洋服や布団のダニ対策

服にダニが発生する原因と効果的に駆除や予防する方法

痒い
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洋服を着るとチクチク痒みが出るのはダニの可能性も!

洋服にダニが繁殖する原因、ダニは他の服に移るかのか?新品の洋服や中古の洋服にもダニはいるか?効果的に駆除する方法や予防する方法、NGの方法などをまとめたので参考にして下さい。

ダニの繁殖条件

温度:20~30℃

湿度:60%以上

死滅:50℃以上で30分以上の乾燥か60℃の乾燥で一瞬で死滅

エサ:水分、食べこぼし、埃、カビ、髪の毛、ペットの毛、フケ、アカ、皮脂など

ダニの繁殖条件を見て分かる様に、人間が快適に生活している空間はダニにとっても快適に繁殖できます。更に湿気や汚れが溜まるクローゼットや収納は特にダニにとっては好条件です。

洋服を着るとチクチク痒みが出るのはダニの可能性も

洋服を着るとチクチク痒みが出たり、ムズムズしたり、アレルギーで湿疹や蕁麻疹の症状が出る人、もぞもぞ何か動いている感じがする人がいますが、それらの原因を見て見ましょう。

  • ダニ
  • ダニの死骸や糞へのアレルギー
  • 服の素材へのアレルギー
  • 洗剤や柔軟剤へのアレルギー
  • カビ
  • ストレス
  • 乾燥肌
  • その他の病気

これらの原因が考えられますが、クローゼットや収納から取り出した洋服を着ると特に感じる場合はダニやカビの可能性が高いです。

洋服にダニが繁殖する原因

洋服の襟汚れ
  1. 洋服を洗濯しておらず汚れが溜まっている
  2. 洗濯はしているが乾燥がしっかり出来ていない
  3. 湿気が溜まりやすい場所で保管している

これらが大きな原因となっています。汚れはダニの餌となるので、洗わず置いておくとダニが大量繁殖します。

更に湿気も大きな原因になるので、クローゼットや収納など保管場所が湿気が溜まりやすいとか、空気の通りが悪くなる程にパンパンに詰め込んでいると良くありません。

また洋服は着たら必ず洗濯すると言う場合は保管場所に問題があるか、洗濯後にシッカリ乾燥できていない場合が多いです。乾燥が甘いと匂いの原因となる菌が大量発生するだけではなくダニの大量繁殖にも繋がります。

湿気があるとカビも繁殖しやすくなりますが、カビはダニの餌となるので、カビが発生する程の湿気があると更に環境としては悪いです。

洋服のダニは他の服に移る?

ブラウスの収納

洋服を同じ環境に置いているなら、ダニが他の服に移るし、他の服でもダニが繁殖していても何も不思議ではありません。

汚れや湿気が溜まっている場所に集まり繁殖するので、新品の服に直ぐに大量に移って行く事はありませんが、そういう服や収納状態を放置しているだけあって、新品の服も直ぐに同じ状態になっていくのは目に見えています。

既にダニが大量発生している服が近くにあるなら、隣の服などに移るのを防ぐ為に、洗濯だけじゃなく保管場所にもきちんと気を遣いましょう。

新品の洋服や中古の洋服にもダニはいる?

新品の洋服や中古の洋服

新品の洋服は綺麗だし、古着屋は売る前にしっかりクリーニングに出している事は多いのでダニの心配は無いと思う人は多い様ですが、洋服に限らず布団などでも買ったばかりの品にダニがどの程度いるかは別として、ダニがいるのは当たり前です。

それらの商品は完全密閉された状態ではなく、誰もが触れる状態で置かれている場合が多いので、ダニだけではなく、皮脂汚れなども少しは付いています。

布団などは新品だと、ビニールカバーに入っている事が多いですが、汚れは付かないメリットはあるものの、湿気は溜まってしまうので長くそのままだとカビやダニの温床になっています。

洋服のダニを効果的に駆除する方法

乾燥機
  1. 乾燥機
  2. 熱湯
  3. クリーニングでの水洗い

1.洋服のダニ駆除は乾燥機がおすすめ

ダニの餌となる汚れを落とす事は大切なので洗濯をしなければなりませんが、生きているダニは取り除けない事が多いので、熱処理する事をおすすめします。

洗濯表示 四角に丸と1つの点は排気温度上限60℃の低い温度でタンブル乾燥可能四角に丸と1つの点は排気温度上限60℃の低い温度でタンブル乾燥可能
洗濯表示 四角に丸と2つの点は排気温度上限80℃でタンブル乾燥可能四角に丸と2つの点は排気温度上限80℃でタンブル乾燥可能
洗濯表示 四角に丸と×はタンブル乾燥禁止四角に丸と×はタンブル乾燥禁止

