衣替えで保管した洋服が臭い8つの原因と予防方法
衣替えでクローゼットや押し入れ、タンスなど収納に保管した洋服を出すと臭い!
なぜ臭くなるのか、その原因とこびり付いて取れない匂いの消臭方法と共に、予防方法として衣替え時の長期保管で臭くならない正しい保管方法を紹介します。
衣替えで保管した洋服が臭い原因と予防方法
シーズンオフになり保管していた洋服が臭い原因は大きく分けて8つです。これらの1つでも当てはまると臭くなってしまうので、保管前にきちんと予防しておきましょう。
1.衣替えで保管する前に洗濯しなかった
1度でも着た洋服は汚れが無い様に見えても、汗や皮脂汚れは必ず付いています。
仕舞う時に見えない様な汚れでも、長期保管している間に浮き上がり化学変化を起こし洋服が臭くなる原因になります。保管前は必ずしまい洗いをし、きちんと汚れを落としきる事を心がけましょう。
ドライクリーニングでは脂溶性の汚れは落とせますが、汗など水溶性の汚れは落ちずに戻ってきます。ですので、長期保管の前のしまい洗いは水洗いをおすすめします。
2.洗濯後の乾燥が甘かった
通常の洗濯で生乾きした洗濯物が臭いと言う経験をした人は多いと思います。これと同様で湿気を含んだまま収納すると、そこで雑菌が繁殖し臭くなります。
洗濯し干した物はお昼過ぎには完全に乾かし取り込み、風通しした方が良いです。取り込んで直ぐは天日干しでも熱と共に若干の湿気を含んでいるので、風通しさせる事が重要です。
また、クリーニングに出した洋服も、戻ってきたら収納に入れる前に1時間程度風通しを行いましょう。これで水分を飛ばす事が出来ます。
3.クリーニング後のビニール袋に入れたまま保管
クリーニング後に入れてあるビニール袋は家に持ち帰るまで、家に配達する間に汚れが付かない為の一時的な防護の為の物で、保管する為の物ではありません。
そのまま保管すると空気が全く通らない状態になるので、湿気は溜まり放題、カビやダニ、虫の発生原因になり、臭い原因にもなります。
クリーニング後は、持ち帰ったら必ず直ぐにビニール袋から出し、風通しの為に1度ハンガーなどで干し、水分が飛んだら仕舞いましょう。
4.カビが生えてカビ臭い
収納の風通しが悪く湿気が溜まりカビが生えてカビ臭い状態になります。湿気があまり気にならない部屋でも収納がパンパンに詰まった状態だと、空気の通り道が無く湿気が溜まっていきます。
スノコを敷く、定期的にクローゼットの扉を開き空気の入れ替えをする、収納をパンパンにしない等、湿気が溜まらない状態を心がけましょう。
洋服のカビだけを気にしていても、クローゼットや収納自体にカビが生えていたりすると臭いは移るので、その点も気を付けましょう。
5.排気ガスで臭くなる
外を歩けば自動車の排気ガスなどが付くのはイメージできると思いますが、家の中でもストーブやガスコンロを使う家庭では、排気ガスが出ており、空気の入れ替えをシッカリやっていなかったり、空気の通りが悪い場合は洋服にガスが浸み込みます。
こういう家の場合は湿気も溜まりやすい状態です。排気ガスは水分に吸収されやすいので、洋服に水分が溜まっているとガスを集めます。
それらの排気ガスは洋服の染料や汚れなどに化学変化を起こし臭い原因になるので、こちらもシッカリと換気を行える状態にする事が大切です。
6.ダニや虫の死骸や糞で臭い
ダニや虫が湧くと、死骸や糞も発生する事になり、それらの匂いが洋服に移って臭くなる原因となります。
ダニや虫が湧くのは、汚れや湿気が溜まっている状態なので、これもここまでと同様に収納前には汚れを落とし、シッカリ換気し湿気が溜まらない状態にしなければなりません。
7.収納の匂いが付く
押し入れやタンス等は、製造段階から独特な匂いを持った物もあります。そこに長期保管していると洋服に匂いが移って臭くなります。
風通しをしたり、無香料の消臭剤などを使って匂いを取る事で、洋服が臭くなる事を予防できます。
8.除湿剤や防虫剤の匂いで臭い
除湿剤や防虫剤には独特の匂いがあるので、長期保管している間に、それらの匂いが移り臭い原因になります。
無臭として売り出している商品でも、時間が経つと匂いがしだす物もあるので注意が必要です
防虫剤に使用される主な成分は4種類ありますが、ピレスロイド系は無臭タイプなので、臭いが気になる方はこちらを利用しましょう。
タンスの木や接着剤など素材そのものの臭いが気になる場合は、水100mlに重曹5gの比率で重曹水を作って、それを付近やペーパーなどに含ませてタンスの全ての面を拭くと臭いが取れる事が多いです。
衣替えで保管した洋服が臭い時の消臭方法
匂いの原因によって家庭では取れない場合もありますが、臭いレベルによって対処法を変えて下さい。
- 少し匂う程度なら風通しする
- スチームアイロンを使う
- 洗濯する
- クリーニングに出す
1.少し匂う程度なら風通しする
ちょっと気になる程度くらいの匂いなら、ハンガーにかけるなどして風通ししましょう。脱臭剤や除湿剤の匂いが付いたくらいなら、これで臭さは気にならない程度になる事も多いです。
2.スチームアイロンを使う
アイロンOKの素材ならスチームアイロンを使うのも効果的です。高温のスチームを当てる事で、臭いの原因となっている分子を取り除いてくれるので消臭効果があります。スチームアイロンが無い場合は、お風呂が温かく湿気た状態の時に少しの時間干した後にしっかり乾かすと、同じ様な効果を得られます。
3.洗濯する
風通ししても消臭できないのなら、一度洗濯しましょう。水洗いし、しっかり乾かす事で、殆どの臭い原因に対処できます。衣替えで保管する前に仕舞い洗いする事と、出した時に出し洗いも基本としてやった方が良いので、出した洋服は匂いが気にならなくても一度洗うとしておけば良いと思います。
4.クリーニングに出す
カビ臭いなど頑固な匂いは、家庭の洗濯では完全に消臭する事が難しい場合が多いので、プロのクリーニング店に任せましょう。
保管していた洋服が臭い場合は、保管方法や保管場所に問題があるので、クリーニング付き保管サービスを使う事もおすすめします。
シーズンオフの洋服を預ければ、収納スペースに余裕を持つ事が出来る様になり、湿気などの問題も直ぐに解消できる事が多いです。
保管中の管理は勿論、必要になり返却して欲しい時には出し洗いでクリーニングして、直ぐに使える状態で宅配されるので、おすすめです。
coromoeではメインサービスとして、クリーニング付き保管サービスを行っているので、ぜひご依頼下さい。