衣替えと保管方法

スーツの衣替えと正しいクリーニングや収納保管方法

スーツの衣替えと保管
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営業や通勤で毎日着るスーツは何回来たらどれくらいの頻度でいつクリーニングに出すべきかのペースや目安、値段の相場、トラブルやデメリット、出し方や持って行き方、ドライや水洗いなど洗い方の違い、保管や収納方法についてまとめて解説しています。

スーツをクリーニングに出す頻度やタイミング

スーツは毎日着る人もいれば、たまにしか着ない人もいます。頻繁に洗濯やクリーニングできる物でもないので、どういうタイミングでいつ、どの程度の頻度で出すのかを目安として覚えておきましょう。

1.営業や通勤で毎日着るスーツの頻度

毎日着るスーツや着る頻度が高い場合の参考にして下さい。

夏のスーツのクリーニング頻度

上着(ジャケット)の場合、夏は汗をかくので2週間に1度は洗濯やクリーニングが必要です。

ただし、これはスーツ1着を毎日着た場合で、3着を着まわす事ができるならクリーニング頻度は下げれます。3着のスーツを週に2回ずつ着るなら、1ヶ月に1度のペースを目安にしておきましょう。

沢山の数のスーツを着回したとしても、夏は1回着ただけでも汗をたっぷり吸い込むので、最長でも1ヶ月に1度は洗わないと汗や皮脂によって黄ばみなど変色を起こすので注意が必要です。

ズボン(スラックス)の場合、実際にクリーニングに出される場合に汚れが目立つ事が多いので、毎日履くなら週に1回、3着着まわすなら2週間に1度と、上着の倍の感覚で洗うと良いです。

ズボンはジャケットより劣化が早いので、購入時にジャケットに合わせてズボンだけ2枚買うのもおすすめです。そうすれば着回しやクリーニングに出すタイミングなども楽になります。

冬のスーツのクリーニング頻度

上着(ジャケット)の場合、冬は特別に汗をたっぷりかいたり、過度に汚れたり臭いが付かない限りは、1シーズンに1回でOKです。

ズボン(スラックス)の場合、2週間に1度程度は洗った方が良いです。特に男性は尿染みなどがある場合が多いので、長期間洗わないと臭いやシミが取れなくなってしまいます。

2.結婚式などでたまにしか着ないスーツの頻度

結婚式

どういう季節でも1度でも着たら、保管前に必ずクリーニングに出しましょう。

結婚式後に1回しか着ていないから、そのまま保管しても大丈夫だと思う人もいらっしゃいますが、それでも汗や皮脂が付いているし、湿気を吸い込んでいる上に汚れも付着しています。

そのまま洗わずに収納に保管したらカビ、ダニ、シミ、変色、虫の発生などの原因になるし、一緒に保管されている他の綺麗な洋服にまで影響を与えます。

長期間保管する洋服はどういう物でもシッカリと仕舞い洗いをする事は必須です。

結婚式前にクリーニングに出すかどうかの目安としては、保管状況によります。正しく保管されていて臭いもなく綺麗な場合は、そのまま着ても構いません。収納の環境が良くない場合は出し洗いをした方が良いでしょう。

3.衣替え時のスーツはクリーニングすべき

スーツを着た男性

衣替えで保管前は何度着たかは関係なく必ずクリーニングに出しましょう。

その際にドライクリーニングだと汗など水溶性の汚れは取れないので、必ず水洗いやウェットクリーニングしてくれるクリーニング店にお願いしましょう。

衣替えで出したスーツは、正しく保管されているなら取り出してそのまま着ても構いませんが、保管状況が良くないなら出し洗いすべきです。

スーツのクリーニング頻度を減らし節約する方法

綺麗なスーツ

スーツの洗濯やクリーニング頻度が高いと、それだけダメージになって劣化が早まります。

クリーニング費用がもったいないと考える人もいらっしゃるので、複数のスーツを着まわす以外にも長持ちさせる為のお手入れ方法を紹介します。

1.帰ったらブラッシングをする

汗を大してかいていなくても汚れは付着しているので、自宅に帰ったらブラッシングを必ず行うと汚れが溜まるスピードが抑えられます。

外出中に虫が付いたり、虫の卵が付く事もあるので、それらもブラッシングで取れる事が多いのでおすすめです。

2.スーツに合ったハンガーを使用する

どの洋服も同じハンガーを使っている人は多いですが、型崩れや劣化の原因になるので、スーツに合ったハンガーを用意しましょう。これだけでもヨレヨレやシワシワ予防になるので、クリーニング頻度は減らせます。

