衣替えと保管方法

洋服を段ボールやビニール袋に保管は絶対NGな理由

収納が狭い
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衣替えでシーズンオフになり長期保管に回る洋服を、段ボール、ビニール袋やゴミ袋、紙袋、スーツケースなどに入れて保管すると翌シーズンに取り出した時にトラブルが起きている事が多いので絶対にNGです。

その理由とトラブルが起きにくい正しい洋服の保管方法を紹介します。

洋服をビニール袋やゴミ袋で保管がNGな理由

洋服の保管で最重要なのは湿気を溜めない様に通気性を確保する事です。通気性が悪いと湿気が溜まるので、カビ・ダニ・虫・臭い・色落ち・色移りの大きな原因になります。

ビニール袋やゴミ袋は埃やゴミなどから守るのには良いですが、通気性が最悪なのでリスクの方が多すぎるので絶対に止めて下さい。

クリーニング後のビニールカバーのまま収納に仕舞う人もいますが、これも同様の理由で絶対にNGです。あくまで持ち帰りや宅配時に汚れや埃から守るための一時的なカバーであって、長期保管用ではありません。

既にビニール内では湿気が溜まり始めているので、クリーニング後は家で直ぐにビニールカバーを外し少々の時間で良いので干し湿気を飛ばしてから収納しましょう。

洋服をダンボールで保管がNGな理由

洋服を段ボールに入れて保管

ビニール袋よりは通気性はあるものの、閉じ込めるので最悪よりは一歩だけ良いだけです。紙製品なので湿気を吸い取ってくれますが、水分を溜め込むのでその中に入れられている洋服もそれらの水分を吸ってしまいます。

段ボールにで保管していた洋服がカビだらけになったと言う話はよくあります。目に見えるカビは大量に生えなくてもカビ臭い状態には高い確率でなります。

段ボール特有の理由としては、虫の発生リスクが高い事です。拾って来たり、引っ越しで利用した段ボールははもちろん、保管用に使おうと新品のダンボールを買っても虫が中に入り込んでいたり、虫の卵が産み付けられている事が多々あります。

そこに湿気が溜まれば孵化、羽化、産卵し虫の大量発生に繋がります。ダンボール製の収納棚や衣装ケースにも同様の事が言えるので、洋服の保管にはおすすめしません。

洋服を紙袋に入れて保管がNGな理由

洋服を紙袋に入れて保管

段ボールと同様に紙製なので湿気を溜め込みやすくトラブルは多い。更に紙袋を利用している人を見ると、殆どの人が買い物で貰った紙袋や、飲食店の持ち帰り用袋などを再利用している。

これらの袋は衛生面では拾って来たり引っ越しで使った段ボールと同レベルなので、虫の発生に繋がります。

紙袋だけだと埃や汚れもカバーできませんし、メリットとしては並べて棚の様にセパレートできる事くらいなので、洋服の保管には使わない方が良いです。

洋服をスーツケースに入れて保管がNGな理由

洋服をスーツケースに入れて保管

スーツケースも通気性が悪く中に湿気を溜め込むので、ここまで挙げて来た理由と同じです。洋服を詰めて長期保管すると久しぶりに開けたらカビだらけという事も珍しくありません。

収納が狭くパンパンだから、衣類をスーツケースに入れてベランダで保管する人もいらっしゃる様ですが、完全密閉されている訳ではないので、湿気対策、害虫対策など様々な点から最悪な状態です。

衣替えでの正しい洋服の長期保管方法

衣替えで長期保管に回す洋服の正しい保管方法を紹介します。

1.汚れをシッカリ落とす

汚れをシッカリ落とす

洋服に汚れが付いているとトラブルの原因になるので、基本的には少しでも着たら洗って汚れをシッカリ落としてから保管して下さい。

コートやダウンジャケット等の頻繁に洗濯できない洋服は、シーズン終わりに必ずクリーニングに出す、可能ならシーズンの半ばで1度出すと良いでしょう。

脱いだら収納には仕舞わずコート掛けなどで保管した方が、綺麗な状態で収納に仕舞っている洋服に影響がなくて良いです。

スーツは着る頻度によりますが、夏用なら3着を着回しで週に2回着るなら最低でも2週に1回はクリーニングに出した方が良いです。冬用は同じくらいの頻度で最低でも1か月に1回はクリーニングに出した方が良いでしょう。

2.シッカリ乾燥させる

シッカリ乾燥させる

洗濯はきちんと出来ているのにトラブルになる人は乾燥が甘い事が多いです。湿気が残ってしまわない様に、外干しなら晴れた日の10時過ぎ~14時頃までに裏表を乾かしましょう。

この時間帯に干して取り込む事ができない人は、基本的に外干しじゃなく部屋干しで乾かす方法を考えるべきです。

部屋干しは衣類乾燥機、除湿器、エアコン、サーキュレーターなどを使うと短時間でシッカリ乾かす事が可能です。

乾燥機は高温にさらす事が可能で、ダニやカビを死滅させる事もできるので、おすすめです。

3.外干し後はブラッシングする

ブラッシングする

外干しした場合は虫や虫の卵が付いている事があるので、取り込んだらブラッシングして、それらを落とす事を意識付けましょう。

また、外干しだとカラッと乾いた感触がありますが、熱気を持っている状態のまま収納すると湿気が溜まるので、取り込んだ後は部屋の中で一旦温度を下げると良いでしょう。

4.収納を掃除し通気性も良くする

すっきりとしたクローゼット

洋服自体のお手入れは完璧だったとしても、保管場所となる収納に問題があればトラブルは起きます。ダニやカビや虫の発生に繋がるので、収納の汚れや埃は定期的に掃除する様にして下さい。湿気が溜まらない様に通気性を良くする事は非常に重要です。

  • 洋服は詰め過ぎずない
  • 吊るす洋服同士がくっつかない様にする
  • 不要な洋服は捨てる
  • 収納棚も上部3分の1は空ける
  • 左右や奥の壁と少々スペースを空ける
  • 収納の下部にすのこを敷く
  • 下部に頻繁に使う物を保管する
  • 定期的に扉を全開にして空気を入れ替える
  • 可能なら普段は扉を開けたままにする

これらを行う事で通気性を良くし湿気が溜まりにくい収納にする事が可能です。

5.不織布カバーを使う

不織布カバー

洋服カバーは埃や汚れから守ってくれるので便利ですが、ビニール製は通気性が無いのでNGです。

おすすめは不織布製の衣類カバー。通気性があるので湿気が溜まりにくい上で、埃や汚れから守ってくれます。

ハンガーで吊るして保管する洋服はもちろん、畳んで収納棚に保管する洋服も入れておくと他の洋服との色移りなどを防げるのでおすすめです。

6.収納棚には重い物を下に置く

収納棚

畳んで収納棚にしまう洋服は重い物を下、軽い物を上に置く事で下になる洋服への圧力を低くする事が可能です。

入れ方は縦入れだと見た目が良く、取り出しやすいのはメリットですが、一部分に圧力が掛かるので、基本的には重ねて保管がおすすめです。

クリーニング付き保管サービスがおすすめ

収納がパンパンな状態は良くないので、捨てられない洋服や、サイズが嵩む布団や冬物などは保管サービスを使う事をおすすめします。

単にスペースが借りれるレンタル倉庫やトランクルームは、洋服を保管するには良い場所ではないので、クリーニング付き保管サービスを使いましょう。

仕舞い洗いをした上で、洋服に適した状態で保管してくれるので、安心して預けられます。翌シーズンには直ぐに着れる状態で返却されるので、手間もなく楽です。

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