外出先で服にシミ！緊急的に応急処置する方法

外出先でうっかり服にシミをつけてしまい、困ったことはありませんか？

シミは、付着してから時間が経つほど汚れが繊維の奥に入り込んでしまい、どんどん落ちにくくなりますので、できるだけ早く取ることが重要です。

そこで今回は、外出先での応急処置をご紹介します。その場ですぐに応急処置をしておくと、帰宅後のシミ抜きがしやすくなります。

外出先で服のシミを目立たなくする方法

外出先でシミがついたら、無理にその場で拭き取ろうとせず、まずはティッシュなどでシミを押さえ、水分や固形物を取り除きましょう。

シミをこすって取ろうとすると繊維に汚れをこすりつけ、より取れにくい状態を作ってしまいます。

飲食店などのおしぼりは、白さを保つために塩素系漂白剤で処理されている場合が多いため、衣類の色落ちにつながる可能性があるので使わないようにしましょう。

水溶性の汚れの場合：水で濡らしたティッシュやハンカチなどでつまみ、汚れを移し取ります。そのあと、乾いたティシュやハンカチで押さえて、水分を取り、自然乾燥させましょう。

油溶性の汚れの場合：乾いたティッシュで押さえながら、油分をできるだけ移し取りましょう。

外出先でシミが残らない様にするおすすめ応急措置

シミには様々な原因があり、その原因によって対処方法が変わります。ついてしまった食べ物や飲み物に合わせて、正しい方法で対処することが大切です。

対処を間違ってしまうと、応急処置どころかさらに汚れが広がってしまい逆効果になる可能性があります。

殆どのシミは、「水溶性」と「油溶性」の2つのタイプに分類され、落としたいシミの性質を見極めることがポイントです。

水溶性のシミの応急処置

用意する物

■ティッシュ、紙ナプキン、ハンカチなど

■水

手順

１．ティッシュやハンカチなどを使ってできる限り水分を吸収します。

２．シミの裏側にティッシュやハンカチなどを当て、表側から水を含ませたティッシュで、こすらず優しく押さえます。※裏側に当てたティッシュなどにシミを移すイメージで行ってみてください。

３．最後に乾いたティッシュペーパーで水分をよく取ります。

※取れにくい場合はハンドソープを少し含ませてみましょう。

油溶性のシミの応急処置

油分を含むソースなどがかかった食べ物などの油溶性のシミは、水溶性のシミよりも頑固なシミです。

用意する物

■ティッシュ、紙ナプキン、ハンカチなど

■水

■ハンドソープ

手順

１．まず、シミを広げないよう注意しながら固形物を取り除きましょう。

２．乾いたティッシュペーパーなどで、押さえながら油分を吸い取っていきます。

３．シミの裏側にティッシュやハンカチなどを当て、水で湿らせたティッシュペーパーなどにハンドソープを少し含ませてシミになじませます。

４．水で湿らせたティッシュペーパーなどで叩きながら、裏側に当てたティッシュなどにシミを移していきます。

５．湿らせた別のティッシュペーパーなどでせっけん成分が残らなくなるまで落とします。

６．最後に乾いたティッシュペーパーなどで水分をよく取ります。

コンビニで買える服のシミ取りグッズ

最近では、コンビニでもシミ取りグッズが販売されています。外出先で水を使って洗うことが難しいときも、水不要で簡単にシミ抜きができるシミ取りグッズはとても便利です。

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出典：ライオン

コンビニで売っているメイク落としシートで代用する方法もあります。

ティッシュなどを裏に置き、メイク落としシートでシミになった部分をポンポンと叩き込んでいきます。シミが落ちたら丁寧に洗い流し、ティッシュなどで水分をよくふき取ります。

外出する機会が多い場合や、出張、旅行などには、携帯用のシミ取り剤をバッグに入れておくと、すぐに対応できて便利です。

シミが定着しない様に帰宅後は直ぐに洗濯を

応急処置をしても、まだ衣類にはうっすらとシミが残っているはずです。シミを残さないためには、自宅に帰ってからなるべく早い処置を行うことが大切です。

帰宅したらすぐに洗濯表示を確認して、自宅で洗えるかクリーニングが必要かをチェックします。

洗濯機洗い・手洗いができるなら、シミの部分に中性洗剤をつけて洗濯用洗剤と一緒に洗濯機で洗いましょう。油溶性のシミの場合は、シミがついた部分に、酸素系液体漂白剤を直接つけて、普通に洗えば大丈夫です。

自宅で洗えない衣類や大切なお洋服の場合は、なるべく時間を置かず、信頼できるプロのクリーニング店に相談しましょう。