水洗い不可の洋服を家で洗濯する方法と注意点

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衣類を洗濯する前に確認する洗濯表示タグですが、水洗いが不可な時があります。

そういった衣類はご自宅でお洗濯してしまうとトラブルを起こしてしまう事も。水洗い不可のものを洗濯する際のトラブル例や、注意点をご紹介していきます。

水洗い不可の素材と家で洗濯すると起きるトラブル例

洗濯表示 桶に×は家庭での洗濯禁止洗濯表示 桶に30は液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯できる洗濯表示 桶に30下に横棒1本は液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる

家庭での洗濯が禁止とされているマークが、桶に×が付いている左のマークで、洗濯可能なのが桶に数字が入っているマークです。洗濯表示タグに記載されている素材や生地で多いのは…

  • ウール
  • カシミヤ
  • アンゴラ
  • レーヨン
  • シルク
  • 天然繊維
  • レース
  • ポリエルテル
注意点

これらの素材は、水や熱に弱く洗うと型崩れを起こしてしまう、摩擦に弱いので洗濯機で洗うと衣類同士がこすれてしまい毛羽立ちなどにつながる、揉んだりして力を加えると縮んでしまうと言ったトラブルを起こしてしまいます。

例えば代表的な例では、ウールのニットが縮む事があります。ウールなどの動物繊維は水に弱くご家庭でのお洗濯で’サイズがかなり小さくなってしまったという事があります。

ウールは水分を含んだ状態で、摩擦などの力を加えると繊維が絡み合い徐々に固まってしまいフェルト化してしまいます。

フェルト化してしまっては、元に戻すのは難しいのです。

水洗いが可能なものでも洗濯方法が正しくなければ、トラブルを発生させてしまう事も。洗濯タグ表示を確認することは大切です。

水洗い不可の服はドライクリーニングかウェットクリーニングへ

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水洗い不可となっている場合、絶対にご家庭でお洗濯できないという事ではないのですが、家庭での洗濯では、縮み・毛羽立ち・色落ちが非常にしやすいので推奨しないという事です。

大切な衣類を傷つけてしまわないようにするには無理をせずクリーニングに依頼するのが安全です。クリーニング店にドライクリーニング、ウェットクリーニングはが存在します。

■ドライクリーニングとは?

ドライクリーニングとは水を使わず石油系などの溶剤を使用して汚れを落とす寳保で洗うクリーニングです。効果のある汚れは油溶性の汚れで水溶性の汚れは落ちません。

ファンデーションなどの化粧品や、チョコレートなど油汚れを得意とします。有機溶剤は、生地を傷めず洗うことができますので、水洗いで不安なものや、油溶性の汚れを落としたい場合はドライクリーニングへ依頼しましょう。

■ウェットクリーニングとは?

ウェットクリーニングとは水を使用し汚れを落とす方法です。効果のある汚れは水溶性の汚れを含めて全ての汚れです。

汗や、尿素など、日々の生活で付く汚れの多くは水溶性と言われています。ですので、ドライクリーニングだけだと汚れは落ちずに溜まっていきます。

しかし、水洗いはできないと言う時に、プロによる高い専門的な知識と技術で行う水洗いであるウェットクリーニングなら、水洗いも可能な場合があるという事です。

エマールやハイベック等は水洗い不可におすすめしない理由

水洗い不可の洗濯洗剤

エマールなどのおしゃれ着用洗剤ですが、中性洗剤なので洗剤で衣類を傷めずに優しく洗う事ができます。

デリケート素材用、おしゃれ着用と謳っている物なので、水洗い不可のものでもお洗濯できると思いがちですが、そうではありません。

水洗い不可と記載されている場合は、おしゃれ着用洗剤であっても水につけただけで縮んだり、風合いが変わったりすることがあるので、ご家庭でのお洗濯は控えましょう。

水洗い不可の洋服を洗濯ネット使用してもトラブルが起きる理由

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お洗濯ネットを使用することで効果があることは以下の通りです。

  • ごみの付着や毛玉の発生を防ぐ
  • 摩擦による色移りを防ぐ
  • 装飾品を守る
  • 服が他の衣類やフックに絡まるのを防ぐ
  • 傷みやすい服のダメージや型崩れを防ぐ

水洗いが可能なものの場合、洗濯ネットを使用することで、様々なトラブルを防ぐ事ができますが、水洗い不可のものの場合、洗濯ネットは水を通してしまうので水で起こりうるトラブルは防げないのです。

しっかり畳んで入れたウールのニットでも縮んでしまったりというトラブルを招いてしまいます。

水洗い不可の洋服の汚れをお湯で落とすのをおすすめしない理由

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繊細な素材のものを洗う際に冷たいもので洗うと硬化してしまったり、油汚れの場合も固まってしまったりする場合があるので、30℃程度のぬるま湯で洗うことをおすすめしていますが、水洗い不可の記載がある場合、水が冷たい暖かいは関係ありません

暖かいお湯で洗ったとしても起こりうるトラブルを防げるわけではないのです。水洗い不可の衣類が汚れてしまった場合は無理にご家庭で洗おうとせず、クリーニング店に依頼することをおすすめします。

水洗い不可の洋服の汚れをスチームで落とすのをおすすめしない理由

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スチームとは水蒸気のことです。アイロンやスチーマーは水蒸気を出すので少量の水分と思っていても水洗い不可のものに全体的に当ててしまうと、トラブルを発生させてしまう恐れがあります。

洗濯タグ表示を見た時に水洗いが不可になっている場合、同時にアイロン不可のマークも記載されている場合も多く、そういった場合は特に衣類用スチーマーは利用でおおすすめできません。

衣類スチーマーには脱臭効果やシワを簡単に取ることができますが、どの衣類にも使用できるわけではないのです。スチーマーを当てた部分だけ色落ちしてしまったり、縮んでしまう事もあります。

水洗い不可のものはスチームを避けたり、当て布をして直接当たらないようにしたりと工夫することが重要です。シワが気になったり臭いが気になったりする場合は無理に使用せず、クリーニング店に依頼することをおすすめします。

水洗い不可の洋服の漂白をしたい時の対処法

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お食事中や外出中に衣類にシミがついてしまった時に、ご家庭でシミを落とすために、漂白すると思いますが、衣類が水洗い不可だった場合は漂白剤を落とす事ができなくなります。

ですのでシミが付いた時点で早急に応急処置を行うのが大切です。

ただし、これらも色落ちの原因になる事もあるので、可能なら早めにクリーニングに依頼した方が安全です。

飲料や醤油などの水溶性のシミの場合

準備する物

  • ハンカチ、タオル
  • 外出先ならティッシュや紙ナプキン

ティッシュやハンカチに少し水を含めシミの裏側にハンカチ、タオルを敷きます。この際敷いている方がナプキンやティッシュにしてしまうとシミが裏に移る場合がありますので敷くものは厚手の物にしましょう。

シミをティッシュやハンカチを優しく当て写し取る様にして下さい。擦ると広がるので注意が必要です。汚れを移せたら乾いたもので水分を除いてあげましょう。

油汚れなどの油溶性のシミの場合

準備する物

  • ハンカチ、タオル
  • 外出先ならティッシュや紙ナプキン
  • 石鹸、ハンドソープ

シミの裏側にハンカチやタオルを敷きティッシュにハンドソープを付けて繰り返し汚れを取り除いていきます。再度きれいなティッシュに水を含ませて石鹼が残らないように落としていき、乾いた物で水分を取っていきます。

漂白したいものが水洗い不可の場合はなるべく早く応急処置を行い、クリーニング店に依頼しましょう。

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