を取らず隙間においておけるものもあります。
ピンチハンガー下着や靴下など細かいものを干すときに使います。

あると便利グッズ

■桶(バケツ)

出典「Amazon

つけおき洗いや手洗いに使用します。洗面器などでも代用できますが、セーターや厚めの衣類は入りきりませんので一つあると良いでしょう。折り畳めるタイプがありますので一人暮らしには省スペースでおすすめです。

■バスタオルやシーツを省スペースで干せるぐるぐるハンガー

ぐるぐるハンガー

出典「Amazon

一人暮らしでは広げて干しにくい大物ですが、このハンガーがあると場所をとらずに干すことができます。空気も通しやすく乾きやすいのでおすすめです。

洗濯物の洗い分け方

全て自分の衣類なので一度に洗濯機で回したくなりますが、ここで大切なのは衣類によって洗い分けるということです。また洗い分けるポイントは大きく次の2つです。

  1. 色の濃いもの
  2. デリケートなもの

色の濃いもの

洗濯機に入れる前に色落ちしないか確認が必要です。他の衣類に色移りしないようにこのひと手間が大切ですので色落ちテストをしましょう。

洗面器などに洗剤を水かぬるま湯にとかし入れて衣類の目立たない部分をつけておきます。数分後、色が落ちていなか確認し落ちていれば単独洗いをしましょう。もし衣類を浸すのが難しい場合は白いタオルに洗剤をつけて、衣類の目立たない部分に押し当ててタオルに色がつくかどうかで確認する方法もあります。

特にデニムは色落ちしやすいですので単独で洗濯することをおすすめします。この時裏返しにして洗濯機に入れると色が落ちにくくなります。

デリケートなもの

型崩れしやすいもの(下着)やストッキングなど伝線したり伸びたりしやすいものは洗濯ネットに入れましょう。

また紺や黒などの濃い色物は糸くずや毛玉が付いたり、色あせてしまうと印象が落ちてしまいますので衣類の持ちをよくしたいならこちらも洗濯ネットに入れるか、裏返して洗濯機に回すことをおすすめします。

一人暮らしの洗濯で効率アップや時短の工夫

  1. 洗濯機のタイマーや時短機能を活用する
  2. 洗濯グッズを活用する
  3. 自分で時短できる工夫をする

洗濯機のタイマーや時短機能を活用する

タイマー機能が洗濯機についていると干す時間を逆算して洗濯ができます

例えば寝る前にタイマーで起床時間に合わせておけば、寝ている間に洗濯を開始し朝起きたら仕上がっている状態なので干してから外出することができます。またタオルや汚れの少ない衣類は時短機能を使えば洗濯時間自体が短縮できます。

洗濯グッズを活用する

お手頃な価格で様々な種類の便利な洗濯グッズが販売されていますが、ご自身が楽に活用できそうなものを厳選しましょう。一人暮らしにおすすめ時短グッズは場所もとらずに100円ショップで手に入る「洗濯ネット」を活用することです。

紐がついている洗濯ネットならストッキングやカバーソックスなどを入れたまま洗濯ネットごと一緒に干すことができますし、ワイシャツなどアイロンがけが必要な衣類なら角型の洗濯ネットにたたんで入れるだけてシワになりにくくなります。

中には仕分けができる洗濯ネットもありTシャツ2~3枚を目安にしているものもあります。ただし、たくさん詰め込んでしまうとかえってシワの原因や洗浄力が低下してしまいますので、洗濯ネットを使用する際は規定量を守り、基本的に1つの洗濯ネットに1着ということも覚えておきましょう。

自分で時短できる工夫をする

作業工程の多い洗濯ですのでどこで手間をかけるか、手を抜くか、トータルでみて自分が楽で時短につながると思えるところで工夫してみましょう

例えば洗濯物をとりこむ時に、タオルなど簡単にたためるものはたたんでおくというのもちょっとした時短につながるのではないでしょうか。また洗濯籠を分けておき「色物」「汚れがひどいもの」など後々山積みになった洗濯物から仕分けるよりも先に分けておいたほうが効率的です。

