衣替えで手や目が痒い時のダニ対策とおすすめ保管方法

衣替え時に衣類に触れた時、終えた衣類を着用する時、痒みを感じた事はないでしょうか?
その衣類には目に見えないダニが大量繁殖しているかもしれません。衣類や体を守る為に行える、ダニを駆除、予防する方法をご紹介していきます。
衣替えで手や目が痒いと言う人はダニに注意
クローゼットだけではなく家の中にはダニがいっぱい発生しています。衣替え時にくしゃみが出たり目や手が痒くなるなら、その原因はダニあるかもしれません。
ダニが多い場所ランキング
- 布団などの寝具
- ベッドやマットレス
- 押入れやクローゼット等の収納
- カーペットやラグや絨毯
- ソファ
- 畳
特に布団など寝具に1番多いですが、クローゼット等の収納や衣類にもダニがたくさんいます。数は4月頃から徐々に伸びて夏にピーク、その後の秋に糞や死骸の数がピークになります。
家の中は年中温かいのでダニがいなくなる時期は無いと思って良いでしょう。きちんと対策をおこなっていないと、大量発生している事もあります。
ダニはどこから入って来る?
ダニが発生は外出時に衣類や髪などに付いて家に持ち込まれます。他人の家、電車やバスのシート、職場の椅子やカーペット等、どこにでもダニはいるので持ち込まない、または持ち出さない事は不可能に近いです。
ダニは湿気がある場所で皮脂汚れやフケ、タンパク質や埃などを餌に繁殖するので、特に布団や衣類で繁殖しやすくなります。ダニの死骸や糞を吸い込んでしまうと、アレルギーを引き起こす場合もあるので、手や目が痒くなってしまいます。
衣替え時にダニ刺されをなくすダニ駆除方法

服を着用したときに感じるかゆみはダニに原因があるかもしれません。ダニを駆除することで、ダニに刺される心配もなくなるでしょう。
乾燥機にかける
ダニは熱に弱いので乾燥機にかけてあげることでダニは駆除されます。50℃以上の温度で20分間、もしくは60℃以上の高温で一瞬ででダニは死滅するので、乾燥機にかけると良いです。
天日干しでは、そこまでの温度に上げる事はできないので、天日干しでダニを死滅させる事は不可能です。
乾燥機にかけた後はダニの死骸を駆除する為に洗濯、掃除機で吸引、はたく、ブラッシング等をしましょう。
くん煙剤を使用する
収納中のダニを駆除するには、くん煙剤が効果的です。くん煙剤を使用する場合は部屋全体を掃除機などでホコリを取り窓を開けて使用します。
熱に弱い素材の洋服の場合は乾燥機が使えないので、ご自宅でダニを死滅させたい場合は衣類用のくん煙剤を使用すると良いでしょう。
使用した後は乾燥機後と同様に、しっかり掃除し死骸が衣類に残らない様にして下さい。
アイロンをかける
アイロンをかけることで、シワを伸ばせますが、乾燥機と同様アイロンの熱でダニを死滅させることもできます。衣類用のスチームアイロンは高温の熱を簡単にかける事ができるので、とても便利です。
使用後は湿気た熱で新たなシワができる場合があるので、冷めるまでハンガーにかけて干しクールダウンさせましょう。
業者に依頼する
ご家庭のダニを徹底的に駆除するには業者に依頼するのが一番です。
ダニはフケやアカ、皮脂汚れなどの餌が1gほどあれば約300匹が生息できるといわれており、ダニの繁殖を少しでも抑えるためには、 日頃からこまめに掃除をしたり、定期的にクローゼット内の衣類を洗う必要があります。
ダニの駆除には50000円程度とお金がかかってしまうので、ご自身でできる駆除方法をこまめに行うのがお財布にも優しいのではないでしょうか。
クリーニングに出す
ご自宅でダニを予防したり駆除しても目には見えないものなので不安です。そういった場合はクリーニングに依頼しましょう。
クリーニングにはドライクリーニング、ウェットクリーニングを含めた水洗がありますが、衣替え時のクリーニングは、ウェットクリーニングや水洗いがおすすめです。
ドライクリーニングでは落ちない汚れがありますが、水洗いだと綺麗に殆どの汚れは落ちます。ダニ対策なら特に死骸や糞も除去したいので、水洗いできる物は必ず水洗いして下さい。
衣替えでダニ予防の為にやっておくべき事

ダニによる被害を抑える為には、あらかじめ予防をしておく事が重要です。普段から行える方法でダニの発生を防ぎ、肌荒れやアレルギーを起こさないようにしましょう。
収納前にしまい洗いを行う
洗濯でダニを死滅させる事はできませんが、衣替えの時に保管に回す洋服は必ず収納前にしまい洗いを行いましょう。
しまい洗いとは収納する前に衣類を綺麗に洗う事です。仕舞い洗いを行う事で、衣類に浸透してしまっている汚れやフケ、皮脂汚れなどのダニの餌となってしまうものを綺麗にできるので、ダニの大量繁殖を防げます。
1度しか着ていないから汚れていないと思っていても、皮脂汚れ等は付いているので、それらも長期保管前には必ずしまい洗いを行って下さい。
菌の発生やダニを防ぐため、仕舞い洗いを行う前は洗濯槽を綺麗にし、お風呂の残り湯を使用しないようにしましょう。
洗濯後は乾燥させる
湿気がある場所はダニの好む環境です。
洗濯後に湿気を残したまま収納してしまうと、ダニが繁殖してしまう上にカビが生えたり害虫も発生してしまいます。ダニはカビも餌にしてしまうので、更なる大量発生にも繋がります。
仕舞い洗いをした後は必ず乾燥機で乾かすか、天気の良い日の午前10時~午後14時頃に天日干しで乾かしましょう。
防虫剤を使用する
衣類を収納する際に、防虫剤や乾燥剤を使用することでダニの繁殖を防ぐ事ができます。防虫剤は3か月程度の期限がありますので、期限が切れていないかを確認して使用しましょう。
ダニの防虫剤にも置くタイプ、スプレータイプがあります。スプレータイプを使用する場合は、換気を行いながらスプレーしましょう。
防ダニ加工の薬剤を使った場合は、その薬剤その物の効果は数年続くとされている場合は多いですが、それはあくまでその状態で適切に保管していた場合です。使用したり洗濯すれば落ちていくので、定期的に防ダニ加工をする事が大切です。
換気を行う
温度:20~30℃
湿度:60%以上
死滅:50℃以上で30分以上の乾燥か60℃の乾燥で一瞬で死滅
エサ:水分、食べこぼし、埃、カビ、髪の毛、ペットの毛、フケ、アカ、皮脂など
ダニは湿気を好みますので、定期的に空気の入れ替えを行う事が大切です。天気の良い日や湿気の少ない日にクローゼットの空気を入れ替えましょう。
加湿器などもダニを繁殖してしまう原因になってしまうので、使用する際は空気清浄機や、換気を行いダニを繁殖させないようにしましょう。
部屋干しをしない
ダニ対策で考える衣類を部屋干しするデメリットとして、衣類がシッカリ乾かない、乾燥に時間がかかりダニを発生、部屋に湿気が溜まり収納がダニが住みやすい環境してしまう恐れがあります。
洗濯は基本的には天気の良い日に行う事が大切です。
洗濯物を干したいけれど雨が降って干せない時は、エアコン・サーキュレーター・除湿器などを使用し、なるべく湿度を下げ早く乾燥させる様にしましょう。