ズボンも畳むよりズボン用のハンガーにかけて吊るす方がシワになりにくく通気性も良いです。

3.ブラッシング後は風通しする

ブラッシング後にハンガーにかけた後に直ぐに収納に仕舞わず、風通しの良い場所で1時間ほど吊るして干しましょう。

干す際は紫外線の影響で変色しない様に、部屋干しがおすすめです。エアコンやサーキュレーターなどを併用すると効果的に湿気を飛ばせます。

外から帰ったら衣類には湿気が溜まっているので、この時間を作るだけで湿気が飛ばせます。湿気を保ったまま収納にしまうと、収納の中に湿気がたまり、様々なトラブルを引き起こすので注意が必要です。

4.洗えるスーツ(ウォッシャブルスーツ)にする

金銭的な面からクリーニング頻度を減らす方法として自宅で洗濯すると言う方法があります。

型崩れやシワになりにくい素材で作られていますが、実際に洗濯機で洗った方は「シワにはなる」と感想を持つ方は多いです。

洗う手間と共にアイロンがけは必須なので、その手間が面倒でなければ1つの方法として良いと思います。

クリーニングでのスーツの洗い方や種類

スーツ

スーツをクリーニングに出す際、どの様な洗い方や種類があるのかをシッカリ確認しないと、汚れに適したクリーニングがされない場合があるので注意が必要です。スーツのクリーニングで何をしているか気になる方は以下を覚えておきましょう。

ドライクリーニング

ドライクリーニングは型崩れやシワになりにくく、水で洗うと色落ちや縮んでしまう繊維などを洗うには良いですが、油性の汚れにしか対応できません。大量洗いで安価なクリーニングはドライが多いです。

汗など水溶性の汚れは落ちずに戻って来るので、スーツをクリーニングに出すならドライクリーニングは避けた方が良いでしょう。

スーツ以外の洋服も同様で、ドライクリーニングだと表面は綺麗になった感じはしますが、汗などは落ちていません。

水洗いやウェットクリーニング

水洗いだと水溶性も油性もどちらの汚れにも対応できるので、スーツのクリーニングは水洗いをしてくれるお店にお願いしましょう。

ウェットクリーニングは、本来は水洗いも不可でドライクリーニングすべき洋服でも、高度な技術で水洗いしてくれる技術です。1つ1つ丁寧に手洗いするので、水洗い不可じゃなくても、絶対に失敗したくない高級品などにもおすすめです。

スーツのクリーニング料金相場

スーツのクリーニング料金相場

スーツ上下で出した場合のクリーニング料金相場です。素材が綿や麻だと平均価格より少し高く、絹(シルク)や動物繊維だと更に高くなる事が多いです。

スーツのクリーニング方法スーツのクリーニング料金相場
ドライクリーニング1000円~2000円程度
水洗い1500~2000円程度
高級系やウェットクリーニング4000円~5000円程度

店舗によって技術力や工程が違い、料金も上下します。

スーツのクリーニングへの出し方

紙袋に入れてクリーニングに持って行く

初めてクリーニングを使う方など、初心者の方も以下を読んで安心して出して下さい。

スーツのクリーニングへの持って行き方

カバー等は外して、そのまま持って行っても良いし、運ぶ際に紙袋などに入れても良いです。カバーごと持って行くと、カバーは預かってくれないのでそれだけ持ち帰る手間が掛かります。