また収納スタイルをハンガー収納にすると干していたままの状態でしまえるので一段と楽になります。ハンガー収納は洗濯物をたたむ工程が省けるだけでなく、シワにもなりません。

ただし洗濯時と収納時のハンガーを統一したほうが良いですし、数もその分必要になりますのでハンガーを選ぶ際にはよく考えましょう。

手洗い洗濯する方法や脱水方法

まず手洗いに必要なものは、「桶」と「洗濯洗剤」です。桶は洗面器や洗面台のシンクで代用もできますが衣類によっては十分に入りきらない場合もありますので、一人暮らしにおすすめの折り畳み式の桶が一つあると良いでしょう。

直接洗剤に触れますのでお肌の弱い方は「ゴム手袋」も用意しておきましょう。

洗濯洗剤は洗う衣類によって使い分けが必要ですが、手洗いでも洗濯機で使用している「液体洗剤」や「粉末洗剤」が使えます。「粉末洗剤」を使用する際はお湯でよく溶かしてから使用するようにしましょう。

部分的に汚れが気になる場合は「固形洗剤」なら直接こりすりつけて洗えます。

ウタマロ洗濯石鹸

出典「Amazon

お気に入りの服やデリケートな服には「おしゃれ着用洗剤」が良いでしょう。

アクロン

出典「Amazon

手洗い方法は主に3つです。

  1. 押し洗い
  2. つけ置き洗い
  3. ふり洗い

押し洗い

多くの衣類が対象となりますが特にセーターなどのかさばるものにおすすめです。たたんだ衣類を水(ぬるま湯)と洗剤の入った洗濯桶に入れて優しく手のひらで洗い桶に沈めるように押して洗います。

衣類が浮いてきたらまた押して、これを20回程度繰り返します。水(ぬるま湯)を変えて、2〜3回すすぎを行います。水の温度は洗剤を入れたときと同じ温度が好ましいです。

すすぎも上から手で優しく押すことを繰り返します。

つけ置き洗い

汚れの少ないセーターや型崩れしやすいものを洗いたい時におすすめです。水(ぬるま湯)と洗剤の入った洗濯桶に、汚れた部分が表になるように衣類をたたんだ状態で入れて10〜15分程度浸けておきます。

すすぎにうつる前には乾いたタオルで挟むか、シワにならない程度にたたんで軽く押し絞って水をきってください。水(ぬるま湯)をはりかえて再び衣類を浸けます。衣類の状態をみながらこのすすぎを繰り返しましょう。

ふり洗い

ワイシャツやブラウスなシワになりやすいものは、ふり洗いがおすすめです。肩や襟の両側を持ち、水(ぬるま湯)と洗剤を入れた洗い桶の中でサッと振りながら洗います。

水(ぬるま湯)を変えて、2〜3回すすぎを行いましょう。水の温度は洗剤を入れたときと同じ温度のぬるま湯が好ましいです。すすぎは洗い方と同様に軽く振りながら行います。

いずれの場合でも柔軟剤を入れる際は最後のすすぎ時です。洗剤が残っていると柔軟剤の効果が薄れてしまいますので十分にすすぎができてから柔軟剤を入れ、仕上げのすすぎをしましょう。

脱水は洗濯機を使用する場合は衣類をたたんだ状態で洗濯ネットに入れるか、タオルに挟んだ状態で入れ、10~30秒ほど調整しながら脱水してください。脱水しすぎると衣類が伸びでしまったりシワになりますので脱水しすぎないことがポイントです。

脱水まで手洗いする場合はバスタオルを使用します。この時力を入れて絞ったり摩擦で衣類にダメージを与えないようにやさしく扱いましょう。バスタオルに衣類を挟み水分を移すような感覚で上から軽く叩きましょう。

一人暮らしの洗濯の頻度やタイミングはいつがいい?