洗濯表示を確認して乾燥機OKの洋服なら、ダニは50℃以上で30分以上で死滅、もしくは60℃で一瞬で死滅するので、その時間だけ乾燥機をかけましょう。布団乾燥機しかない場合は、布団乾燥袋などを利用して乾燥させたい洋服を囲えばOKです。

乾燥機が無い場合はコインランドリーを利用するのもおすすめです。死滅させたら水洗いで死骸や糞は取り除けるので、しっかり洗濯し乾燥させれれば駆除できます。

2.洋服のダニ駆除に熱湯もOK

乾燥機NGなら60℃以上の熱湯に浸けると良いでしょう。熱湯もダメなら駆除剤などを利用する事をおすすめします。その後に通常通りの洗濯を行って、きちんと乾燥させれば駆除完了です。

洗濯表示 桶に70は液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる桶に70は液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる
洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止桶に×は家庭での洗濯禁止

洗濯表示を確認して桶マークの中の数字をチェックして下さい。ここの数字の温度を限度として水洗い(お湯で洗うのが)OKとなっているので、ここが70℃などになっていれば、60℃以上70℃以下の熱湯に浸けても問題ないので、ダニ駆除可能です。

3.洋服のダニ駆除にクリーニング

クリーニングなら適切な水洗いや駆除の為の洗剤、素材に適した乾燥の仕方などで衣類を傷めずにダニ駆除を行ってくれます。自分できちんと出来るか心配な人や、手間が煩わしいならプロにお任せするのもおすすめです。

細かいやり取りを行ってくれる業者なら「ダニが気になる」と伝えれば、それ相応の対応を行ってくれます。業者によっては防ダニ効果のある薬剤などを使ってくれる場合もあるので、先ずは相談してみましょう。

coromoeではお客様と細かいやり取りをして、ご要望に叶う様な洗いを行っているので、ぜひご相談下さい。

洋服のダニ駆除にNGの方法

ドライヤー

熱処理すればOKと思ってやってしまいがちなNGの方法を紹介します。

  1. ドライヤー
  2. アイロン
  3. 天日干し
  4. ドライクリーニング

1.服のダニをドライヤーで駆除はNG

ドライヤーでも温度は上がりますが、全体の温度を一気に上げる事は不可能です。ダニは生きていると移動するだけなので、効果はかなり低いです。

2.服のダニをアイロンで駆除はNG

ドライヤーと同じ理由で、全体の温度を一気に上げられずダニは逃げてしまうので、効果はかなり低いです。スチーマーでも同じだし、湿気が溜まってしまう可能性もあるので、止めておきましょう。

3.服のダニを天日干しで駆除はNG

洗濯で殺菌なら天日干しのイメージがありますが、湿気対策として大量繁殖の予防には効果はありますが、ダニは菌じゃないので死滅しません。ダニが死滅する50℃以上に温度を上げるのも厳しいので、ダニ対策の為には天日干しは効果的ではありません。

4.ドライクリーニング

布団の汚れの多くは水溶性の汚れなので、それが落ちないドライクリーニングは効果的とは言えません。水洗いと乾燥によりダニは死滅し死骸や糞も綺麗に取り除けます。

ドライクリーニングはそれらに効果的ではないので、ダニ対策なら水洗いでお願いしましょう。ダニ対策の為に専用の洗剤を使ってくれる業者もあるので、クリーニング店に相談して見る事をおすすめします。

洋服のダニを効果的に予防する方法

水洗い

洋服にダニを発生させない為にも日頃から予防方法を実践しておく必要があります。

  1. 洋服を着たら仕舞う前に必ず洗濯
  2. 収納の湿気対策を行う
  3. 防虫ダニ避けシート等を使う

1.洋服を着たら仕舞う前に必ず洗濯する

洋服を着ると汗や汚れは必ず付きます。少ししか着ていなくても、それはダニの餌になってしまうので、必ず仕舞う前に洗濯しましょう。

クリーニングでは業者によっては安いドライクリーニングで済ませる所もありますが、水溶性の汚れは取れないので、必ず水洗いする事をおすすめします。

2.湿気対策を行う

洗濯後の乾燥はしっかり行う事と、保管場所となるクローゼットなどの収納に湿気が溜まらない様に工夫して下さい。

通気性が良い部屋で湿気が溜まりにくくても、収納がパンパンな状態だと湿気が溜まっていきます。収納が足りないなら不要な洋服は捨てるか、シーズンオフの洋服や布団を保管業者に預けるのがおすすめです。

coromoeではクリーニング付き保管サービスを承っているので、ぜひご相談下さい。

3.ダニ避けシート等を使う

ダニ避けシートなどは洗濯や乾燥など基本的な部分が出来てこその、あくまで補助的な役割ですが、無いよりはマシです。湿気取りの乾燥剤で防虫防ダニ効果もある物もあるので、そういうのを使うと良いでしょう。

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