衣替えと保管方法

プロが教える白いダウンの黄ばみや汚れの落とし方

白いダウンの洗濯方法
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一冬を共に過ごしたダウンには様々な汚れが付着しています。たとえ着用頻度が少なかったとしても洗濯せずに放置していると、時間と共に目に見えていなかった汚れが黄ばみとなって現れてくることに…。

お気に入りのダウンを長く着続けるためには適切なお洗濯やクリーニングは必須です。今回はそんな汚れたら目立ってしまう白いダウンのお洗濯方法についてご紹介していきます。

白いダウンを洗濯する際の注意点

白いダウン

白やベージュなどの淡い色のダウンで最も気になるのが”汚れ”ではないでしょうか。黒や濃色のダウンと比べるとどうしても汚れが目立つことが難点です。

しかし冬場は黒っぽい色味の服やアウターが多くなりがちなので、あえて白系のダウンを選ぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな白いダウンのお洗濯で気を付けたいのは、一見汚れていないように見えても襟周りや袖周りをしっかり洗うことです。

明らかに目立つ汚れが付いた時はそこを重点的にお洗濯をするだけなので分かりやすいのですが、特に汗や皮脂が付きやすい首元や袖は目に見えない汚れのため見落としてしまいがちです。

そうすると、落としきれていなかった皮脂や汗が時間と共にどんどん酸化して黄ばみや黒ずみへと変色してしまうことになってしまいます。

冬だから汗なんかいてない!なんて思って放置したものならば後々後悔することになってしまいますので、そうならないためにも「目に見えない汚れが存在する」ということをしっかり頭において、適切にお手入れをしながら白いダウンと付き合っていくことが大切です。

注意点

紫外線などで黄ばんで見えるような「変色」は洗濯では落とすことができません。染め直しや色修正技術の専門のお店に依頼しましょう。

白いダウンの黄ばみや汚れの落とし方

とは言っても、完全に防ぐことは難しいですので汚れてしまった場合のお洗濯の仕方をご紹介していきます。

これからは白いダウンは「汚さない」と思うより、「汚れたらきれいに洗おう」と思う方がずっとおしゃれを楽しめるようになるはずです。

黄ばみの主な原因は私たちの体から出る汗や皮脂ですのでこれらをすっきり落とすことができれば怖くはありません!

準備するもの
  • 固形石鹸
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • スポンジ(研磨剤の入っていないもの)
  • ダウンが入る桶(シンクでもOK)

洗濯表示を確認する

まずはダウンの裏側に付いている洗濯表示を見て家庭で洗えるかどうか判断します。洗濯表示は以下の通り参考にして下さい。

桶にバツマークであれば洗えませんのでクリーニング店に依頼しましょう。

洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止
洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止
洗濯表示 桶に40下に横棒1本は液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる.
洗濯表示 桶に40下に横棒1本は液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能
洗濯表示 桶に手は40℃を限度に手洗い可能
汚れている部分を確認する

汚れやすい襟袖だけでなく、ポケットやチャックなど手で触れることの多い場所も汚れがちです。チャックを開けて裏側もチェックしましょう。

スポンジに水を含ませて汚れている部分を濡らす

汚れている部分がチェックできたら、予洗いする前にスポンジに水を含ませてその部分を濡らしておきましょう。

固形石鹸を塗布する

固形石鹸は弱アルカリ性のため、皮脂や汗を落とす役割があるためおすすめです。この時、汚れ具合によっては研磨剤の入っていないスポンジを使って軽く擦ると汚れが落としやすくなります。

桶にぬるま湯をはり、おしゃれ着用中性洗剤を溶かし入れる

予洗いできたらダウン全体を洗っていきます。水ではなく洗濯表示の液温を超えない程度のお湯を使用しましょう。

ダウンを入れて押し洗いする

ダウンを全体的に沈めて優しく手で押し洗いしましょう。

お湯を張り替えてすすぐ

きれいなお湯に張り替えて泡がでなくなるまですすぎます。

洗濯機で脱水する

脱水は洗濯機を使うと便利です。この時のポイントは綺麗に形を整えて脱水時間を短く設定すること。1分間を目安に途中で脱水を止めて、形を整えつつ様子をみながら時間を調整します。

形を整えて干す

脱水終了後は放置せずすぐに形を整えて風通しの良い場所で陰干しをしましょう。中のダウンが偏っている場合は叩いたり振りさばいたりして整えます。

そして通気性を確保するためにファスナーやボタンなどは開けておくと早く乾かすことができます。浴室乾燥や乾燥機を活用するのもおすすめです。

白いダウンはクリーニングがおすすめ

クリーニング店

ご家庭で洗濯する方法をご紹介しましたが、もう一つの選択肢としてクリーニングに出す方法があります。

おすすめ① 汚れ落としの技術や使用する薬剤の違い

家庭で水洗いできないダウンは勿論のこと、時間が経ってしまってしつこい黄ばみができてしまったダウン、お気に入りの高級ダウンは迷わずクリーニングのプロに依頼することをおすすめします。

特に黄ばみに関しては時間が経ってしまうと、より落としにくくなり漂白剤や特別な染み抜きの薬剤が必要となるケースもあるため、ご家庭で行うにはリスクや限界があります。

クリーニングへ依頼する際は、必ず黄ばみや汚れがある部分をお伝えしましょう。そして汗などの水溶性の汚れはドライクリーニングだけでな落ちないため、水洗い(ウェットクリーニング)や汗抜き加工と言われるオプションは必ず付けましょう。

これらはお店によってもメニューの呼び方や洗い方が異なりますので、事前にやって欲しい内容を相談しておくと行き違いなどのトラブルを防ぐことができます。

おすすめ② 保管環境の違い

白いダウンは保管している間も気を抜くことができません。シーズンオフだからと言ってクローゼットの奥へとぎゅうぎゅうに詰め込んでしまっていてはとっても危険です!

クローゼット内の湿度によってはカビや虫食いの被害に遭うこともありますし、他の衣類からの臭い移りをしたりと意外と保管している間のトラブルの方が起こりやすいと言っても過言ではありません。

その点、保管付きのクリーニングであれば綺麗に汚れを落とした後はそのままプロによって室温と湿度が管理されている環境で安心して預けることができます。

おすすめ③ 収納スペースの心配が不要

かさばるダウンの収納スペースに困ったことはありませんか。だからと言って圧縮袋に入れるのもNGです!

圧縮によって羽毛がつぶされてしまうためボリュームがなくなってしまうだけでなく、ダウン特融の保温性の機能も落ちてしまいます。

そんな場合でも保管付きのクリーニングであればお家に置いておく必要ななく、必要になる季節が近づく頃に手元に戻ってくるのも便利です。

自宅の限られた収納スペースも有効活用できるためとてもおすすめです。

coromoeでは保管付きクリーニングも承っております!高級ダウンのお取り扱いもしていますのでお気軽のご相談下さい。

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