季節や時期などカレンダーでチェック

洗濯機のスタートボタンを押したら干すところまでは一度にやりきってしまわないといけません。

その洗濯時間をふまえてライフスタイルにあわせたベストなタイミングはいつなのか考えていきましょう。

一人暮らしの洗濯頻度やタイミング

一人分の一日あたりの洗濯量からして毎日洗濯しないといけないわけではありませんが、一週間も汚れた衣類を放っておくのも衛生的に不安、また下着やお仕事着の手持ち枚数にも限りがある、ということから平均的には週2~3回が多いようです。

しかし、平日は仕事で帰宅時間が遅く近所への配慮から洗濯機が回せないことや、時間が取れないことが理由で週末にまとめて家事や洗濯の日にしている人もいます。また特に期間を決めずに洗濯物がたまったら洗濯をするという方もいます。

それぞれのライフスタイルや性格によっても様々ですので正解はありません。自分にあった洗濯頻度で無理なく清潔に気持ちよく生活を送れるように心がけましょう。

毎日連続して肌に触れるようなルームウェアやシーツ類などは忘れがちです。何日おきに洗濯をするなど自分の中でルールを決めておくのもよいでしょう。

一人暮らしで洗濯は週末にまとめてやる時の注意点

週末まとめて洗濯をする際は、平日とは異なり朝の起床時間が遅めとなるケースが多いため、早朝は避けるようにしましょう。

集合住宅では特に洗濯機の音や振動がうるさいと近隣住民との騒音トラブルになるので、時間帯に気をつけましょう。

基本的に外干しする場合の洗濯は10時頃~14時頃までに乾燥が終わる様にするのがベストです。夕方以降や夜に外干しすると湿気を含んでしまうので注意が必要です。

まとめて洗濯する際に注意したいのは、汚れた衣類の保管方法です。濡れた物と乾いている物を一緒にしないことです。濡れたものは特に雑菌が繁殖して臭いの原因になるので、しっかり乾かすようにしましょう。

濡れたまままとめていたり、洗濯機に何日も放置すると、洗濯物や洗濯機にカビが生えてしまいます。濡れていなくても汚れた物を洗濯機に入れっぱなしにすると、汚れを餌としてカビが生えるので、洗濯機を洗濯かご代わりに使うのは禁止です。

お風呂場や脱衣所につっぱり棒などで濡れたものを乾かせるような場所をつくっておくと良いでしょう。またシミなどがついてしまったら放置せず部分的に手洗いをしておくこともおすすめします。

一人暮らしで洗濯物を干す時間帯やタイミング

一人暮らしの場合でもどこに干すかによってベストなタイミングは変わってきます。前述した通り、外干しの場合10時~14時頃までに乾ききる様にしましょう。

外干しの場合は日光や風を当てて乾かしますので、お出かけ前の朝に干していきましょう。外干しをすると紫外線や風を通し殺菌、消臭効果も期待できます。

しかし近年ではセキュリティー上の問題や、花粉・黄砂・㏘2.5の付着などの懸念もあります。帰宅時間が遅いと洗濯物をとりこむ頃には湿気を含んでしまっている事もあるでしょう。