紙袋などもクリーニング店が大切に取っておいてくれる訳ではないので、その場で捨てても構わない物を使いましょう。

クリーニング店に持ち運ぶのは面倒なら、宅配クリーニングが便利です。

スーツのクリーニング後の持ち帰り方

ビニール製カバーに入っている事が殆どなので、そのまま手で持つか、折り目が付かない程度に折られて袋に入って返却されるので、それで持ち帰りましょう。

ビニールは通気性が無く湿気が溜まるので、家に着いたら直ぐに袋から取り出しハンガーにかけ1時間程度は風通しの為に、風通しが良い場所で吊るして干して下さい。

その後に通気性が確保できる上で埃など汚れから守れる不織布カバーに入れてクローゼットにしまいましょう。

スーツの上だけ、下だけクリーニングもOK

スーツをクリーニングに出す際は上下セットのイメージが強い方もいらっしゃいますが、どちらか片方だけ出すのもOKです

一緒に出した方が色や風合いの劣化が同じ程度になるので良いですが、ズボンはジャケットより多く出したい場合は、下だけクリーニングもOKです。

クリーニング後に初めて着たので汚れは溜まっていないが、ジャケットを汚してしまった場合など、上だけをクリーニングに出すのも勿論OKです。

スーツの衣替え時期やタイミング

スーツの衣替えのタイミングがいつからいつまでか分からない人は参考にして下さい。月や日にちでは地域差があるので気温を目安にしましょう。

春夏のスーツに衣替えするタイミング

夏

春物の薄い生地のスーツに衣替えするタイミングは、最高気温が20℃を超えるのを目安にしましょう。

多くの地域では4月中旬~下旬になります。気温が上がらない年は4月いっぱいは冬物のスーツにしてゴールデンウィークを境目に衣替えすると良いでしょう。

ワイシャツも同じタイミングでサラサラした肌触りで涼しいポリエステルやリネンのワイシャツに衣替えして下さい。

ジャケットを脱ぎワイシャツも半袖にする時期は、最高気温が25℃を超えるのを目安にしましょう。

秋冬物は衣替えの時に仕舞い洗いでクリーニングに出し適切な保管を行って下さい。

秋冬のスーツの衣替えするタイミング

冬

半袖のワイシャツを止めるのが最高気温が24℃以下に、ジャケットを着るのは20℃を目安に長袖に変える人も多いので、その辺りの気温を衣替えのタイミングにしましょう。

ウールなど厚い生地のジャケットは15℃以下を目安に、多くの地域では10月下旬頃になります。

洋服の方は15℃以下でコートを着込んでも良いですが、スーツの方は最高気温が10℃程度になってきたらコートを着るタイミングです。

スーツの正しい保管方法

スーツの衣替え時や、毎日着るスーツの正しい保管方法、収納方法を紹介します。取り出した時にトラブルにならない様に正しい方法を実践して下さい。

毎日着るスーツの保管方法

毎日着るスーツの保管方法

スーツは毎日洗濯するのは難しいので、落とせる汚れだけは落としておきましょう。家に着いてスーツを脱いだらブラッシングして、埃や汚れ、虫や虫の卵などを払い落とします。

その後、スーツに大きさに合ったハンガーにかけます。ズボンも畳むよりハンガーをおすすめします。

ハンガーにかけた後は部屋干しで良いので通気が良い場所に1時間程度干して風通しします。これをやらないと外で湿気を吸ったまま収納にしまう事になるので、スーツはもちろん、収納や収納内の他の洋服にも影響があるので気を付けて下さい。

風通しが終わったら不織布製の洋服カバーに入れて収納にしまいましょう。

衣替えで長期保管するスーツの保管方法

衣替えで長期保管するスーツ

スーツは汚れが目立たなくても、汗や皮脂など様々な汚れが溜まっているので、衣替えで長期保管する前は必ずクリーニングに出しましょう。

水洗いかウェットクリーニングでしっかり汚れを落としてくれる店舗がおすすめです。

クリーニング後に家に持ち帰ったらビニール袋から出し、1時間程度風通しを行い湿気を取ったら、不織布製の洋服カバーに入れて収納で吊るして保管して下さい。

収納がパンパンで通気性が無く湿気が溜まる、そもそも置く場所が無い場合は、クリーニング付き保管サービスを利用するのもおすすめです。

スーツは高価だし、衣替え時はクリーニングに出す人が殆どなので、その次いでに次のシーズンまで保管して貰うと楽です。

クリーニング後に単に預かって貰う場合や、取りに行かずに放置している場合は、ビニール袋に入ったまま放置されているのと同じなので、クリーニング店にあってもカビなどのトラブルは多々起きます。

そういうトラブルが無い様に、保管もサービスとして行っているクリーニング店を選びましょう。

スーツの保管には不織布製のカバーがおすすめ

不織布カバー

洋服カバーにはビニール製と不織布製があります。

ビニール製は持ち運びには良いですが、通気性がなく湿気が溜まるので、長期保管する際は不織布製がおすすめです。

クリーニング後のビニール袋も、持ち運びの際に汚れが付かない為の一時的な物です。長期保管では中に湿気が溜まるなどトラブルの原因になるので、必ず不織布製の衣類袋などに入れ替えて下さい。

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