そういう事も含めて、一人暮らし、特に女性の一人暮らしでは安全面も考慮して部屋干しをおすすめします

部屋干しすると生乾きになってしまうから嫌だと言う方もいますが、正しく部屋干しをすれば、臭いが出る事なく乾かせます。

一人暮らしの梅雨や冬の洗濯方法

湿度が高くジメジメする梅雨の時期や、気温が低く日照時間の短い冬場は洗濯物の乾きが悪く悩んでいませんか。どちらの季節も洗濯物を乾かす工程がポイントとなります。

  1. 干し方を工夫する
  2. 家電製品の力を借りる
  3. 予め臭いの原因となるものを取り除く
  4. 洗濯の頻度を変えてみる

干し方を工夫する

なま乾きの原因となる雑菌が増殖し臭いを発するタイミングは「5時間後」です。いかに短時間で乾かすかがカギとなります。簡単にできる方法はこの通りです。

1.間隔を開けて干す

2.ピンチハンガーであれば真ん中にむけて短くなるように「アーチ型」にして干す

3.フードなど生地と生地がくっつかないように干す

家電製品の力を借りる

梅雨や冬に限らず雨の日でも一年中使えますのでこの方法を知っておくと便利です。乾燥機能付きの洗濯機、浴室乾燥がある方はぜひ活用しましょう。

それらをお持ちでない方はエアコンの除湿(ドライ)機能、サーキュレーター、あとは扇風機や換気扇も使えます。

冬の季節はちょうどエアコンの暖房で室内が乾燥するため部屋干しをするとよく乾きますのでぜひ活用してください。

予め臭いの原因となるものを取り除く

通常の洗濯洗剤だけでなく漂白剤を併用するのも一つです。色柄物に安心な「酸素系漂白剤」を選ぶと良いでしょう。

また洗濯層の掃除をして清潔に保つようにしましょう。洗濯槽にカビや菌が繁殖していると衣類にも付いてしまい臭いの原因となってしまいます。

洗濯の頻度を変えてみる

乾きの悪い季節は、一度にまとめて洗濯すると乾かすスペースの問題もあり、より乾きにくくなります。

乾きを早くする為には、一度に干す洗濯物の量を減らす事は非常に有効なので、こまめに洗濯するように洗濯頻度を変えてみるのも良いでしょう。

一人暮らしの洗濯での乾燥方法

ズボンを干す

ここでは一人暮らしの限られたスペースで洗濯物を乾かす際におすすめしたいポイントと注意点を紹介します。

一人暮らしで外干しする時のやり方と注意点

さきほど外干しは一人暮らしの女性には特に防犯上おすすめではないと述べましたが、室内のスペースの問題やお天気の良い日は日光に当てたい気持ちになるも分かります。

外干しをする場合、干し方に注意が必要です。できるだけタオルなどの大きなもので衣類を囲うように干すなど一目につきにくいようにしましょう。

また下着類は部屋に干すなどして衣類によっては部屋干しと分けるようにし、夜間干しっぱなしにならないよう外出する際には気を付けましょう。

一人暮らしで部屋干しする時のやり方と注意点

部屋干しをする際に気を付けたいのは「風通しが良いこと」「湿度が低いこと」「日当たりが良いこと」です。

このように適した場所でしっかり洗濯物が乾かないと臭いの原因になってしまいます。このポイントに気を付けて部屋干しの大敵「なま乾き臭」を発生させないようにしましょう。

まず先程の3つのポイントからお部屋で干すのに適した場所を参考にして下さい。

  1. 日の当たる窓際
  2. お部屋の中心やエアコンの下
  3. 脱衣所やお風呂場

現実的に生活スペースの邪魔にならないようカーテンレールに引っ掛けたり、部屋の隅に干している方も多いでしょう。

日当たりがよさそうなカーテンレールですが、カーテンに付着しているホコリで綺麗にした洗濯物を汚してしまったり、結露で洗濯物を濡らしてしまうことも考えられます。

そもそも耐久性の問題もあり湿った洗濯物の重さでカーテンレールが壊れてしまうこともありますのでやめておきましょう。

部屋の中心のような風通しが良く空気が頻繁に入れ替わる場所なら乾きやすくなります。さらにエアコン下ならエアコンの風の力で湿った空気を吹き飛ばすことで短時間で乾きます。

脱衣所や風呂場では換気扇を回せば湿度を下げられるのでこちらも短い時間で乾かすことができます。中には浴室乾燥がついているお部屋もありますのでこちらもうまく活用すると良いでしょう。

一人暮らしで洗濯物を干す場所が無い場合の対処法

一人暮らしのお部屋にはベランダがついていない事もあります。そうすると部屋のどこに干す場所をつくるか、そしていかに省スペースで干せるかがポイントになってきます。

室内物干しグッズは主に、物干しスタンド、物干しフック、突っ張り棒、ロープやワイヤーなどがありますが、お部屋の間取りを考えるとベストな室内干し方法が見えてくるでしょう。

この中で特に使い勝手が良くおすすめなのは「物干しスタンド」です。多くのものは折りたたみができるので使わない時はたたんでおけます。

まとめて洗濯をすることを考えると物干しスタンドなら耐久性や、ある程度の量を干すことができます。

少量の洗濯物を干すなら浴室内に突っ張り棒を取り付けておくのもおすすめです。濡れたものや、手洗いしたものをさっと干しておけるのにも便利です。

一人暮らしの洗濯で節約する方法

日々の一人暮らしでかかる光熱費は最低限におさえたいものです。やり方次第で無理なく節約できるならその方法を知っておきたいですよね。ここでは実際に洗濯にかかる費用の目安と節約になるポイントを紹介していきます。

一人暮らしの洗濯に掛かる水道代や電気代

まず、一人暮らし用の標準的な洗濯機で普通に洗濯した場合を考えてみましょう。電気代は約1.7円~高くても2円ほどしかかかりません。一回当たりの水道代は約28円で電気代を含めた場合約30円となります。

一人暮らしの洗濯におすすめの節約方法

1.まとめ洗いをする

以下のように洗濯頻度に分けて電気代、水道代を計算してみました。

1日1回1ヶ月30日計算で約30円×30日=約900円

3日1回で約30円×10日=約300円

1週間に1回で約30円×40日=約120

毎日洗濯機を回すより、まとめたほうが節約になることが分かります。

2.「洗い」にはお風呂の残り湯を使う

もちろん「洗い」だけでも残り湯を使ったほうが節約になります。使用する際は入浴後なるべく早く使うようにしましょう。

3.洗濯機の水量設定を少なくする、すすぎ回数を減らす

水量を調整できる洗濯機であればこちらも有効的です。また通常すすぎは2回ですが「すすぎ1回」の洗濯洗剤を選ぶのも一つです。

洗濯はまとめてやるか小まめにやるべきか?

コストと洗濯に割く時間を減らすことを考えるとまとめた方がおすすめです。しかしたまっている洗濯物をみるとストレスに感じる人もいますし、まとめた場合の方が意外とデメリットは多いです。

  • 一人暮らしには干すスペースがなく乾きにくくなる
  • 洗濯をしなくても着ていけるだけの服の枚数が必要
  • 汚れた衣類を放置しているとカビや臭いが発生
  • 一度の洗濯に時間がかかり休日がつぶれてしまう

衛生面で心配な場合は、水に濡れたタオルや下着だけはまとめずにこまめに洗濯をするなど、汚れ具合によって洗濯の頻度を変えてみる方法もあります。

洗濯する回数を減らす為に洋服を余計に購入すると、今度はクローゼットを圧迫し、収納内で湿気が溜まりカビやダニの大量繁殖に繋がるので、そういう観点からの注意も必要です。

お風呂の残り湯を洗濯に使う場合の注意点

節約のために残り湯を使う方も少なくないかと思いますが、お風呂の残り湯には皮脂の汚れやホコリなども入っているため使用する場合は必ず「洗い」のみにし、すすぎには綺麗な水を使いましょう。

また、時間が経つと雑菌の繁殖が進んでしまいますので入浴後なるべく早く洗濯をするようにしてください。一晩放置するとその雑菌の数は1,000倍以上になると言われています。

入浴後すぐの温かい残り湯の方が翌朝の冷めた残り湯よりも汚れも落ちやすくなります。

一人暮らしなら宅配クリーニングを使うのもおすすめ

衣類保管サービス


一人暮らしだと全て自分一人で生活をまわしていかなければならいので困った時に頼る人がいませんよね。

特に洗濯に関しては仕事で疲れて帰ってきてからだとできなかったり、いざまとめて洗濯しようと思うと天気の悪い日が続いて乾かなかったり…大事な日に仕事に着ていく服がなくて焦ったこともあるのではないでしょうか。

そんな時に頼れるのが「宅配クリーニング」です。店舗よりは少し割高にはなってきますが、店舗へ行く手間と時間を考えると、忙しい一人暮らしの方にはとてもおすすめです。

店舗だと気にしないといけない営業時間ですが、宅配クリーニングなら深夜でも受付けてくれる業者もあります。それだけでなくコンビニへの持ち込みや職場へ届けてくれたりと生活スタイルにあわせて自由がききます。

貴重な自分の時間を有効活用できるのでぜひ選択肢の一つにしてみではどうでしょうか。

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